この人頭いいなと思ったエピソード

いろんな所で金利がかなり低いですが、
お金に対する価値がないといえるのでしょうか?
でも自分で使うには価値があると思うのですが。
分かりやすく教えてください。

A 回答 (9件)

硬貨でも金の延べ棒でも本質的には同じ事ですが、紙幣を思い浮かべて下さい。

紙幣は、物理的には単なる紙で、それがモノに交換できるから「紙幣」なわけです。だから、お金は、モノに交換できるなら「価値がある」し、交換できるものの量が増えるなら、「価値があがる」、と考えられます。「お金の価値と言うのは、あくまでモノと比較した相対的なものだ」という点に注目してください。

今は、いわゆる「デフレ」の状態にあると言われていますから、お金の「価値」が増えてきたし、これからも増えるだろうと個人や企業が予想しているのは、既に他の方が回答している通りです。だから、今のような状況を予想する限り、資産は、出来る限りお金の形(タンス預金、銀行への預金)等で持っておいた方が得です。(土地や建物などのモノに変えない。)だから、個人も企業も、手に入った金はできるだけモノに変えない(=借金返済以外の用途ではできるだけ使わない)ようにするので、中々デフレがおわりません。

金利について考えて見ます。まず、貸し手を個人(=家計)、借り手を企業として考えます。(実際にも、個人総体、企業総体としては、そのようになります。)
企業が金利を払えるのは、借りた金を元手に設備投資(工場・機械などの購入)をして、作ったものを売れば、借りた金よりも多い金が手に入るからです。貸し手である個人は、借り手である企業が、貸金を元手にして手に入れた金の一部を、分け前としてもらっているわけです。

金利が低いのは、企業が「設備投資の結果手に入る金があまり多くない」と予想しているからです。言いかえれば、金の価値が下がったのではなく、金を借りて手に入る工場・機械(=設備投資)に『魅力』を感じないからです。
企業が金を借りるのは、単に現金を拝みたいからではなく、何かに使いたいからです。金利が低い=金の価値が低い、のではなく、モノに魅力が無い(モノの価値が乏しいと言っても良い)⇒お金を借りてモノを買おうとする企業が少ない⇒金利がさがる、という事です。

個人側から見ると、貯金(タンス預金も含む)を増やす事は、即ち「現在の消費を我慢した方が、将来いい事がありそうだ」と考えるからです。もし、今のモノに魅力を感じるならば、貯金をせずに使うでしょう。

デフレというのは、お金のモノに対する相対的な価値が上がって行く状況を言います。これは企業にとっても個人にとっても同じ事です。

尚、お金が切実に欲しいかどうかは、インフレかデフレかの問題ではなく、むしろ個々の企業や個人の資金繰り上の問題です。

長々と失礼しました。

この回答への補足

長々とどうもありがとうございました。  これまで回答くださった方のおかげと合わせて、

突拍子も無い仮定 「金利が低い=金の価値が低い」 は崩れ去り、
「借りて返すまでの間のお金の働き具合 = 金利」 という(当たり前の?)事が分かりました。

最初は貸す視点からしかみていなかったので漠然と考えていましたが、
全体を考えると合理的に納得できました。

補足日時:2002/09/09 20:26
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再度失礼します。



なるほど、ようするに価値を誰が評価するかということですね。

人間と収入。
ある企業の初任給が40万円だとします。
従業員は評価しますが、株主は評価しません。

貨幣と金利。
実質ゼロ金利とします。
借りる人は評価しますが、預けている人は評価しません。

貨幣と物価。
デフレで物価が下がったとします。
買う人は評価しますが、売る人は評価しません。

最初の質問が消費者の評価という視点かな~と思ったので、
企業からの評価という視点では、という回答をさせていただきました。

このように評価する立場によって変わるということですね。

この回答への補足

ありがとうございました。
最初のご回答は全く持っておっしゃるとおりです、
消費者の評価に偏りがちでしたのでしっかりと釘を刺されました。
>評価する立場によって変わる
よく分かりました。

補足日時:2002/09/07 21:06
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piyorororoさん、おはようございます。


チャンネルが違っていたようですね(笑。

お金を持っているから、価値がある=目くじら立てて抗議するほど間違ってはいないでしょう。
価値のあることは、お金を持っていること=これを正しいと考える人とは、ほとんどいないと、期待します。
お金を持っている人は、高い金利に価値があると思いますが、これからお金を借りて、事業を始める人には、低い金利に価値があると考えるのではないでしょうか。

価値については、私も過去に色々質問しました、「価値」・「貨幣」などで検索すれば出てくるかもしれません。参考になる回答を多く頂きましたが、まだまだ疑問だらけです。
価値が多義的で主観的要素で変わる為になかなか理解できないのです。

