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感情や心理を表す動詞を受動態にすると、能動的な意味に訳されると、言うのは理解できていると思います。

例えば、disappointed me→I was disappointed in~。(何もなければがっかりしないので)
injured→beinjured(けがをする・している)何もなければけがもしない。(これは感情とかの動詞ではないですが)

こんな感じで日本語では能動態で表すように見えても
受動態で表現することになると理解しています。

ところが、be raised(育つ)be seated (座る・座っている)
be killed(死亡する)be burned(焼ける)はなぜこのような能動態の訳になるのでしょうか?
killは死亡する以外にも死亡している(状態)はだめなんでしょうか?
be killed (殺された状態にある→殺されている→死亡している)

先日も質問してみましたが、いろいろトラブルがあって理解できていません。

この上に上げたのが、やはりすっきりと理解できていなく、今日もこのことに関して考えたり調べたりしてみたんですが、だめでかなり困っています。よろしくお願いしますm(_ _)m

A 回答 (10件)

No.6です。

早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

<be raisedで育つと能動的に訳されるのはどういう場合なんでしょうか?
これなんか、この、育てられたでも不自然な日本語ではないですし
逆に能動的に、私は叔父によって育った。とするのは変におもえるんですが>

おっしゃる通り、「育てられた」で不自然でもないし間違ってもいません。だからそう訳してもいいのです。特に「叔父によって」と受身的な訳し方「~によって」が使われていれば、動詞もやはり受身の「~された」という訳になるのが自然です。「叔父によって育った」は日本語の意味をなしません。

英語では受身の形になっており文法に忠実なので、英語が悪いわけではないのです。悪いのは、受身の英語を日本語訳にする時に、受動態だとわからない、能動の訳にしてしまう日本の翻訳者です。

ところが翻訳者は、英語のプロでもあると共に、日本語のプロでなくてはなりません。英語が理解できても日本語の使い方を知らなければ、翻訳者失格ですから。日本語のプロとは、日本人がその翻訳を読んだ時に、普通の日本語として違和感のないものにしなければなりません。

Raiseが使われていても「育つ」と訳したほうがしっくりくる場合は、その訳を選ぶ権利が翻訳者にはあり、それが適切な訳になっていれば翻訳者のして評価されます。いい訳とは、万人に受け入れられる訳で、文法に忠実な訳ではないのです。

前置きが長くなりましたが、英語の受動態には、動作の主体を明示しなくてもいいような文があります。主体が誰か常識でわかる場合、例えば「一般の人々」などはby them, by you, by us, by peopleで表すことができますが、これらの主体は、英語原文でも日本訳でも省略されるのが普通です。こういうわかりきった主体をわざわざ訳して「人々によって」と受身の文にするのは、下手な翻訳者です。

それはraiseを受身にした場合も同じで、「Aさんが育てられた」と言う時、「(親などの)人によって」ということはわかりきった主体なのです。だから「親によって」=by his parentsなどの主体は省略するのが普通です。

また、受身を使っていてもAさんが100%受身的に育ったわけではありません。人間には自ら生きる力を持っています。「Aさんが育てられた」を「Aさんが育った」と能動的に訳すのは、Aさんを尊重してのことです。Aさんは大人になるまで100%受身だったわけではありません。また赤ちゃんでさえ能動に生きる意志を持っています。

Her baby is being raised well.という受身の進行形の文を、
「赤ちゃんが元気に育てられている」より「赤ちゃんが元気に育っている」という日本語がよく使われるのも、赤ちゃんの生きる能動性を賞賛しているからです。

普通の翻訳者はその使い方をよく知っており、be raisedと受身が使われていても、「育つ」と能動の訳にするのです。日本人がよく使う言い回しを使うのが、いい翻訳者になるのです。例:

Raised in Kobe, he went to Tokyo.「彼は神戸で育ち、東京に行った」

一方「植物」や「家畜」など人の管理で育つものは、be raisedが使われ「栽培される」「飼育される」などの受身の訳にするのが普通です。ですから、野生の植物や動物には、raiseという動詞を使わず、自動詞のgrowを使って能動の訳にすることも可能です。

長々と失礼しましたが、言わんとすることがご理解いただければ幸いです。要は、日本語訳のテクニックの問題なのです。
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この回答へのお礼

Parismadamさんお礼が遅くなって申し訳ありません。
解説を熟読してました。
だいぶわかるようになってきたと思います。
また、わからなくなったら解説の方お願いします。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 11:19

>be raised(育つ)be seated (座る・座っている)be killed(死亡する)be burned(焼ける)はなぜこのような能動態の訳になるのでしょうか?



