No.2ベストアンサー
- 回答日時:
私も詳しいことはわからないので、ご参考までに。
私の祖父は約3ヶ月間だけ戦争に参加したそうなのですが、頭の良い人、つまり通っている(た)学校によっても決められていたそうです。
祖父は旧制の尋常中学校(地方の現在のトップレベルの進学校の前身)に通っていて、かなり頭が良かったそうなのですが、その為、徴兵されるときには「階級全体の上から4番目の階級だった。」と言っていました。
話によると、戦時中に「あの部隊には○○尋常中学校の人がいるらしい」とうわさになり、よく覗きに来られたそうです。
階級が高くなるにつれて配給品も質の良い物になり、量も多くなるそうで、タバコなどもあったそうなのですが、優しく、タバコを吸わなかった祖父は特攻や最前線で戦わなくてはならない下級の兵士たちに配給品をわけてあげていたそうです。
No.6
- 回答日時:
No5です。
日露戦争に出征された時代は「兵」は全て「兵卒」の呼び方です。
従って「上等卒」が正しい呼び方の筈です。 但し上等卒なる階級が当時存在したかどうかは不明です。
もし墓石などの表記なら後世の人が墓を作った際の誤記の可能性もありますが・・・
なお「伍長勤務上等兵」の呼称は後に「兵長」とあらためられました。
従って「上等兵」>「兵長」>「伍長」>「曹長」>「准尉」となります。
国から従軍の表彰されており、10円頂いているようです。その賞状に上等兵と記載されています。でも同じ家系のもう1人の爺さんは、一等兵と。。。
No.5
- 回答日時:
幾つか補足の必要がある回答がありますので回答に加わります。
軍隊に階級が必要であり、それらの発生の理由などは既に回答のあったとうりです。
「兵」、「下士官」、「将校」の区別において誰が決めたかという質問ですが通常軍隊は実力主義ですから「兵」は命令を受けて行動する階級を意味します。
近代戦になると行動の内容も複雑になり新兵と古参兵の区別も必要になってきました。 この区別をする為履歴や能力に応じた区別を表したのが「兵」にも上下の階級が生まれました。
「兵」の場合は下士官、小隊長などの推薦により昇進が決定されます。
下士官の場合は下士官養成学校の出身か、兵士になる以前の学歴、能力などによる抜擢とでコースが決まります。
前者は成績によりきまりますが、後者は上位の推薦者の判断が尊重されます。 普通伍長勤務上等兵から出発して経験をつんで伍長以上に昇進します。
傭兵時代は家柄、資産などの影響も顕著でしたが現在は先ずあり得ないと思います。
皆さん、有難うございます!
日露戦争で、おじいさんが2人いて、1名は上等兵、もう一人は卒と書いてあります。召集される時点で決まっているのかと思ったら、違うのですか・・・
No.4
- 回答日時:
とりあえず、#1の御回答
>准将以上は存在しない所もあります。この辺はそれぞれの軍によって違います。(例えばリビアの場合は最上級位は大佐です)
は不正確です。
正確には「階級それぞれの軍によって異なり、准将などがない場合がある」です。また、国によっては、他の国に無いような階級のある国(北朝鮮=大~中佐間に上佐、元帥に次ぐ次帥がある=やソ連=上級大将がある=など)もあります。
極端な例ではまったく階級差を設けなかったスペイン内乱時の一部部隊、草創期のソ連赤軍や人民解放軍(中共軍)などもありました(後に非効率なことが分かり、階級制を復活させています)。
また、革命後のリビア軍にも当然将官は存在します。最高指導者のカダフィに「大佐」のイメージが強いせいか、たまーにこういう誤解があるようで。
さて、軍隊の階級ですが、まず大雑把に別けて3種類あります。
即ち「兵」「下士官」「士官」です。
このうち「兵」は御質問の上等兵など、いわば現場労働者です。
「下士官」はその現場を仕切る責任者、
「士官」は更に高度な現場責任者か、全体をコーディネートするいわば経営者にあたります。
この起源は先賢御回答の通り、概ね中近世の西欧に端を発します。
当時の軍隊というのは、領主が自分の手下を連れて参加するスタイルです。
最下層な有象無象どもは私的傭人であったことから、「private」(私的な、現在では兵卒という意味もある)と呼ばれました。
有象無象だけではどうしようもないので、これを纏めるに彼らの頭目か、領主側の従者がリーダーになります。これが下士官の起源。
前者「corporal」の日本語訳が伍長に相当し、後者「sergeant」の其れは軍曹となります。
で、領主は自分の旗を持っていますから、コレを語源にLieutenant(少尉)、これが幾つか集まると、集団になるのでその長Captain(大尉)、さらにその集団が集まると行列になるので、Colonel(大佐)という役割が出てきます。さらに大佐が持つ部隊を総合的に管理する役割の人が必要になるので、General(将軍)という役目が必要に。
