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花粉を水に浸すと破裂することが知られていますが、アセトンに浸すとどうなるのでしょうか?
形がつぶれて丸い花粉が細長くなるようですが、それはなぜなんでしょうか?

浸透圧で考えると原形質分離を起こすだけで形そのものは崩れないと思うのですが花粉の細胞壁は内膜と外膜があるので植物細胞でも少し違うのでしょうか?

アセトンがセルロースやらを溶かしてしまうのでしょうか?

A 回答 (2件)

花粉をアセトン・アルコール等に入れますと極めて不思議な現象が起こります。

アセトンは脂質を溶かします。ですから本来は細胞膜は脂質ですから溶かしてしまうはずです。しかしなぜか溶かさないのです。形はほぼそのまま維持されます。しかし当然アセトン等は花粉の内部に入ります。これらの有機溶媒は細胞の固定にも使用する物質ですから花粉は生命を維持してはいないはずです。しかし何年もそのまま保存しても,水で洗浄すると何事もなかったかのように発芽します。非生命の物質が生命を復活するわけです。このような現象は花粉・種子・海綿の休眠芽(ジェミュール)・コケムシの休眠芽(スタトブラスト)等で見られます。しかし,残念ながらその機構は解明されておりません。
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この回答へのお礼

わたしも調べていたところ同じはなしがでてきました!
何年経ってもまた復活するようで驚きました!子孫を残すために欠かせない花粉ですもんね。強固ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/05 00:01

岩波洋造氏の著作で、花粉をアセトンに入れても受粉能力が失われなかったことが驚きと共に語られていました。

アセトンですすぐことは果樹の人工授粉に使われている手法のようですね。

形が変わる理由はわかりませんが、アセトンによって花粉粘着物が溶かされるようです。参考URLに「エキシンの主成分であるスポロポレニンは、物理的・化学的・生物学的に非常に強固な物質である・・・」という記述があります。

参考URL:http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/p …
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この回答へのお礼

岩波洋造氏の著作、わたしも2冊読みました!!
花粉をアセトンに入れても受粉能力が失われないことにわたしも驚きました。生物ってすごいですね。よりよく生きられるように作られているもんなんですね。

お礼日時:2007/12/04 23:58

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