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江戸時代の女性の名前について質問させていただきます。
よく名前の前に「お」をつけた名前が女性の場合多いのですが、それは愛称だと聞きましたが、それ以外に「お」をつける理由はあるのでしょうか?

また、江戸時代に女の子に名前をつける場合、どういう付け方をしていたのでしょうか?現代ですと名前をつける時、本で姓名判断をしたり流行の名前をつけたり等の選択肢がありますが、江戸時代の人たちはどういった経緯で名前を考えて命名していたのでしょうか?

どなたかご存知の方がおられましたら、御回答の程よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

 おっしゃる通り、江戸時代に「お○○」という女性の名前はよく見かけます。


 しかし、本当の名前に全部が全部「お」がついていたのかどうか、疑わしいところがあります。
 他人が呼ぶ場合に、丁寧、尊敬の接頭辞の「お」、あるいは質問者さんがおっしゃる愛称的な「お」がついている場合が多く、書き残された史料で見る「お○○」さんの本当の名前は、単に「○○」の場合と「お○○」の場合の両方があると見た方がよろしいでしょう。
 下のURLには明治生まれの女性名前が出ています。江戸時代風の名前も多くあります。この方達には「お」はついていませんが、お互いに呼び合うときには「おとくさん」のように「お」をつけて呼んでいたことが多いと思われます。また明治生まれの人で、実際に戸籍上「お○○」の人もいました。
http://www.vill.miho.lg.jp/pr/back/2001/10/000.htm
 江戸時代に姓名判断が流行ったということについては存じません。
 また名前に流行があったかどうかも不明です(明治の末頃から「○○子」という名前が流行りはじめましたが)。
 親は子供の長寿や幸福を願って「ツル」、「カメ」、「ふく」、「まつ」、「たけ」、「うめ」など縁起のいい名前や、生まれ年の干支「トラ」、「タツ」、「トリ」など、その他誰かにあやかるとか、いろいろあったと思います。
 まあ、現代人のように、名付けに凝るということは、あまりなかったような感じがしますね。
 
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この回答へのお礼

大変丁寧な御回答、ありがとうございます!
教えて頂いたサイトも参考になりました!

名付けに凝るというのは、現代になってからみたいなのですね。
確かに私の祖母もその知人の方々も、oboeteGooさんが仰るような名前が多かったです。

御回答、ありがとうございました!!

お礼日時:2007/03/31 15:18

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