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もし、地球が秒速15万キロで移動していて、ロケットで逆方向に15万キロで移動したとすれば。地球から見ると、ロケットは光速(30万キロ)で地球から遠ざかっていることになりますか?もし、そうだとすれば、地球からは、ロケットが永遠に見えないのでしょうか。
同じように、どちらも20万キロなら、40万キロでロケットが遠ざかっている(光速を超えてしまう??)

A 回答 (3件)

相対論では、速度の合成則はただの足し算ではなく、


それぞれの速度を v1,v2 とすると
 (v1+v2)/(1+v1*v2/c^2)
といった形になります。

v1,v2 が光速度 c に比べて遅いときには
この式における v1*v2/c^2 の部分が無視出来るので
日常で馴染みのある
 v1+v2
という形に近似されます。

したがって、ご質問のように秒速15万km = c/2 と光速度に比べて無視できない速度の場合は、v1=v2=c/2 を代入すると、
 (c/2+c/2)/(1+(c/2)^2/c^2)
= (4/5)c
と光速の80%で遠ざかるように見えることがわかります。


 
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この回答へのお礼

やはり、単純な足し算でないことがわかりました。
勉強になりました。
回答者のみなさん、初歩的な質問にもかかわらず、丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。

お礼が遅くなりました事をお詫び致します。

お礼日時:2002/05/23 21:24

光速の半分の速さで航行する宇宙船の中を、光速の半分の速さで宇宙船の進行方向に運動するボールは、宇宙船の外にいる人からみたとき、どれだけの速さで運動していることになるか?この答えは、ニュートン力学では、ボールは光の速さで運動しているようにみえる、となります。

これは、ニュートン力学がガリレイ変換とよばれる変換法則に従うからです。ところが、この答えは、相対性理論では、ボールは光の速さより遅い速さで運動しているようにみえる、となるのです。これは、相対性理論がローレンツ変換という変換法則に従うからです。相対性理論における速度の合成則は、
 V=(u+v)/(1+uv/c^2)
です。u=c/2、v=c/2ならば、
 V=(4/5)c
となります。
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この回答へのお礼

やはり、単純な足し算でないことがわかりました。
勉強になりました。
回答者のみなさん、初歩的な質問にもかかわらず、丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。

お礼が遅くなりました事をお詫び致します。

お礼日時:2002/05/23 21:24

どちらの場合もロケットは見えます。


ある時点でロケットからでた光は、秒速30万キロで地球に追いついてくるわけですから、いつかは見えるでしょ。ただし、ドップラー効果により色が赤っぽく見えてしまいます。(遠ざかる救急車のサイレンが複低く聞こえるのと同じ理屈)
ちなみに、地球がどんなに高速で光に対してどの方向に移動していても、常に光は秒速30万キロに見えます。そうなるように、地球での時間の進み方が遅くなるためです。
時間の流れは一定だという感覚を捨てて、光速が一定だということを基準に考えれば、相対性理論が理解できると思います。
地球の進んでいる方角に進む光と、逆方向に進む光。逆方向の方が早く見えそうだけど、実際に計測すると同じなのです。実験結果だから素直に認めないとしょうがないですね。
ちなみのちなみに、空間自体が光速以上で遠ざかっている場合は光は届きません。
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この回答へのお礼

やはり、単純な足し算でないことがわかりました。
勉強になりました。
回答者のみなさん、初歩的な質問にもかかわらず、丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。

お礼が遅くなりました事をお詫び致します。

お礼日時:2002/05/23 21:24

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