
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
簡単に言いますと、生育が阻害される、または死にます。
原理:
カナマイシンは抗生物質の1種で、原核生物のリボソームの30s小サブユニットに作用し、タンパク合成を阻害します。
ここで、余談となりますが原核生物のリボソームは70s(30sと50sのサブユニットからなります)です。
植物が真核生物であることはご存知だと思います。植物は核、小胞体、ゴルジ体、葉緑体どのさまざまな細胞内小器官をもっており、それぞれの器官で、植物の生育に必要なタンパクを合成しています。植物の中にある細胞内小器官も当然、真核生物だろうとお思いですが、実際には違います。例を挙げるなら、葉緑体。葉緑体のリボソームは70sで、これは原核生物のリボソームと一致します。
したがって、カナマイシンにより葉緑体における植物の生育に必要なタンパク合成が阻害されてしまい、結果として生育が阻害されてしまいます。
なぜ、真核生物(植物)の中に原核生物(葉緑体)がいるんでしょう?
このようなことを考えさせてくれるサイエンスはおもしろいです。ぜひとも考えてみてください^^
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
平成最後のお花見はしましたか?
-
菅と管の違い
-
カラスの駆除方法
-
ヘビの穴? モグラの穴?
-
大賀ハスとフツーのハスの違い...
-
食べられる野イチゴと食べられ...
-
ImageJ を使った色の数値化
-
質問です。群生と群落の2つの言...
-
カナブンは部屋内でも繁殖する...
-
庭に謎の透明な球体が...
-
うどんとラーメンどちらが好き...
-
うちの草花に除草剤を撒く隣人...
-
エクセルで数字を入れると決ま...
-
ヒマワリの花は、昼間は下向き...
-
大葉とエゴマの葉を育てていま...
-
防爆エリアの電線管には薄鋼は...
-
寄生虫?みみずのような虫が
-
青紫蘇の隣に生えたこの植物が...
-
光合成は日影でもおこるのか
-
「すっかんこ」の正式名称(学...
おすすめ情報