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実際、どうなんでしょうか?
(まさか、運良く実際に乗った人にご回答頂けるとは思いませんが!?)

例えば、次の各状態では・・・
・打上げ時
・軌道上を周回している時(飛行機でいう水平飛行?所謂、安定状態)
・帰還時(大気圏再突入時)

やはり飛行機と同じで打上げ(離陸)と帰還(着陸)が最も危険でGが何倍もかかったり機体(カプセル)がガタガタと物凄く揺れるのかなぁ?
あと、軌道上では乗り心地は空気抵抗も無くてスィーと滑るように行ってとても良さそうですが?

A 回答 (2件)

ロケットにモノを搭載して打ち上げたことがあり,


また航空機での無重力(正確には微小重力)を体験し,
3Gまでの加速度も経験したことがある者です.

結論を言えば,
打上時,ロケットの乗り心地は相当悪いでしょう.その大きな原因は「振動」です.
無重力,これはたいそう気持ちが良く,しかし体調次第では気持ち悪いものです.
Gがかかるのは,訓練していないと相当しんどいですが,訓練すれば慣れそうではあります.

ロケットの振動は,エンジンの作動によるもの,
機体が大気中を高速で飛行することによる空気力学的な作用,が
原因ですが,相当なもので,実際に地上でロケット搭載を想定した「振動試験」を行うと,
大体5Hzから2000Hzくらいまでで試験を行いますが,
そのモノの輪郭がはっきり見えないようになるほどに振動しますし,
ネジはぐるぐる回って緩んで時には外れます,設計が甘いと破損しますし,
共振の作用によってモノスゴイ金切り声が出ます,共振によって破損するところも出て来ます.

でもサターンVに乗った宇宙飛行士が言うには,
「なんて静かな乗り心地なんだ」
なんだそうですから,上記の振動については対処がなされているのだとは思いますけど.
でも彼らもまた,「以前のと比べて静かだ」と言っていましたので,
たぶん,全く振動しないというようなことはないし,他の乗り物と比べれば相変わらず振動する乗り物と言えるでしょう.

打上時や帰還時には「Gがかかる」と言われますが,これはまぁ,人もモノもそうたいそうな問題ではありません.
人間が乗るロケットでも,大きなGでもたぶん訓練するとある程度までなら慣れますし,
慣れる範囲内で機体を設計するでしょうから.
(そんな訓練をしたことのない私はアメリカの施設で3Gを体験して,
もうだめだ!と思いましたが・・・)
スペースシャトルの打上時のGは,サターンVなどと比べて半分くらいの3G程度ですので,
訓練していない私が「だめだっ!」と思える程度ですから,訓練すれば何とかなるでしょう.

無重力,これは相当気持ち良いです.
体調が悪いと船酔い状態になって相当気持ち悪いです.
しかし体調が万全ですと,血の巡りがよくなるのでしょうか,
頭が冴えて来ますし,体中の筋肉に力が不要になるので楽になりますし,
いつまでも続けたいなと思うほどです.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

御自身のとても貴重な体験談、大変参考になりました。

特に、無重力はそうなのですね!機会があれば是非、飛行機での微小重力を体験したいと思いました。
なるほど、打上げ時の振動やエンジン音、切り離し時のショックは相当なものだと想像がつきます。
あらためて宇宙飛行士のあの訓練に耐えうる強靭な肉体と精神力には驚かされると共にまさしく彼らあっての宇宙開発の歴史なんだなと実感させられました。

お礼日時:2007/12/21 08:53

打ち上げ時:物凄い爆音が背中の方から聞こえてきて、Gにがかかる。

脈搏もかなり上がる。Gは「上にもうひとりかふたり乗せてる感じ」だそうだ。

軌道上:自由落下状態なので、加速度は感じない。ただし、「宇宙酔い」という現象があり、なれないと気持ちが悪くなる。体液が下に流れないので顔がむくむような感覚もあるらしい。長期滞在すると慣れるが、そうすると逆に戻ってきた時に「なんでこの歯磨き粉は中に浮かねぇんだ?」という錯覚に囚われてしまう。

着陸時:ある意味で一番危険なゾーン。無線が途絶する時間帯があるので緊張する。また、重力圏に入ると、それまで浮游していたゴミが一斉に降りそそぐ。意外と船内は汚い。

因みに”ミッションの内、危険なところはどこですか?”と聞かれたアポロ乗組員の回答は
「打ち上げから着水までの間だと思います」

こんな本もあるので宜しければ
http://item.rakuten.co.jp/book/1351707/
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