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原料となる廃油は、菜種、大豆、コーンなどいろんな原料由来の油があると思うのですが、これらの違いは、問題ではないのでしょうか?
それらは、成分(元素記号)自体が違うのだと思うのですが、こういったものの混合廃油を精製して、バイオ燃料を作ろうとするとどういうことが起こるのですか?

集めた廃油をろ過して不純物を取り除き、単純に大きい熱量を必要とする電力会社とかで燃やした方が、余分な工程もなく、不要な生成物が出ないので、良いように思うのですがどうなのでしょう?

A 回答 (1件)

原料の油によって多少の性状の差が出ますので、流動点など性能に直結する項目では、添加剤(流動点降下剤)等で調整を行います。


そういった意味で廃油利用には困難さが生じます。
製造に際しては、どの油に対してもメチルエステル化という同じ処理をしますので、原料油毎に多少異なった性状の製品が得られます。
潤滑油の廃油等を燃やす事は公衆浴場等ですでに行われており、仰る様にそちらの方は手間要らずです。但し、バイオ燃料使用の目的はカーボンフリーであり、大企業にとっては植物由来100%のものを使用しなければ意味がありません。つまり重油の使用数量が減っても、その替わりに燃やすものが100%食用油であると言う証明が必要です。
その場合、食用油の廃油だけを集めるコスト・規模に対し、重油の値段レベル等が「ボランティア」でなければ合わないと言う問題や、タンク内のバイオ分腐敗によるノズルの詰まり等の可能性もあります。
軽油は消費規模が一台ごとには知れており、リッター32.1円と言う軽油税分について、大企業が行えば脱税と判断されかねない使用法も、個人ベースでは見逃されている実情もあります。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
今頃ですみません。

お礼日時:2007/12/03 05:34

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