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畜産における動物の福祉に興味を持ち、調べています。
動物保護団体が公開している映像はどれも目を被いたくなるものばかりで、実際にこのような事が起こっていることに非常に強い怒りと悲しみを感じます。と同時に、余りにも非人道的なやり方なので、本当に「一般的に」こんなに酷いの???と、疑問がわきあがってきます。
すべての生産者がこんなことをしているとは思えないし、思いたくないです。『動物保護』の気持ちが優先されるあまり、多少誇張されてはいないか、とくに酷い例、希少な例を並べているのでは?と思うのです。

そこで質問なのですが、実際の一般的な生産現場では動物をどのように扱っているのでしょうか?
例えば、「バタリーケージ」や「クチバシのカット」などは大学の先生が書いている文献にも乗せられてるので、広く行われているのだろうと思います。母豚のベルト固定や、麻酔なしの去勢、日常的な虐待はどうでしょうか?
特に多くの動物保護団体などがHP上で公開している画像はアメリカの物のようなので、日本での一般的な現状はどうなのか伺いたいです。
よろしくお願いします。

私が見たビデオの一部が乗っているHPも下に貼り付けておきます。

A 回答 (4件)

まず畜産業はそもそもボランティアでもないし、家畜はペットではなく経済動物であり消費動物です。

企業と同じようになるべく効率化して、赤字を抑えなければ経営は成り立ちません。

ですが畜産業の方々も好き好んで動物に苦痛を与えている訳ではありません、その行為にはちゃんと経営的理由があります。

尻尾やクチバシは仲間を怪我させて傷から病気になるのを防ぐ為、睾丸は去勢をしないと雄豚の肉は硬くなり商品価値が下がってしまいます 。

麻酔なしで切ることを非難されてる人もいますが、そもそも麻酔はタダではありません。 経営にプラスにならなければ赤字になるだけです。

特に多くの動物保護団体などがHP上で公開している画像は古い海外産ですが、ここは日本です。

映像で見るなら情報がいつの時代か分からないネット情報より、最新情報や情報源が分かるDVDやテレビが良いと思います。

またある程度の畜産学を学んでおけば、映像の見方も変わると思います。
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クチバシのカットは共食い防止が一番の目的です。


品種にもよりますが鶏は平気で隣の鶏を食います。
腸を引き出された鶏もその状態で餌を食べている事もあります。
共食いは平飼いでも起こります。
ゲージは毎日産卵する鶏の体力消耗を抑える目的も大きいです。
母豚のベルト固定もロースを多く取るために品種改良されて
脊椎の数が野生種より多くなっている豚の出産を助けるためです。
麻酔なしの去勢も豚はあまり痛がっていない様子で
虚勢直後に通常通りに食事します。
麻酔の針でも同じ程度に痛がりますし
全身麻酔は麻酔によって死ぬ個体も多いです。
こういった作業は家畜を安定生産するために
先人が古来から苦心して確立した飼育方法です。
虐待などと言う不心得者は食事をしないほうが良いです。
たとえ植物でも苦しんでいないと断定できていませんし
命を奪う。と言う事実は同じで
食材の特性として動物より数を多く奪う事になります。

実験動物などはもっと数も多く醜いですし
害虫と呼ばれている蚊やハエなどは
食材を直接殺す事など一切しない平和な生き物ですが
人間は彼らを不快だと言うだけで潰したり窒息させたりして殺します。
全ての人間は野蛮で醜い生き物だと言う事実を
認めて生きてゆく必要があると思います。

知性があるくせに食べ物の好き嫌いをしたり、平気で捨てる人こそ
飛びぬけて醜い人です。

この回答への補足

詳しい回答、ありがとうございます!!
お礼がおそくなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

>母豚のベルト固定もロースを多く取るために品種改良されて脊椎の数が野生種より多くなっている豚の出産を助けるためです。
麻酔なしの去勢も豚はあまり痛がっていない様子で虚勢直後に通常通りに食事します。

など、本当に参考になりました!もし差し支えなけれ教えて頂きたいのですが、これほど詳しくわかるということはthorium90さんは畜産業界の方なのでしょうか?

>こういった作業は家畜を安定生産するために先人が古来から苦心して確立した飼育方法です。虐待などと言う不心得者は食事をしないほうが良いです。

言葉足らですみません。私は今の飼育方法(実態もさほど把握していないですし)すべてをひっくるめて虐待といいたいのではなく、不必要に苦しめる行為を虐待といいたかっただけなのです。下に貼り付けましたリンクの[meet your meat]などはthorium90さんの目から見ても虐待に映るのではないでしょうか?
他の方への補足内容と重複してしまい申し訳ないのですが、やはり私は経済のことを考えつつも、「少しでも」生き物や自然に優しい世界に変わって欲しいと思います。

>知性があるくせに食べ物の好き嫌いをしたり、平気で捨てる人こそ飛びぬけて醜い人です。

私もまったく同じ気持ちです。

もしthorium90さんが畜産関係の方であるならNo1の方に補足致しました、二つの映像を見て、どのように感じるか教えて頂きたいです。
私は感情的に動物保護だけを論じるつもりはなく、ただ真実を知りたいだけですので、どうかもう一度、ご回答をよろしくお願い致します。

補足日時:2008/02/11 15:01
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昭和の時代には、動物愛護団体は一定のステータスを持っていましたが、いつの間にか「社会の鼻つまみ者」になってしまいました。


その原因の最たるものとして、主張や行動が、極端に先鋭化していることがあります。

たとえば、食害が深刻なのでシカの間引きをしようとしたり、農作物を荒らすので猿を間引きしようとしたりすると、関係自治体が動物愛護団体のすさまじい攻撃を受ける、というのはよく知られた話です。
反対するからには、何か代案を用意しているのか、というと、そんなものはない。
作物を荒らされた農家の人たちのことなど、「知ったことではない」というスタンスです。
これでは世論の支持は得られませんし、「嫌われ者」にならざるを得ません。