私も勉強中です、分りやすく教えることは難しいですね。
ただいま勉強中の本の一節です。

「絶対的価値尺度、すなわち時代を隔てた商品が互いにいかなる関係にあるかを確実に計測しうる完璧な尺度こそ、政治経済学に切望される発見である」
「完璧な価値尺度たる商品は、見出すどころか想像するすることすら今なをきわめて難しい」
リカードですが、現在でも、だれも、価値の事は捕らえきれていないのではないでしょうか。
「お金について考えた人々」確かこのタイトルだと思いますが、分りやすい本だと思いますので、読まれることを進めします。

長々と書き込んでしまいすみません、今回も回答では有りませんが、お許しください。

この回答への補足

ありがとうございました。ご意見を聞くだけでもうれしいです。
お勉強中とのことですごいと思います。
http://images.amazon.com/images/P/4106005158.09. … これですね。
>現在でも、だれも、価値の事は捕らえきれていないのではないでしょうか。
価値の事を考えるよりも現状の中でスイスイ泳いでいくこと(=処世術)のほうが良いのかな?(あまり深入りせず)
何にせよ分かりやすく物事を評価出来たらいいなとは思いますが。

補足日時:2002/09/07 20:55
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お金を借りて金利を払う話の前に、物を借りて借り賃を


払うときの話をします。

例えば、トヨタクラウンをレンタカーとして丸一日借りると、
レンタル料は2万円位でしょうか。代わりに、金の延べ棒
3Kg を丸一日貸してやるから借り賃として2万円よこせ
と言われたら冗談じゃないと思いますよね。

クラウンと金3Kg は似たような価格なのに、なぜ違いが
でるのでしょうか。これは道具としての使い道があるか
どうかによって違うのだと考えられます。金の延べ棒を
丸一日借りても大した使い道はないですからね。

結局、借り賃は借りる物の道具としての利用価値に依存
しているのです。もちろん、物の価格(=交換するときの
価値)も無関係ではないでしょうが。

お金の場合、借り賃にあたるのはは金利です。道具としての
利用価値というのは、借りた金を投資にまわしてどれだけ
収益を上げられるかにかかっています。

不景気のときは投資から収益を上げるのが難しくなりますから、
お金の道具としての利用価値は下がっていると思われます。
これが金利が下がるひとつの理由です。ただし、デフレが
進行しているときはお金の交換価値は当然上がっていきます。
同じお金で買える物が増えるのですから。交換価値が必ずしも
借り賃に反映されないのは、クラウンと金の話で見た通りです。

また、デフレが継続する場合、返すときのお金の交換価値は
借りたときより増えるのですから、たとえ金利がゼロでも
負担があるのです。これも金利が低くなる要因のひとつです。

この回答への補足

ありがとうございました。
お金の道具としての利用価値 = 金利 が理解できました。
なんとなく お金の価値 = 金利 ??? かなあと思っていましたので。

補足日時:2002/09/07 20:30
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今晩は、おじゃまします。


あなたの仰る、「お金」は多分、日本銀行券の事だと思いますが、あなたの持っている「お金」を穴のあくほどよく見てください。穴が空いても三分の二以上残っていれば、あなたの仰る「価値」は変わらないと思います。万が一、金貨幣なら、「価値」は残った分になる可能性が高いでしょう。
一般的に「お金」には、3種類の機能が有るらしいです。
金利がつくから「お金」に「価値」があると考えるのは当然でしょうし、自分の欲しい物と交換できるから「価値」があると考えるのも、当然だと思います。

私も「価値」とは何かが判らない人間ですが、質問は、「お金」の機能や目的の違いを無視して「価値」と言う言葉を「イイカゲンニ」使用している気もします、「価値」とは何かご存知ですか?

表題の「お金」の価値とは、「交換」を促進させた、今のところこんな感じです。

回答とは言えませんので、アドバイスと言うことでお許しください。

この回答への補足

ありがとうございました。
わたくしも義務教育で習うわけでもなく(遠回しに教えてて私が気付かないだけかも)
「イイカゲンニ」使用しているグループだと思います。
「価値」という言葉があるからでしょうか。
逆切れの説明が一概には難しいように「価値」と言う言葉が無ければ無いで困りましょうが。

補足日時:2002/09/06 20:50
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この回答へのお礼

☆ 皆様へ ☆ 皆様へ ☆ 皆様へ ☆ 皆様へ ☆ 皆様へ ☆ 皆様へ ☆ 皆様へ  ☆ 皆様へ ☆

皆様のご意見を聞いて、更にくわしく質問を説明しますと

例えば一般的に人が収入により評価が違ってきたりしますが、
となるとお金(この場合預金通貨に限ったとしても良いかもしれません)も
利息(比較の対象として金利)により評価(価値でも良いでしょうか?)されるのかな?
今の状況は利息収入が少ないから評価が低い(価値が少ない)のかな?

