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冬にバレーボールをするとボールが当たった腕が赤くなり、夏より痛く感じるのはなぜでしょうか?

A 回答 (1件)

元々私達の体は冬場など外気の寒さに出合うと、自ら自然に血管を収縮させ毛穴を閉じたり(鳥肌になることもあります)して体内から熱が逃げるのを防ぐようなっています。

常に体温を一定に保つためのホメオスターシス(生体の恒常性維持)というものです。それは全て自律神経によって調整されています。

ですから夏より末梢の血管が収縮して血流量も少なくなっている(自律神経のレベルが人によって違いますので、その程度には差があります)のです。

打撃を受けるとその箇所では組織の破壊が起こります。生体は自ら直ぐ
に壊れたところを修復しようとします。これが自然治癒力というものですが、ほったらかしにしておいてもいつの間にか赤味も引いて痛みは消失していますね。

実はこの自然治癒の時に赤くなったり、腫れたり、熱が出たり、痛みが出ます。これは傷めたところを修復しようとする時は必ず血管が拡張して血流量が増えるからなのです。この時に必ずプロスタグランジンなどの化学物質が産生されますが、これらが痛みや発赤の元になるもので、赤くなったり痛みを伴って初めて治癒に至ります。

夏よりも冬場の症状が酷いのは血管の収縮度の違いです。夏だとはじめから血流量も多く血管の収縮はほとんどありませんので体もそれほどわざわざ発痛物質を大量に産生する必要がありません。
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この回答へのお礼

懇切丁寧に説明して頂きありがとうございます。大変わかりやすく参考になりました。体は環境に適応するために様々な機能を備えているのですね、関心します。失礼します。

お礼日時:2008/01/20 15:39

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