食肉用の家畜についても、同じことが言えます。
最大の目的は、「おいしい肉」、「低コストで生産できる肉」で、それに沿って生産されます。
最終的にされる以上、「食肉用の家畜を虐待するな」という主張は、最終的には「食肉用家畜を生産するな」、「肉を食べるな」、という主張に還元されます。
しかし、人間も雑食性の動物である以上、それを他人に強要するのは、非常識なことなのです。
質問者の方は、肉は全く食べませんか。
「ベジタリアン」といいますが、では、動物を殺すのは悪くて、植物を「殺す」のはいいのか、という批判に答えようとすると、結局「植物の、しかも土の中にある部分しか食べない」という最小の妥協案になります。

同じように、新薬開発のための動物実験が許せない、という人もいますが、そう人たちが、いっさい薬を飲まないか、というと、そんなことはないでしょう。

そうしたところから、「偽善」という批判が出てくるのです。

動物愛護団体が、主張すれば主張するほど、マジョリティに無視される、というのが、現状です。
最大の問題は、活動家たちが、その自己撞着に気付いていないことでしょう。
だから、戦術を変える、ということができない。

なにやら、死刑廃止運動と似かよっていますね。
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この回答へのお礼

お返事が遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした!
ご回答、本当にありがとうございます!!

>作物を荒らされた農家の人たちのことなど、「知ったことではない」というスタンスです。
これでは世論の支持は得られませんし、「嫌われ者」にならざるを得ません。

まさにおっしゃる通りです。
そこが私の最大の悩みで、国内で活動している動物保護団体は建設的な主張に欠けると思います。と同時に、あまり動物保護論を語ると私も同じ目で見られるのではないかという恐怖があって、なかなか活動できずにいます。

>最終的にされる以上、「食肉用の家畜を虐待するな」という主張は、最終的には「食肉用家畜を生産するな」、「肉を食べるな」、という主張に還元されます。

恐れながら、そうでしょうか?虐待が必ずしも「生産性」に繋がるとは思えないですし、虐待しなければ肉が食べられない訳ではないと思います。「動物たちに天国のような暮らしを!」と言っているわけではなくて、経済面と動物の生活レベルを天秤にかけるとして、もう少し私たちが譲ってあげることはできないか、または両者ともに利益の上がる方法があるのではないか(有機農法などはその類だと思います。)、それを考えることには大いに意義があると思うのです。

極論を並べるよりは、ベターを目指していくべきだと私は思います。
ただ、動物たちが「苦しむ」ことについて、さほど動物好きでない一般の方がどう感じるのかが(超動物好きの)私にとっては疑問なのです。そこでマジョリティーが「動物の苦しみなんて知ったこっちゃ無い」といった意識ならば、ベターを目指す意味さえ理解してもらえないですし・・・。

turukame2005さんはどうお考えですか?
お返事頂けると大変ありがたいです。

お礼日時:2008/02/11 14:33

 こんにちは。


家畜は生き物ではなくてある意味工業製品のような物なのです。
いかに効率よく肥大させるかに全てのベクトルを合わせるので、生き物の
尊厳ウンヌンを考慮していたら経費倒れしてしまいます。
 て言うか、結局どのように育てられようとも最終的には残酷な殺戮が
待ち受けているので、飼育の仕方だけを取り出して
「非常に強い怒りと悲しみを感じます」というのも矛盾しているような
気がします。
 ちなみに私はある団体の会員ですが、業界からのクレームは聞いた事が
ありません。すなわちそれらは現実に行われている事実だという事に
ほかならないのです。

 動物の福祉を突き詰めていくとベジタリアンにならざるをえないのです
が、そこまでの覚悟も無い私は自己矛盾に陥っています。

 リンク先貼りついていませんよ。

この回答への補足

知らせのメールが配信されなかったもので、お返事遅くなってしまい本当に申し訳ありませんでした!!なかなか返事が無いとがっかりしていたため、アドバイスを頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます!

3691819さんは「団体の会員」ということですが、それはどこかの「動物保護団体の会員」ということでしょうか?

私も何度かベジタリアンになろうと試みたことはあるのですが、なかなか付き合い等もあって半年以上は続きませんでした。ただ私は、自己矛盾を無くしたいためにベジタリアンになろうとするだけで、決してひとに押し付けるつもりはありませんし、今の食文化からして肉食を完全に無くすなど不可能なのは分かっています。(恐れながらこの点では3691819さんも同じ考えなのではないでしょうか?)
なのでせめて家畜となる動物達の生涯から、「少しでも」痛みや精神的ストレスを取り除いてあげたいというのが私の考えなのです。これは最終的なの方法も含めてですし、経済との兼ね合いも考えていくべきだとは思います。

リンク、すみませんでした!
私が思う、
(1)センセーショナルで現実離れしているのでは?(meet your meat)
http://www.all-creatures.org/ha/Chikusan.html

と思うものと、
(2)こちらが一般的な(または現在の模範的な)大規模畜産なのかな?
http://video.google.ca/videoplay?docid=545306143 …

と思うもの、二つ貼り付けておきます。
(2)は映画「いのちの食べ方」で、監督さんが好意でネット上にも公開しているのだそうです。

どちらが日本の現状に近いのかが知りたかったのです。(または両方とも欧米のことで、日本はもっと小規模で当てはまらないのかなとも思うのですが。)
リンクを貼り忘れてしまったのが致命的でした。すみません。
もよろしければまたお返事頂けると嬉しいです。

補足日時:2008/02/11 13:22
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