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麻酔医が不足しているという記事を読んだのですが、その理由は激務と訴訟問題とありました。でも、これは他の科の医師も同じではないのでしょうか?もしかして外科医とかも不足してるのでしょうか?

A 回答 (3件)

医者は歯科や眼科以外は圧倒的に数が足りていないので、どの科でも極端な売り手市場になっています。

足りていないというのは常駐できる(いつでも緊急的なオペに対応できる)勤務医です。
医師不足が問題になったのはまずは産科、小児、救急からですが、これは訴訟リスクが高い、激務の割りに報酬が低い(というか赤字)の筆頭だからです。その次に内科、外科も足りていないという状況になっています。これも構造的な理由としては上記の通りですが、まだ上に比べればマシだったからだけで、着実に崩壊していっています。
で麻酔科については、同様に訴訟・激務・低報酬という構造は同じですが、ただ業務内容がそれだけ(1手術)で完結しており、フリーで動きやすいという特徴があります。麻酔科の業務最低工数は1回のオペだけその場で管理するだけでよいので、フリーになって、今日はこちらの病院、明日はあちらの病院で...というような請負仕事が可能です。
ただこれはあくまでも理論的な話で、実際にそういったコースを選ぶ人はそんなにいませんでした。ここ数年で増えてきた新しい形態です。
おそらく一番のきっかけは厚生省による医局人事制度の解体からでしょう(これは奴隷解放宣言並の大改革です)。
それにより縛りがなくなったため、実は勤務医として常駐するメリットがまるでなく(勤務医だとスケジュール管理もできないしさらに低報酬)、営業努力が必要だったり福利厚生がついていなくても、フリーの方がはるかに人にやさしい労働環境で且つ効率が良いということに気付かれてしまいました。
フリーの報酬は1回あたり10-20万程度らしいですが、常駐だと年収で1000~1500万円程度でしょうか。ただ常駐だと毎日死ぬほど(年間200-400件ほど)働かされます。フリーはその半分の仕事量で同じ年収が達成できます。まぁ現実はそううまくいかなく、仮に年収が2/3になったとしても仕事量が半分以下になるなら、過労死や激務によるミスのリスクが減る分、全くかまわないとする人も多いと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
麻酔科だけでなくほかの科もやはり医師不足なのですね。こういった医師が苦労してしまう環境はどうにかならないものなのでしょうか・・・

お礼日時:2008/02/23 18:47

元々は自家麻酔といって外科医がかなりの麻酔を行っていたのですが、近年は「麻酔が麻酔科医が!」という流れになり、麻酔科医が重宝されるようになったというのが一つ。

ただし最大の理由はマッチング制度(新臨床研修医制度)でしょう。

日本では医学性レベルではほとんど治療に関わることができず、麻酔科実習はope室でよくわからないまま見学→つまらないという流れだったのです。ところがマッチング制度になってから実際に麻酔を経験する機会が増え実は奥深くてエキサイティングというのが知れ渡りました。

ただし将来性に関しては?です。最近は麻酔科志望の若手医師が増えすぎており、徐々に充足している感があります。麻酔フリーター医もおそらくは今が最盛期でしょう。これから医学部入学する人たちにとっては美味しい場所は手垢がついた所ばかりになり、将来的には今ほど美味しい科では無くなると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
麻酔科医志望者は増えているんですね。でも過剰になってしまうことはないのでしょうか。

お礼日時:2008/02/26 15:28

麻酔科医が不足しているのは、単に昔に人気がなかったからです。


やることが地味で、患者ともあまり接さず、いわゆる『医師』の像からはかけ離れています。
そして、ひと世代前は外科医が自分で麻酔をかけたりもしていましたから、専門職として確立していなかった。

で、現在は麻酔科医以外が麻酔をかけて万が一何かあったら訴えられるということと、手術件数自体が増えていること。
この2点のために麻酔科医の需要がぐっと高まった。
そのため今は麻酔科医の不足が顕著なのです。

仕事が激務なのは麻酔科医が足りないからというだけで、
激務だから麻酔科医が不足しているわけではありません。
事実、現在、麻酔科医の伸び率は非常にいい。

他科の医師不足とは意味が違います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
麻酔科医の需要は最近からなのですね。

お礼日時:2008/02/24 19:28

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