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いつもお世話になります。

分譲マンションの共用部に保険が管理組合名義でかけられますが、
その際、付保割合というのがあります。
建物の評価額に対して、何%保険を掛けるのかが付保割合だと
説明を受けたのですが、意味がいまいちわかりませんでした。

お分かりの方がおられましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

管理会社の社員です。



さて、共用部に保険をかける際には、まずはその評価額を算定します。通常は、共用部の再調達費用を使います。
つまり、そのマンションの共用部(一般的に躯体)を再度作るのにいくらかかるか、ということですね。
計算には、式があるのですが、今は自宅なので手元に資料がありません。m(__)m

で、付保割合と言うのは、その評価額のどれくらいまで保険でカバーするか、と言うことになります。

単純に、共用部の再調達価格10億円のマンションが有ったとします。
付保割合100%であれば、保険金額を10億円として保険料の計算をするわけです。こうしておけば、何らかの事故が有った場合、最大10億円が保険金として支払われることになります。(通常の火災保険では時価額での支払いになりますが、マンション管理組合向けの保険では新価実損払になります。)

ただ、通常はマンションが丸々全部壊れてしまうことはまれです。もちろん大地震と言うことはありますが、これは別途地震保険をかけなくてはカバーできません。そこで、建物の評価額全部ではなく、これだけ保険金が出れば、殆どの対応は可能だろう、と言う金額を設定し、それにより保険をかけるのが一般的です。

先の例で言えば、評価額10億円のマンションで付保割合50%とすると、最大5億円まで保険金が支払われることになります。私の勤務する管理会社では、今までの復旧費用から判断して、付保割合を決めています。

なお、管理組合でかける保険は、あくまでも共用部分に対するものです。専有部分の値段が高かろうが安かろうが、共用部分の評価額には全く関係ありません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

詳しいご説明でよくわかりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/02/23 09:13

1棟のマンションが100戸あるとすれば、全てが同じ条件ではありません。

専有部分に大小もあれば、通常上階ほど販売価格も高いと思います。
マンションの利点は、(1)防犯に優れている(2)眺望がよいなどが挙げられます。上階ほど眺望がよいので、価格も高く、評価額も高いのです。
その割合で付保割合を決めておられるのでしょう。

共用部分は皆が使うパブリックスペースです。専有面積が多く、評価額が高いということは、その恩恵を受ける度合いも多いという解釈です。

何かを基準にしなければ、算定が困難です。通常は評価額を基準にするのが、一般的です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/23 09:15

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