プロが教えるわが家の防犯対策術!

義父(61歳)が健康診断のレントゲンで肺に陰があり、肺がんの疑い有りということで再検査しました。
検査入院してCT,PETともに肺がんの疑い有り、悪性かはわからないが病状の進行が早いので早期の切除手術を勧められました。
10日後に切除手術、膿みを持つ小さなコブ状のものを切除したがガンではなく、結核菌も疑われ検査に出すとの事。1週間後の検査結果では『結核菌はでませんでしたが多分結核でしょう』と言われました。
手術前は本人に自覚症状も無く私たちから見ても健康そのものでした。
医者の勧めで手術をしたものの、術後は、空気漏れで再手術の可能性有り(2回の投薬でなんとか回避)と言われたり、何の病気かわからないが多分結核でしょう(菌は確認できず)と言われたり、不信感だけが残りました。
背中から脇腹にかけての30センチ強の傷跡が痛々しいです。
本当に必要な手術だったのでしょうか、投薬ではいけなかったのでしょうか?

A 回答 (3件)

まずは、がんでなくてよかったですね。


「本当に必要な手術だったのでしょうか?」というのはあくまで結果論の話です。癌でなかったからそういえるのです。

PET検査まで行った上で、癌の疑いがある状態だったのであれば、どうでしょうか?そのまま様子治療せずに様子を見ることはできないのではないでしょうか?その時点での抗癌剤治療は一般的ではないですから、手術を選択されたのは妥当であったように思われます。医者の勧めとはいえ、同意された上での手術ではないのでしょうか?

合併症が起きてしまった(起きかけてしまった?)のは不幸でしたし、病巣の起炎菌の特定ができなかったのも残念ではあります(特定できないことのほうが多いように思いますが)が、何より癌ではなかったことを喜ばれても良いのではないでしょうか?

あくまでも私見ですが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

今回の手術が身内での初めてのものだったこと、数ヶ月後に息子の結婚式を控えていた事、病気の知識が全くなかったこと、等、いろんな事が重なっていて、悪い方に考えが向いてしまっていたように思います。

今冷静に考えれば、ガンでなかった事が一番で、喜ばしい結果を頂けたと感謝しています。

まだ病名不明、迫った結婚式を前に退院も決まってませんが、お医者様を信じて治療を見守っていこうと思います。

お礼日時:2007/08/17 18:05

呼吸器内科医です。


「悪性かはわからないが病状の進行が早いので」ということは、おそらく2回ほどCTを撮影して、大きくなっていたということでしょうか?
その上で、PETでも陽性となったのであれば、肺癌の疑いで手術するというのはごく通常の流れです。
理想的には気管支鏡検査を行って、組織で悪性所見もしくは細胞診で悪性細胞が見つかってからの手術が望ましいです。しかし気管支鏡検査は胃カメラのように癌を直接見てその一部を採るのではなく、レントゲンの画面をみながら長いマジックハンドのようなもので組織をとります。
(影絵だけを見ながら菜箸で大豆をとる様なのもご理解ください。)
そのため熟練した専門医でも的中率は60-80%、1cm前後では50%程度ではないでしょうか。ましてやレントゲンでは見えなくて、CTのみで見えるとなると、気管支鏡検査は不可能です。
しかし手術で根治する可能性が最も高いのは、「全くの無症状でCT検診などで偶然発見された小さい肺癌」です。現在の医学では小さい肺癌は手術をして切除してからでないと診断がつきません。かといって診断がつく大きさまで待っていると遠隔転移をして手術不能となってしまう可能性があります。もちろん症状がでるようになってからでは遅すぎます。そのため今回の質問者様の義父様のケースのようにCT、PETを行って、癌の可能性が疑われたら小さいうちに手術をすることをお勧めしています。
もちろん結果的に結核であったり、良性腫瘍であったりもします。また切除前はまったく症状がなかったにもかかわらず、切除後には若干の傷の痛みが残ります。しかしその場合でも「癌でなかったこと」は幸運であったと私たちは考えています。なぜなら肺癌であった場合は少なからず切除後も再発のリスクがあるからです。質問者様方も今回の結果をそのように受け止めていただけると幸いです。

また結核の診断についてですが、結核腫(腫瘍状になっている結核。おそらく質問者様の義父様のケースもこれだと思います。)は、CTでは癌との区別は困難で、またPETでも陽性になります。切除してから診断がつきます。即日の染色検査では結核菌が検出されることは少なく、8週間の培養で陽性に出ることがあります。また病理組織学的には肉芽腫などの特徴的な所見があれば結核である可能性が非常に高いのですが、菌か検出されない限り「結核」とは診断できません。そのため主治医は、「多分結核でしょう」という表現に留めたのだと思います。
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この回答へのお礼

お医者様からのご回答、ありがとうございます。
無知な私にもわかりやすく説明して下さって、今回の手術のへの流れが本当の意味で納得できました。

まさに書かれてある通りの流れで、会社の健康診断でレントゲンをとっていてその時は異常なしの診断を頂き、主治医の先生が変わる時にたまたま鎖骨の陰に異常をみつけて、過去のレントゲンと比べたら大きくなってるので再検査を....となったようです。

質問時は、身内での初めての大手術、息子の結婚式が迫っていた、術後の合併症や病名のはっきりしないこと等、いろんなことで悪い事へと考えていたように思います。
今冷静に考えれば、ガンでなかったことが一番で、その確認の為の手術でした、ということで充分です。

まだ病名も不明、来週に迫った結婚式ですが退院も未定、といろいろ考える事はありますが、先生を信じて治療を見守っていきたいと思います。

お礼日時:2007/08/17 18:23

既に非常に詳しい説明がされていますので補足的に。


結核かどうかを検査 (病理組織学的検査といいます)で判断するには
特殊な染色 (抗酸菌染色等)を行い結核菌を実際に確認する必要があり
ます。ところがこの染色法は万能ではなく、後から他の検査等で結核と
診断された患者さんでも病理組織学的検査では菌がみつからないことの
方が多いくらいです。これが結核に対する抗酸菌染色というか現代病理
学の限界と思っています。
余談ですが手術標本、しかも結核菌に対する染色も行って1週間後に
結果がわかったのは非常にスムーズな流れだと思います。
なかなか1週間じゃ報告されないですね~
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

初めての近親者の大きな手術で、大変不安でナーバスになっていました。
おかげさまで無事退院もし、今では食欲もでてきて投薬と通院でがんばっています。
ガンではなかった事を喜び、結核の疑いではありますが隔離入院も無く投薬ですんだ事に安心しています。

こちらでは、何の知識も無い私に、わかりやすくやさしさにあふれたご意見を頂けて感謝しております。
直接お医者様には聞きづらい質問だったので、相談して本当に良かったと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/12 12:05

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