A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
国文法(学校文法)に基づいて御説明します。
「動かせられる」は、五段動詞「動かす」からできた可能動詞(下一段)「動かせる」の未然形「動かせ」に助動詞「られる」をつけたものです。「れる・られる」には、可能・受け身・尊敬・自発の意味があります。ただし、可能動詞「動かせる」には、以上の四つの意味はつきません。いずれも日本語として甚だしく不自然です。
「立てられる」は下一段動詞「立てる」の未然形「立て」に助動詞「られる」をつけたものです。ただし、「立てる」には、次の二つがあり、それぞれ説明が異なります。
(1)自動詞「立つ」から転じた可能動詞(自動詞)の「立てる」
「立つことができる」の意味を表す。
例「息子は一歳にならないのに、一人で【立てる】。」
(2)他動詞「立てる」
「起こす。立たせる」の意味を表す。
例「校訂にポールを【立てる】。」
(1)の「立てる」は、上記の「動かせる」の場合と同じで、助動詞「られる」はつきません。
(2)の「立てる」の方は、A可能、B尊敬、C受け身の三つの意味で使われます。
例A「完成の見通しが【立てられる】。」
例B「先生が、本を机上に【立てられる】。」
例C「隣家に塀を【立てられる】と、我が家に日が当たらない。」
結論
まず、「動かす」は可能動詞ではありません。「立てる」には可能動詞とそうでない動詞があります。
「動かせられる」「立てられる」を、動詞が活用した形とはいいません。活用した動詞に助動詞が接続した形です。
可能動詞に助動詞「られる」は接続して用いられません。
可能動詞ではない「立てる」は、助動詞「られる」が付いて用いられます。
No.2
- 回答日時:
「動かす」は可能動詞ではありません。
「動かせる」が可能動詞です。
「動かせる」を「動かせられる」に、
「立てる」を「立てられる」に、
それぞれ活用することは文法上は可能ですが、重複表現なので不自然です。
「立てる」については、自動詞の可能動詞と、普通の他動詞があり、
前者の例は、「あの老人は寝たきりではなく立てる」
後者の例は、「この場所に看板を立てる」。
後者のほうですと、「立てられる」という可能表現にしても上記のような問題はなく、自然です。
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