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族議員という言葉がありますが、ドカタ工事を持っている農林、国土、外務、防衛あたりは利益構造がわかりやすそうです。また郵政族は、参加に国営銀行を持っていたのだから、色々できそうです。逆に法務、環境あたりは族議員という言葉を聴いたことがありません。では、大蔵族と文教族はどういう構造があるのでしょうか?あと厚生労働省も巨大な事業官庁であることはわかるのですが、利益構造は良くわかりません。どうなっているのでしょうか?

A 回答 (2件)

■大蔵族


確かに財務省といえば予算をやりくりする官庁であり、むしろ族議員の敵役です。
ですが、省庁再編以前は金融業界の許認可も旧大蔵省が所管していました。なので、特に「金融族」と言う場合、金融政策に対して力を発揮します(代表例としては小泉元首相)。
あとは「税制族」。財界や特定業界の意向を受けて、自民党税制調査会で活躍します。

■文教族
文教族には2通りのパターンがあると聞いたことがあります。1つは道徳教育などを推進したい人たちで、森善朗元首相が代表例。もう1つは学力低下に対して強い問題意識を持っている人たちだそうです。
日経の記事http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt33/20001216EIMI082 …によると、質問者の疑問のとおり「文教族は選挙に弱い」ようです。ですが、「業界からの支援」というのは族議員の一側面であり、もう一方で、「議員個人の政策アイデアの推進」「党内や政府内でのキャリアパスを通じた政策知識の蓄積」という側面も重要だと思います。

■厚労族(昔は社労族と言いました)
#1で許認可のことが挙げられていましたが、やはり一番大きいのは診療報酬の改定です。なんと言ってもお医者さんのフトコロに直結しますから。
なお、『「族議員」の研究』http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%97%8F%E8%AD …では、「社労族こそ最強の族議員」と評されているそうです(1987年の本ですが)。主務官庁と対立関係にあるという点で医師会は利益集団の中でも特異な存在であり、その医師会と厚労省の調整役である社労族は確かに「最強」の名に値すると思います。
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この回答へのお礼

大蔵族
となると、具体的に言うと経団連から企業献金を受けて、法人税の減税をはかる連中というわけですね。
文教族
なるほど、これは族議員といっても教育問題を目的とした集団ですか。方向性はともかく、ある意味政治家としての本来の姿ですね(笑)
厚労族
医師会の意向を受けて診療報酬を高く設定する集団というわけですか。
確かに昔は強かったのでしょうね。

ご回答ありがとうございます。なんとなく概要はつかめてきました。

お礼日時:2007/09/02 00:52

族議員は、関係者が多い集団に有利な政策ができれば、彼らからの支持=票が増えるので良いわけです。

この有利な政策は必ずしも公共事業等のドカタ工事に限らず、許認可や規制の枠組みそのものに影響力を与える等の手段によっても実現可能です。

文教族に関しては、文部科学省は、学校法人やスポーツ団体、著作権関連団体等への規制や補助金を持っているので、それなりに利害関係者=票が見込めるのだと思います。厚生労働省は、医療・薬品関係で多くの規制を持っていますので、族議員になれば医師・歯科医師等々の団体や製薬業界の票が見込めます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。厚労族は医師会関係ですか。そういえば武見とかっていう議員もいましたね。小泉以降自民党と医師会関係も微妙な感じですが、賄賂はともかく献金や集票能力はかなりあるでしょうね。
ただ文教族はいまいちピンときませんね。公立の教員とは敵対することもままあるでしょうし、学校法人やスポーツ団体、著作権関連団体等ってそこまで集票能力あるのかなって思ってしまいますね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/02 00:46

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