御質問の日本語に関しては、それに該当するいくつかの英語での言い方があります。そのようないくつかの言い方について見るのが御質問について理解する上で役立つのではないかと思いますので、以下にmihokoro02さんが思い浮かべておられるであろうと推測されるそれを列記します。( )内は文字どおりの意味です。

A.「育つ」
(1)be raised(育てられる)
「他の人によって育てられる」という意味です。
(2)grow up(育つ)
「自分で勝手に育つ」という意味です。
(1)、(2)とも「成長する」「大きくなる」という日本語になりますが、その意味は上のように異なるので、言い表したい意味に合わせて用い分けます。例えば「私はNew Yorkで育った」のような文は、(2)で言うと「だれの力も借りないで自分の生物的な力で育った」と言っているように響くので、普通は(1)で言います。

B. 座っている
(1)be seated(着席させられている、着座させられている)
seatは「席に着かせる」「着席させる」という意味なので、(1)は「席を選んでそこに」という意味が言外に含まれ、そのため「席に配列されている感じ」がします。また、「着かせる」という意味なので、「席によく合っている感じ」「席に深々と座っている感じ」がします。また、sitより少し難しい言い方です。
(2)be sitting(座っている)
sitは「座る」という意味なので、ただ単に「座っている」という動作をし続けていることだけを言います。
(1)、(2)とも「座っている」という日本語になりますが、その意味は上のように異なるので、言い表したい意味に合わせて用い分けます。

C.死亡する
(1)be killed(殺される)
(1)は不自然に死ぬことを言います。具体的には、事故、事件、戦争などで死ぬ場合に用います。
(2)die(死ぬ)
(2)は自然に死ぬことを言います。具体的には、老衰、病気などで死ぬ場合に用います。
(1)、(2)とも「死ぬ」という日本語になりますが、その意味は上のように異なるので、言い表したい意味に合わせて用い分けます。

D.焼ける
(1)be burnt(焼かれる)
(1)は他からの熱によって焼かれることです。
(2)burn(焼ける)
(2)は自らの熱によって焼けることです。
(1)、(2)とも「焼ける」という日本語になりますが、その意味は上のように異なるので、言い表したい意味に合わせて用い分けます。例えば、次のようです。
(a)The house was burned.(家が燃えた。)
(b)The house burned.(家が燃えた。)
(a)は例えば隣の家が燃えたことによって燃えたことを言います。(b)はほかからの熱で燃やされたかどうかには触れず、ただその家が燃えたことだけを言います。

>killは死亡する以外にも死亡している(状態)はだめなんでしょうか?

だめではありません。「死亡している」という意味も表します。ただ、killは元々「殺す」という意味なので、「死亡している」という意味で用いた場合でも「殺されている」という意味を強く感じさせます。
これに対して、be deadは「死亡している」という意味だけを表します。「殺されている」という感じは一切感じさせません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
yoohoo_7さん、大変わかりやすい解説ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 11:20

あまり文法にとらわれないようにしましょう.


例示された受動態(be+過去分詞)に共通しているのは,厳密には受動態から出発したとしても,すでに形容詞化しているということです.

能動態を受動態に変換した結果である,と文法屋さんは説明するかもしれませんが,そうではなく,すでに形容詞になっている表現です.

日本英語教育で変換や言い換えをやっている限り,この形を受動態と定義する文法の呪縛からいつまでも解放されないでしょう.
文法屋さんは,話を難しくするほど自分の存在価値があるかのように見せられます.だまされないようにしましょう.いくら難しくしても話せる英語からは遠ざかるばかりです.
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすいません。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 11:22

皆さんの言うとおりですね。

しかし、英語は他のヨーロッパの言語と比べても受動態が多用されます。というのは、再帰動詞の使用が退化してしまったからです。でも、英語はあまり理屈で考えない方が上達しますよ。

この回答への補足

お礼が遅くなり、すみません
回答ありがとうございました。

補足日時:2007/05/03 11:23
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こんにちは。

4/26のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問
<ところが、be raised(育つ)be seated (座る・座っている)be killed(死亡する)be burned(焼ける)はなぜこのような能動態の訳になるのでしょうか?>
について回答します。

1.これらの動詞は全て他動詞です。
他動詞とは、動作をする主体(主語)と、動作を受ける客体(目的語)がないと、意味をなさないのです。何故か?それは、他動詞は文字通り「他者が動かす動詞」=「誰か(何か)が動作を能動的に働きかける動詞」だからです。能動的にとは、自主的に、積極的にという意味を含みます。

例えばkill「殺す」は、(人)が(生物)を「自主的に・能動的に・積極的に」殺そうとしないと、殺せないのです。他の他動詞も同様です。「自然に、受身的に、消極的に」ではこれらの他動詞の動作は、行えないのです。

2.例えばkillを使って、その「亡くなり方」を比較してみます。

(1)
He died of cancer.
He was killed by cancer.

