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 キヤノンのLBP3970(A4サイズのプリント速度:35枚/分)の購入を検討しているのですが、B5サイズにプリントするとA4サイズと比べて、紙がA4に比べて小さいので熱による故障を防ぐためにスピードを落とすようになっていると聞いたのですが、どなたか持っている方、B5サイズの10枚以上連続印刷したときにA4に比べてどのように変わるか知っている方、または試していただける方、教えてください。

 B5の印刷を多く行うのでA4の速度が速いだけでB5の速度が落ちるようであれば高速なプリンタを買っても意味がありません。どなたか協力していただける方、回答をお願いします。

A 回答 (1件)

プリンタの修理屋です。



この辺りは詳細には伝えられていませんし、機械内部の温度状況によって対応していますので、一概にどのくらい落ちるかは分かりません。

取説によると、最終的には1.9枚/分程度まで落ちることになっています。

このプリンタに限らず、キヤノンのレーザープリンタでは特殊なフィルムを使った定着方法を使っています。大昔はSURF方式、最近はオンデマンド定着と呼んでいます。

普通の定着器ではアルミのパイプ(ローラー)の中にガラス管ヒーターを仕込んで、それを発熱させてアルミローラーの表面温度を上げ定着しています。
しかしながら、ヒーターと定着するローラーの表面の間に1cm+αの空間ができ、そこは輻射で伝わります。結果的にヒートアップに時間がかかる、大きな容量のヒーターが必要となったわけです。

そこでキヤノンは薄い特殊なフィルムのチューブの中にセラミックヒーターを仕込み、フィルム越しにほぼ直接紙を加熱するようにしました。
その結果、ヒーターの容量も小さくでき、立ち上がりの時間もゼロと言う機種が出来ました。

欠点もあります。
昔はフィルムのチューブを回転させると軸方向にずれてきて、フチが破れることがありました。このため高速化では少し遅れました。
もう一つは、紙に接することでヒーターの熱が奪われるため、ヒーターの温度変化が大きいこと。
特に幅の狭い厚紙を印刷すると、両端は浮いた形になり、熱が逃げないのですが、中央部分は用紙に接しているので温度が下がります。
温度ムラが出来て、伸縮差もでき、紙にある程度の圧力で押し付けられているので、セラミックヒーターが折れてしまうことがあります。

高速化し始めた頃の機種では時々発生していました。

速度を上げると、表面温度を上げるためにヒーターには大きな電流を通す必要があり、ヒーターの温度も上がります。
速度を下げると表面温度が低くても定着ができるようになります。
また、印刷の間にインターバルを取ってヒーターを均一に冷却することも出来ます。

その辺りの温度ムラをセンサで感知して速度を落としますので、実際は分からないというのが真実です。

ただ、昔の機種(LBP-1820)ではいきなり半分くらいの速度になりましたが、LBP3970では35→30→25→20・・・・と段階的に落としていきますので、10枚くらいでは大きな落ち込みも無いとは思います。


「そんな面倒なシステムを・・・・」と思われるかも知れませんが、省エネ効果と待ち時間が少なくなることは大きな要素ですし、役所を中心にA4、A3に統一する動きも定着してきたので、社会的に受け入れられているわけです。

この回答への補足

 詳しい説明ありがとうございます。よく分かりました。35→30→25→20ppmというような変化なら私にとって問題無しです。ありがとうございます。

補足日時:2007/09/06 06:57
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この回答へのお礼

 次のプリンタの購入の参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/09/07 19:25

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