などと他愛の無い疑問が湧いてきましたので(どうしてもチャンネルが合わないようでしたら仮定として下さい)、
おかしいことだらけの疑問(仮定)ですから是非ご意見を聞きたいと思っております。お願いします。

お礼日時:2002/09/06 21:14

誰も高い利息を払ってまでお金を借り(預ら)なくなったのは、お金に価値が無くなったからではないか、という感想はごもっともです。

しかし…

お金を預けると利息がもらえるのは、預けている間に誰かがお金を増やしているからなのです。
あなたが借りるときもそうですよね。借りたお金を元手に利息+αを稼げると思うから借りるんですよね?

そして、お金を増やすには安く買ったものを高く売ることが鉄則ですから、お金のままにしておいてはダメなんです。何か他の物に変えないとお金は増えません。
買ってから売るまでの間に物の価値が上昇する、その差を利用するのですが、物の価値が上昇するとはお金の価値が下落するということでもあります。

この差が少なくなれば、つまりお金の価値が下落しなくなれば、お金は増えなくなります。であれば、高い利息を払ってまで借りよう(預ろう)という人はいなくなります。

つまり「価値」が下落しないお金は利息を払ってまで借りる「価値」がないのです。わかりますか?
そういう意味ではお金に価値がなくなったともいえるでしょうが、それはあくまでお金を借りる旨みが減ったということで、お金自体の価値が下がったということとは全く逆のことなのです。

この回答への補足

ありがとうございました。
>つまり「価値」が下落しないお金は利息を払ってまで借りる「価値」がないのです。わかりますか?
>そういう意味ではお金に価値がなくなったともいえるでしょうが、
>それはあくまでお金を借りる旨みが減ったということで、
>お金自体の価値が下がったということとは全く逆のことなのです。
練り製品のごとくちょっと考えてみます。

補足日時:2002/09/06 20:47
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現在デフレで物価が下がっていますから、同じお金で買える物の量が増える。

つまり、お金の価値は上がっています。

バブル崩壊による株価、地価という資産の下落により不景気になっています。
あなたは友人と二人で起業したとします。
あなたの資産は株式100万円です。
あなたは株式を担保に100万円借りて140万円で販売し借りた100万円を返します。
残った40万を友人と20万円づつ毎月の収入として得ます。
ある日、株価が50万円になりました。
今まで通り100万円借りる事ができるでしょうか。
無理ですね。
あなたは50万円借りて70万円で販売し借りた50万円を返します。
残りは20万円です。
二人の給料を10万円づつにするか、あなたが20万円もらって、友人を解雇するかに
なります。

このような給料が減る不安、失業の不安が買い控えをまねいています。
給料が半分になっても物価が半分になれば、実質的なお金の価値が変わらないのですが、心理的にそうはいかないのですね。

10万円もらって10万円使うより20万円もらって20万円使った方が、購買内容が
同じでも後者の方が、なんとなく、得しているように感じてしまうのです。
こうした、心理的要因がさらに不景気に拍車をかけます。
インフレもデフレも、いきすぎると混乱をまねくため、国が関与して、コントロールする修正資本主義が必要なのです。

今までのデフレ対策は国債を発行し公共事業を増やすか、金利を下げて通貨の流通量を増やすかでしたが、借金だらけで、これ以上国債(借金)を発行できないですし、金利も実質ゼロ金利で、これ以上、下げようがなく、後手後手にまわっています。では、どうすればいいかというのは経済学者が様々な事を言っています。

この回答への補足

ありがとうございました。
詳しくおっしゃるとおりですね。よく分かりました。

補足日時:2002/09/06 20:29
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お金の価値は今逆に高いと思いますよ。


デフレってそういう意味です。
金利が安いですが、現在物価が年2パーセント下降しているといわれています。ですからお金を、箪笥においていたとしても、2パーセントで運用されているともいえます。
経済を勉強すれば簡単な仕組みです。

逆にインフレの時は金利が高くなりますよね、しかし、物の価値が上がり、お金の価値が下がるのです。箪笥に置いたままだと、どんどん価値がなくなるのです。

この回答への補足

勉強不足を補っていただきありがとうございました。
でも箪笥に置いたままのケースは少なく、
預金通貨が多いのが実情だと思いまして、
個々の商品によりけりですが全般的に常に金利と拮抗したりしているんじゃないかとも思いますし。

補足日時:2002/09/06 20:10
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この本でも読んでみてください。


大変参考になります。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532148 …

この回答への補足

ありがとうございました。
図書館に在ったので次読んでみますね。

補足日時:2002/09/06 20:07
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