かようにして軍の階級が定まったのは、絶対王制期になってからぐらいのこと。
更にその後、様々な変遷を経て、現在のような階級制が固まりました。
当然領主が兵隊を持ち寄るような時代にあっては、階級は家柄やお金によってほぼ決まってしまいます。
が、現在はそのようなことはほぼありません。
普通はまず現場系(兵卒・下士官)か、経営系(士官)になるかの入口で分かれます。
兵卒では、ほとんど経験を積むことがそのまま技量に反映されますから、普通年功序列で階級が進みます(優劣で多少スピードに差が付くことはある)。下士官に入ると、年功もあるが、技術面などが重視されだします。
士官に至っては、年功もありますが、どのような履歴で、どのような勉強をどの位の成績で修めたかによってかなりスピードに差が付きます。一定の階級以上に付くためには、必ず取らなければならないコースがあり、これを修められなければ出世できないなどということがあります。
自衛隊の士官では、若い頃の半分ぐらいは「○○学校」とかで勉強をしている、なんてケースもあるぐらい成績重視です。
ただし、こうしたカリキュラムはやはりそれぞれの国ごとによって違ってきます。例えば、実戦が全くなかった自衛隊と、そうではなかった国では、自ずと評価する点が異なってくるわけでして・・・。
No.3
- 回答日時:
No1の方の回答は間違いではありませんが、近代軍の制度についてのみの言及であり、それ以前の起源についての記述が無いので、その点について説明します。
基本的に現代軍隊に於ける階級制度は近世以降のヨーロッパで一般化されたものが発展し、国際標準になって行きました。日本語での階級呼称は漢籍に見られる中国の軍制に於ける役職名をこれに当てはめたものです。因みに中国軍の階級呼称は、同じ漢字文化圏ではありますが日本とは少々違います。例えば少尉、中尉などの「尉」は中国軍では「校」です。
話が脱線しましたが、近世以前の軍隊では、将校はほぼ貴族のなるものでした。なぜなら、指揮官として必要な教養を持っている(教育を受けられる)人間が貴族階級にしかいなかったからです。そうした中で資産家階級に階級を売る「買官制」と言うものが登場します。これは如何にも汚職が蔓延しているようにも見えますが、軍隊が国費では無く王個人の資産で維持されていた時代には貴族である指揮官が補給を自弁するケースもあり、資金力もその人物の力量の内と評価されていたようです。
この慣習はフランス革命後の徴兵制度による大兵力の国民軍が形成される時代まで続きます。それまで精々数万人程度の規模だった軍隊が、この時代には数十万人規模に膨れ上がります。大軍を自在に進退させる為には統一された方針で教育された大量の将校が必要であり、これを養成する為には貴族の人材だけでは間に合わず、資金力だけの人物も役に立たなくなりつつあったからです。
先ほど軍隊が国費では無く王個人の資産で維持されていた時代と書きましたが、近代的戸籍制度が普及する以前の軍隊に於ける最下級の兵士は主に傭兵であり、国民の義務として軍務に付くのではなく、飽くまで個人の資格で軍隊に加わる者でした。その名残で、現代でも最下級の兵卒の事を英語で「private」と呼びます。映画プライベートライアンのタイトルを日本語訳すると、「ライアン二等兵」と言う事です。
No.1
- 回答日時:
戦争というか軍隊での話ですね。
少尉以上の階級は士官といい、原則的に士官学校を卒業した者が任官します。最初は少尉で、その後実績などから徐々に昇進していきます。
少尉>中尉>大尉>少佐>中佐>大佐>准将>少将>中将>大将
准将以上は存在しない所もあります。この辺はそれぞれの軍によって違います。(例えばリビアの場合は最上級位は大佐です)
少尉より下の階級は兵下士官と呼ばれています。上等兵は下士官です。こちらの場合は徴兵か一般入隊した者が任官されます。兵下士官の階級は軍隊によって違います。最上級は曹長でしょう。アメリカ軍の場合は曹長でもさらに何段階かに分かれています。
http://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/ …
士官は原則として士官学校の卒業生ですが、下士官から士官に上がるケースもあります。特に戦時中の場合、人材不足から先任の最上級下士官を士官に任命することもあります。
ちなみに同様の階級は自衛隊にもあります。
http://www.anachronism84.com/jsdfrank.html
基本的に軍隊は実力主義ですから、家柄やコネだけで上位の階級が与えられるわけではないし、それでは組織として混乱を招きます。
ただ、将官クラスになると政治的意味合いも含まれてくる場合もあるようですが・・・
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