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共産主義に反対する勢力は,共産主義の何がどう変だと主張しているのでしょうか?その主張を簡単に教えてください!お願いします。

A 回答 (7件)

一般に「共産主義」と言えば「マルクス・レーニン主義」ですので、それを前提に話をします。


共産主義はそもそも「プロレタリアート(労働者)独裁」を掲げており一党独裁を必然のものとします。
また計画経済は中央の命令を絶対として、それに反する事を許さなくなります。
「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」の言葉通り、共産圏の国家は例外なく腐敗し、いわゆる「赤い貴族」という特権階級を生み出しました。
また計画経済に逆らうことが許されない、と言うことは必然的に誤った計画であっても遂行され、かつそれを修正する事が出来ません。
例えば農業の集団化は、伝来の土地にこだわる農民の反発を招きましたが、多くの場合「血の粛清」という形で反対勢力は根絶やしにされ、かつ農民達の労働意欲を削ぎました。
また中国の大躍進政策においては、毛沢東の指示が絶対のものとされた過った農政により大凶作となり、しかも「計画の誤り」を認める事が出来ないため、「大豊作」を前提とした政策が何年も続けられ、最終的に数千万人とも言われる膨大な餓死者を出しています。
程度の違いはありますが、このような問題は全ての共産圏国家に共通しているのです。
言わば「共産主義」は、人間は常に過ちを犯す危険性があり、批判されなければ堕落する存在である、と言った基本的な良い面も悪い面も共にある「人間性」というものを無視して、理想を追い求めた結果、その切り捨てた「人間性」に足下をすくわれ、失敗した体制と言えるでしょう。
なお実在の共産主義を「あれは本当の共産主義じゃない」というのはよく言われる言い訳ですが、それは「ナチズムは本当の国家社会主義じゃない」「太平洋戦争の時のものは本当の大東亜共栄圏じゃない」と言うのと同レベルの話に過ぎません。
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ANo.4の方が適切な意見を述べていらっしゃるかと思います。


これまでの皆さんのご意見には大きなポイントが抜けています。
共産主義は宗教を否定しています。「宗教はアヘンだ」とまで言っています。
唯物論からは帰結として無神論となります。
ここが宗教との大きな対立点となり、公明党と共産党が激しく対立しているのはこのためですし、キリスト教もイスラム教も神道も共産主義には反対です。
しかし、共産主義は宗教の力を見誤りました。
あの旧ソ連の体制下ですらロシア正教はあったのです。
日本共産党も天皇制、神道を否定すべき立場であり、実際否定していたのですが、国民の(というか党員の)根強い天皇支持に今では腰が引けて「天皇制は国民の意思にお任せします」という対応です。
政権を取れない「確かな野党」なんだから妥協する必要がないのにこの政策です。

「搾取」というのはマルクスが資本主義を分析した時に用いた言葉で、悪い意味に使われていますが、今の言葉でいえば「剰余」「利潤」「再投資」であり、これは有って当然のものです。
「搾取も抑圧もない共同社会」=「利潤も規制もない共同社会」には当然反対でしょう?。
なお、「共産主義には経済学理論」はありません。マルクスは資本主義を分析しただけであって共産主義経済学には言及していません。共産主義には国家主導の「計画経済」があるだけです。
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>共産主義の何がどう変だと主張しているのでしょうか?



共産主義の何が合理的で素晴らしいか主張すれば、
反共主義の回答者が現れるでしょう。
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{何がどう変だと主張}ではなく、共産党に反感を持っていること、共産党を何とか排除しようとすることです。



理論的な主張はありません。たとえば極端なアンチ巨人のような感じです。毛嫌いしていること、すきあらば陰謀で滅亡させてやろうとする勢力です。

しかしながら、共産主義には経済学理論があるので、つまるところ、共産主義の実現は不可能、だとする主張が「共産主義に反対する」ものだと思います。
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「反共主義者」って二種類いる気がします。


1.共産主義の理想とする、「平等」が気に入らない人
大地主、大企業の社長の集まりである「経団連」とか、とにかく既に持っている者がある人は当然の如く「反共」です。
もともと共産主義っていうのは、労働者を酷使して富を独占する資本家に対するアンチから生まれた物ですから、当然の如くその批判の先の資本家は大反対します。
2.共産主義の理想は認めるが、現実の共産主義を掲げる国の現実を批判している人
共産主義を掲げる国(ソ連等)は、一党独裁で、気にくわない人を勝手に死刑にしたり、高級官僚は賄賂によって私腹を肥し、軍備増強しまくって他国を侵略し、とにかくマルクスが描いた共産主義社会からはほどとおい現実でした。
こういう現実を踏まえて、共産主義はダメだと言っている人達もまた「反共」のカテゴリーに入るでしょう。
日本共産党は名前からして共産主義を理想としていますが、現実のソ連、中国、北朝鮮はダメだと批判しまくってました。
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Q、反共主義とは?


A、反ソ、反中、反朝が実態じゃないですか。

「搾取も抑圧もない共同社会」-具体的には、こういう社会を目指すのが共産主義。
しかし、この理想そのものを否定した反共主義というのは珍しいですね。
大概は、反ソ、反中、反朝と具体的に見聞した事象・事件に対する批判に終始。
スターリン、毛沢東、金一族の強権的抑圧政治とその政治的・経済的失敗を材料にした批判。

Q、共産主義の何がどう変だと主張しているのでしょうか?
A、そういう主張は余り聞いたことはありません。

そもそも、共産主義社会なんて、ここ10年や20年で出現するもんじゃないでしょう。
そもそも、共産主義社会なんて、22世紀に出現するかどうかも怪しいでしょう。
そして、共産主義社会への過渡期の政治・経済の仕組みも予め予定されたものじゃないです。
予定もされておらず、それゆえに、未知なる社会経済構造体は批判しようがないでしょう。

スターリン、毛沢東、金一族の強権的抑圧政治とその政治的・経済的失敗への批判は多々あれど。
しかるに、「搾取も抑圧もない共同社会」への批判は少ない。
精々、「人間の本質からして見果てぬ夢」と批判する程度じゃないですか。

Q、社会主義の何がどう変だと主張しているのでしょうか?
A、生産手段の社会化への批判が核。

さて、反共主義を反社会主義と狭く捉えれば、その批判点は明らかです。

>社会主義的変革の中心は、主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化である。
>社会化の対象となるのは生産手段だけで、生活手段については、この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される。

この日本共産党綱領の「五、社会主義・共産主義の社会をめざして」に対して、異を唱えているのだと思います。
そりゃー、<主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す>には、日本の巨大資本は反対するでしょうね。

<まとめ>

ソ連、中国、北朝鮮の政治的・経済的失敗への批判と生産手段の社会化に対する批判。
まあ、これが反共主義を構成する2つの柱でしょう。
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共産主義の根幹に私有財産の没収があり、また、


個人で稼いだものが個人の懐に入らないなど、
自由が相当制限されることに反対する主義です。
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