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三相変圧器でΔーY結線を調べたところ昇圧に適していて、二次側の中性点接地が可能だから送電端に使われるそうですが、なぜ昇圧に適しているのですか?それとどうして送電端では中性点接地をするのですか?教えて下さい。お願いします。

A 回答 (4件)

中性点接地をすると、各線とも対地電圧は常に、線間電圧の1/1.7321である。

1線地絡事故が起きたとき、非接地式だと、接地していない線路の対地電圧は線間電圧にまで上昇する。それを防ぐために中性点接地をする。
昇圧する場合は、電圧の高い2次側を中性点接地が可能なように、スター結線とする。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
中性点接地をする理由はわかりました。
そうするとYーY結線でも2次側を中性点接地することができそうですがそれは無理ですか?
もしできるとしたらΔーY結線はなぜ使うのですか?

お礼日時:2007/05/11 20:10

鉄心の非線形性のため、トランスの励磁電流には高調波が含まれます。


巻き線の一方をΔ結線にすると、高調波のうち一番大きな3次高調波電流(と3次の高調波電圧)がΔ結線内で循環して変圧器の外部に流れ出ない、というメリットがあります。
(Δ結線の3次巻き線を施す、という手もありますが)
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この回答へのお礼

3次高調波電流などのキーワードをもとに調べてみた結果だんだんわかってきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/11 23:22

Y-Y結線


多分そういう質問がくるなと予想していました。
Y-Y結線と言うのは、方式としては考えられますが、送電や配電では、現実には使われておりません。
電気回路には必ず高調波が生じます。高調波は低い次数ほど振幅が大きいので、第3調波が一番大きいことになります。
変圧器がY-Y結線だと、それが全部外部に出てきて、歪率が大きくなってしまいます。
ところが変圧器の巻線がΔ結線になっていると、第3調波はΔ結線の中を一巡して消滅するので、線路上の歪が少なくなります。
それ故、変圧器の巻線方式は、Y-Δ、Δ-Y、Δ-Δのいずれかとなります。
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この回答へのお礼

次の質問を予想されてたとは…おそれいります。
回答の中の言葉をもとにさらに調べてみてだんだんわかってきました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/05/11 23:27

No3の回答に


>変圧器の巻線方式は、Y-Δ、Δ-Y、Δ-Δのいずれかとなります
とあるけど、現実の発電所や一次変電所の変圧器はY-Y-△が使われている例が多いと思われます
日本国内に限って言えば送配電線で中性点非接地で送電するのは6kVの配電線以外には無いと考えると、6kV配電変電所以外の送配電用変圧器の一次と二次はYで接続し、高調波抑制のために三次巻き線を△に巻く方式(Y-Y-△)が一般的だろうと考えます
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この回答へのお礼

そういえば調べてる時YーYーΔもよく見かけました
3次にΔに巻いていたのは高周波抑制のためだったんですね
勉強になります。ありがとうございました

お礼日時:2007/05/12 12:21

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