どちらも「彼は癌で死亡した」という意味ですが、自動詞dieを使う場合は、病死=自然の現象による「自動的な死」ですが、他動詞killを使う場合は、「癌」という敵に殺されたと敵意を表す表現で、癌を「憎い敵」と擬人化し「他動的な死」となっています。

(2)
He died from the accident.
He was killed by the accident.

どちらも「彼は事故で死亡した」という意味ですが、自動詞dieを使う場合は、事故が原因となった外傷死=自然の現象による「自動的な死」ですが、他動詞killを使う場合は、「事故」という敵に殺されたと敵意を表す表現で、事故を「憎い敵」と擬人化し「他動的な死」となっています。

(3)
He died in battle.
He was killed by the war.

どちらも「彼は戦争で死亡した」という意味ですが、自動詞dieを使う場合は、自ら進んで戦場に出かけ、名誉ある死を、自主的・肯定的に受け入れるという意味で「自発的な死」ですが、他動詞killを使う場合は、「戦争」を敵とみなし敵意を表す表現で、戦争を「憎い敵」と擬人化し「他動的な死」となっています。下の文は戦死は他動的であることを強調しています。

3.これらの他動詞が、「殺される→死亡する」「育てられる→育つ」などと能動態の訳になるのは、日本語として理解し易い表現に変えただけであって、真意には常に受動態の意味があるのです。何故受動態が能動態に比べ、日本語として不適切な表現になるかは、日本語の明言を避けた便法によるものです。

例えば事故死した場合、「事故で殺された」と言うと、事故を過ちで起こしてしまった加害者を殺人者扱いすることになります。確かにそうなので英語ではkilledが使われるのですが、日本語はその点人権を配慮し、加害者の心境を慮りkill「殺した」とは使わないのです。それが日本語の便法です。

4.<killは死亡する以外にも死亡している(状態)はだめなんでしょうか?be killed (殺された状態にある→殺されている→死亡している)>という考え方について回答します。:

killに「状態」の用法はありません。killという動作は、ある一点で行われ完了します。持続することのない動詞です。一度殺せば死にますから、殺すという「状態」は続きません。killedという過去分詞に、状態を表す形容詞的用法、形容詞がないのはそのためです。

一方die「死ぬ」という自動詞には、dead「死んでいる」という「永遠の状態」を表す形容詞があります。「彼は3年前に死んだ」をdeadを用いて、「彼は3年前からずっと死んでいる状態だ」と表すことができます。例:
He has been dead for three years.

He is dead.「彼は死んでいる」は今の状態で、いつから「死んでいる状態」が始まったかはわからないが、「すでに死んでいる」と完了の用法を帯び、これからもずっとその状態は「永遠に」続くことを示し、継続の用法も含んでいます。

以上、長くなってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。またわからない点があれば、例を提示しながら遠慮なくご質問下さい。

この回答への補足

Parismadamさんいつも丁寧な解説ありがとうございます。
私の理屈っぽい性格を汲み取っていただき、根本的な説明をしてくださるので本当に感謝しておりますm(_ _)m

所で、Parismadamさんの解説や他の解説者さんのおかげで座る・死亡する
・焼けるなどが受動態で表現し、日本語では能動態の訳になるのは納得でき、すっきりしました。
ただ、be raised(育つ)これがわかりません。
例えば、ichiromariさんの例文
My uncle brought up me.(私の叔父が私をそだてた)
I was brought up by uncle(私は叔父に育てられた)
この例文ははっきりとわかるんですが、be raisedで
育つと能動的に訳されるのはどういう場合なんでしょうか?
これなんか、この、育てられたでも不自然な日本語ではないですし
逆に能動的に、私は叔父によって育った。とするのは変におもえるんですが。
I raised the crops.(私は農作物を育てた)
The crops was raised by me.(農作物は私によって育てられた)
物を主語にしても育てられたでいいように思います。
よろしくお願いしますm(_ _)m

補足日時:2007/04/29 14:10
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こんにちは。


