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三角合併が5月1日に解禁となりました。ニュースを見ると、日本大手企業が外資に合併されてしまう可能性が大きくなるようです。で、なんとなく気になって、スカパーで以前に録画していたムーア監督の「ザ・ビッグ・ワン」を見直しました。この作品では、ムーア監督が、自著のサイン会&講演会を、全米各地47箇所でで行い、その土地の悪の(?!)大企業の幹部にアポ無し取材突撃したり、地元のワーキングプアあるいは解雇で完全失業者となった労働者の方たちとの対話で成り立っています。(時給5ドルだそうです:1997年)

ここで疑問なのが、作中にでてくる外資企業の考え方です。競争相手がいて、業績が悪くなってリストラするのは理解できます。が、従業員が頑張って2000万ドルも利益を上げている工場を閉鎖し、数十年もまじめに働いている労働者たちをビデオレター1本で解雇しています。さらに、本社の人にインタビューすると「業績好調なので閉鎖が早まった」「じゃあ、みなが不真面目なら閉鎖は先になったと?」「ええ」という会話です。

「今でも儲かっているけど、米国内の工場を閉鎖して、海外に持っていけばさらに儲かる」って考え方かもしれませんが、うがった見方をすると、最低賃金以下では働かせることができないから、工場を閉鎖し、失業者を意図的に増やして、もっと低賃金で働かせる環境を作ろうとしているのではないか?って思ってしまいます。
(殺人等で刑務所に服役している犯罪者を、旅客機の電話予約システムで安く働かせているってシーンが出ますが、失業者を増やして、犯罪者増加させて入所者を増やそうというのか?)

アメリカで起こったことが10年後に日本にやってくると思うと、今がちょうど映画公開後10年の2007年です。この映画を見ていると、格差拡大、ネット難民などの問題に対して、「ニートや派遣に雇用場所提供」などのうたい文句で外資がやってきて、日本企業が外資に吸収された後、この映画のように全員解雇ってことになるような気もします。杞憂でしょうか?

A 回答 (2件)

外資2社経験しています。



>今でも儲かっているけど、米国内の工場を閉鎖して、海外に持っていけばさらに儲かる」って
考え方かもしれませんが、うがった見方をすると、最低賃金以下では働かせることができないから、
工場を閉鎖し、失業者を意図的に増やして、もっと低賃金で働かせる環境を作ろうと
しているのではないか?って思ってしまいます。

事業の推移をどう見るかはその企業によりけりですので、
どんなに儲かっていても、更なる利益を求めて
大掛かりなスクラップ&ビルドを展開する企業もあるのは不自然ではありません。
またもしかしたら、今は好調でも、将来の事業展開に支障を来す事情が
あったかもしれないですし、ご質問だけでは何とも判断できませんね。

労働者の権利をどう考えるかについてですが、
そのようなむやみなリストラをする企業には、
雇われ側は常に解雇のリスクを背負うのは仕方ない、という割り切りがあるのでしょう。
外資の場合、社員より株主が大切ですので、株主の評価が下がるようなら簡単に解雇を検討します。
それは感情論ではなく、お国柄と言うか、労働に対する意識の差、でしかないのだと思います。

>この映画を見ていると、格差拡大、ネット難民などの問題に対して、
「ニートや派遣に雇用場所提供」などのうたい文句で外資がやってきて、
日本企業が外資に吸収された後、この映画のように全員解雇ってことになるような気もします。

よくわからないのですが、ニートや派遣社員を正規雇用で雇っておいて、
業績次第ではクビにするということですか?
少なくとも、社員を雇うのはクビにするのが目的ではなく、
社員に働いてもらって事業を成功させることだと思いますが…
外資であっても、労働に関する法律は日本のものが適用されますので、
「駄目だったら切ればいい」というやり方では日本では事業はできない、
ということ位、外資は熟知しています。
その辺りを鑑みますと、とりあえず事業が軌道に乗るまでは
社員を有期雇用契約として採用し、リスクを最小限に抑えるといったことが考えられると思います。
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この回答へのお礼

外資経験おありだそうで、回答ありがとうございます。

>>どんなに儲かっていても、更なる利益を求めて
大掛かりなスクラップ&ビルドを展開する企業もあるのは不自然ではありません。

いままでは、撤退、工場閉鎖とか大企業の身売りとかいうと、予兆というか、振り返ってみれば「やっぱり業績がいまいちだったよね・・」ってことが日本企業はもちろん外資系でも多かった気がしていました。ゲートウエイ、HPやIBMのPC部門とか、日本では日産とかVictorなど。
日本の工場の海外進出にしても、先に海外に出た企業に価格で負けて販売不振という事情があったと思っています。(実際には、海外で生産してもコストは下がらないって話も出ているようですが)

でも、外資では、どんなに社員やパートの人が頑張っていても、70億円の利益が71億円になるならば、法的問題さえクリアになっていれば従業員は即日解雇ってことをやりたいわけですね。
(法的問題は、現状でもサービス残業など違法行為をやっている日本企業は多いわけですし・・・)


>>そのようなむやみなリストラをする企業には、
雇われ側は常に解雇のリスクを背負うのは仕方ない、という割り切りがあるのでしょう。

映画を見ていると、登場したアメリカの従業員たちはそんな割り切りは全くないように見えました。また、「従業員第一」という姿勢の企業に就職したつもりだったが、「今日、会社が外資に買収されて方針が変わった」というケースも今後は十分ありうると思えます。


>>少なくとも、社員を雇うのはクビにするのが目的ではなく、
社員に働いてもらって事業を成功させることだと思いますが…

ええ、でも、長期戦略として更なる利益が得られるとの目算があり、その手段としてライバル企業(大企業だけでなく、中小企業も含めて)を潰すことを選択したなら、「うちにくれば高賃金だよ!」とライバルの優秀な技術者とか、好感度アップのためニートを引き受けて、ライバルが消えたところで首にして、さらに安い賃金で再雇用するなど、いろんな汚い戦略もありうるなと思ったんです。

なんだか、年功序列から成果主義に対応したとしても「株主優先」「儲かるなら何でもあり」的な外資の考え方だと、従業員は成果を上げて頑張っても対処できないということみたいですね。やっぱり、株主側になるしかないのかもしれませんね。

お礼日時:2007/05/12 18:03

こんにちわ。


文章が長すぎてかつ、質問がわかりません。
ネチケットの議論目的にひっかかってると思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。別に議論するつもりはありません。
中心の疑問は、外資系の考え方がどうなっているのか?特に「業績好調だから」工場閉鎖が早まったという部分に違和感がありましたので、そのビジネスの考え方として、どのようなものがあるか?お聞きしています。

回答者さんはどうお考えでしょうか?

補足日時:2007/05/12 14:36
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