英語の難しい部分ですね^^
単純に第1文型や第2文型と捕らえれば楽なのですが、
考え出すと、どんどん分かりにくくなると思いますので、
KILLに関して記載します。
死亡していると訳しているのは日本語として分かりやすくする為だけであるので、殺されたと訳して覚えるのが良いかと思います。
自殺や、病死などの場合にはその用法は使いません。小説やニュースのみで使用されると思いますので、死亡しているではなく、殺された
が正解です。
BURNですが、通常何もしないと何かが焼けるという現象は起こりませんので、第3者(物も含む)のチカラに寄って起こる現象なので、
焼けると訳しています。 
英和辞典などは確かに役に立ちますが、分かりやすくする為に
多少日本人向けに翻訳している場合がありますので、分かりづらく
なる場合もあります。 ただ、そういった動詞は多いわけではありませんので、理解しようとせずに覚えてしまうのも良いかと・・
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。
>英和辞典などは確かに役に立ちますが、分かりやすくする為に
多少日本人向けに翻訳している場合がありますので、分かりづらく
なる場合もあります。 ただ、そういった動詞は多いわけではありませんので、理解しようとせずに覚えてしまうのも良いかと・・

その通りですね。これはある程度暗記することにします。
ありがとうございました

お礼日時:2007/05/03 11:26

能動態にできる場合はどういう場合かというと、


She raised his child.
He killed himself.
He burned himself.
Seat yourself.

能動態にできるのは次のような自動詞
I grew up in Tokyo.
My father died twenty years ago.
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
回答ありがとうございました

お礼日時:2007/05/03 11:27

それぞれの単語の意味を調べたことはありますか。


日本語では能動態で表すけれど受動態を用いる表現は、その単語自身が「~させる」という意味を持っています。

surprise・・・・・驚かせる
disappoint・・・失望させる
injure・・・・・・・傷つける
raise・・・・・・・育てる
seat・・・・・・・・着席させる
kill・・・・・・・・殺す
burn・・・・・・・・燃やす

単語自身が「~させる」という意味を持っているので、受動態を用いて表現しなければなりません。

be surprised → 「驚かせられる」つまり「驚く」
be disappointed →「失望させられる」つまり「失望する」
be injured →「傷つけられる」つまり「傷つく」
be raised → 「育てられる」つまり「育つ」
be seated → 「着席させられる」つまり「着席する」
be killed → 「殺される」
be burned → 「燃やされる」つまり「焼ける」
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません
回答ありがとうございました

お礼日時:2007/05/03 11:28

日本語の感覚で考えると、そのような疑問が当然起こります。

発想が違うのだから、無理もありません。英語の方が合理的なので、慣れるしかありません。私は生まれた 私は育った  私は驚いた 
こういう時は英語では受動態になります。よく考えればなるほどと分かります。生まれる 育つ 驚く は自分の意志ではなく、自分以外の人や、何らかの状況でそのようにさせられるのです。
I was born.  私は誕生させられた→私は生まれた
I was brought up. 私は育てられた→私は育った
I was surprised. 私は驚かさせられた→私は驚いた

日本語訳で考えないで、動詞本来の意味をしっかり理解しておきましょう。

surprise ~を驚かす(驚く ではありません)
bring up  ~を育てる(育つ ではありません)

SVO の文型で考えると、よく理解出来ると思います
My uncle brought up me. 私の叔父が私を育てた
I was brought up by my uncle. 私は叔父に育てられた
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この回答へのお礼

動詞本来の意味を理解していれば別に能動的に訳しても問題
ないことがよくわかりました
回答ありがとうございました

お礼日時:2007/05/03 11:30

私は、高校2年なので、参考意見としてお願いします。



このような問題は動詞の意味がポイントです。
seatを例にしてみると、seatは「座る」という意味ではなく「座らせる」という意味です。
ですので、座る・座っているといいたい場合には、受動態にして、
「座らせられている」→「座る・座っている」となります。

また、mihokoro02さんも例に挙げているものを説明すると、
disappointには「がっかりする」という意味はなく「がっかりさせる」というのが本来の意味です。
ですので、受動態の形にして、
「がっかりさせられている」→「がっかりしている」となります。

injureについても同様で本来の意味は「傷つける」なので、
「傷つけられている」→「傷ついている」となります。」

killは死亡する以外にも死亡している(状態)はいいのか悪いのかという質問はわかりません。

動詞の意味に着目をしてみてください。
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この回答へのお礼

~させる系の動詞には気をつけます
回答ありがとうございました

お礼日時:2007/05/03 11:31

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