dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

原子力発電については昨今様々な議論がなされていますが、皆さんの意見はどういったものなのでしょうか?
例えば、賛成派の意見としては温暖化対策(CO2を排出しない)、反対派の意見では放射性廃棄物が出る、などの意見がありますがどれも何かしら矛盾やこじ付けがあるような気がして仕方ありません。
皆さんの意見を聞かせてください。

ちなみに私は賛成派です。

A 回答 (16件中11~16件)

原子力発電には基本的には賛成です。

但し、原子力発電の安全性が良く分からないところに不満を持っています。

1)メリット
原子力は、エネルギーの効率が極めて高いことがメリットです。そのため、電力コストがきわめて安いことが長所です。もちろんCO2も出しません。

2)問題
問題は安全性と、その不透明性でしょう。
原子力発電は、安全であると昔から聞かされ続けてきました。しかし、絶対に起こらないといわれた、制御不能になる炉心溶融がスリーマイルとチェルノブイリで起こっています。この2つの事件だけでも原子力の安全性を信用できなくなります。チェルノブイリの事故は日本では起きないといわれましたが、東海村で規模ははるかに小さいですが核分裂が起きてしまった。したがって、どうも信用できないというのが本音のところです。

事故は、限りなくあります。昔、原子力船「むつ」という船がありました。処女航海で放射能漏れを起こしたのですが、当然設計段階では放射能漏れはないと思っていたはずです。
高速増殖炉の「もんじゅ」も停止したままです。これも作るときは、安全だといわれていました。フランスも高速増殖炉はほとんど止めてしまいました。

ここまで、失敗が重なると、○○型だから安全だという説明が信用できなくなるのです。事故率の高さは常識では考えられないと思います。

更に、問題なのは、電力会社や原子力関係の隠蔽体質です。東電が自主点検で不正を行っていたのは、信頼を根底から覆したと思います。しかも告発という形でしか、明るみにならなかったということに、どこまで、隠蔽体質が奥深いのだろうかという疑問を感じざるを得ません。

よく言われる話ですが、なぜ、人里はなれたところに、原子力発電所を作るのかということも不可思議です。更に地元への、莫大なる補償費用は怖いと感じさせざるを得ないと思います。

本当は、原子炉は怖いはずです。理屈上は放射線損傷で、金属部分は税かしていくはずです。壊れるということを前提にして設計されていると思われます。冷却水パイプが何十%壊れて閉鎖したら、寿命とするということも聞いたことがあります。
又、炉心近くの修理作業は極めて危険で、人海戦術で、一人当たりの被爆量を下げることによって何とかしているという話も聞いています。
又、原子炉は核分裂を制御しているので、制御不能となったときに、破壊まで至るが、核融合はなかなか分裂しないので、制御不能となったときに停止するから安全だと、核融合の研究者は言います。同じ原子力の研究者でもこういうのですから怖い部分はあるはずです。

とにかく、漏れてくる怖い話と、安全だという原子力関係者の話が私の頭の中では矛盾しています。

高速増殖炉の事故や、美浜原発事故や、刈羽原発事故などを見ると、原子力屋は本当は安全なのかどうか分かっていないのではないかと思うこともあります。まだ、そこまで技術が行っていないのではないかと疑ってしまいたくなります。(原子炉の地震対策も含めて)

私も学生時代、アイソトープ使ったり、中性子線照射の実験をやっていたので、放射能を取り扱っていました。そのため放射能の怖さは少しは分かっているつもりです。放射能の怖さは、減っていっても、人体への影響の確率が減るだけで、これ以下だったら安全だという閾値がないことです。少なくても、人体への影響がなくなるレベルというのがないのです。

3)原子力行政、電力会社へ望むこと
原子力というものが、安全でないのだという前提に立って、そのリスクを犯しても、それでも日本のエネルギー政策上はどうしても必要なのだという、人々の理解を得ることが必要なのではないでしょうか。
そして、原子炉の危険性を専門化が説明し、一般人が知識として持つこと、最悪の場合、原子炉が爆発したときのハザードマップと非難ルートを作るぐらいの透明性を持つ勇気が求められているのではないかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

確かに原発への安全性には問題点がありますし、電力会社による隠蔽の問題も許されざる事ですね。
私としてもそれは認めざるおえないですし、はっきり言って特に隠蔽は許せません。安全性の向上にはいくらでも努めることができますが、隠蔽体質の改善も何とかして欲しいものです。

お礼日時:2008/04/19 19:14

「原発」はエネルギーの生産方法としてはすばらしいものだと思いますし、CO2を考えるともっと普及させて欲しいと思います。



しかし、CO2を出さないとか放射性廃棄物が出るとかメリットやデメリットがあって、そこらへんを議論するのであれば価値はあると思うのですが、現時点ではそれ以前のことを議論をする必要があると強く思います。

それは、「人間」の問題です。
原発をつくるのも運営するのも「人間」です。
「欲」に目が眩む者、「ミス」を隠したがる者、「ルール」を守らない者・・・。
今までにも多くの原発事故や不祥事が発表されています。
原発に関わる人間の心が本当にきれいなものであれば、原発に対しての価値のある論議ができますが、今の本音は恐ろしくてまったく安心できないと言うことです。

私はある原発の半径30km圏内に住んでいますが、原発から見て真東の方向です。何かあったときには間違いなく風で有害物質が飛んで来る位置に暮らしています。
原子力は、「赤ちゃんがダイナマイトで遊んでいるようなもの」と誰かが言っていましたが、それほど扱いには慎重さが必要で、厳重な管理をしなければ安全とは言えません。
現在安全に運転できているのは、間違っても「必然」ではなく「偶然」と考えるべきです。
原子力を扱うには、絶対に「ミス」があってはならない。仮に一人の人間にミスがあっても、次の工程に行く前に必ずミスが見つかるような厳しいチェックをしています。それでも単純と言えるミスで、多くの人や財産が被害を受けているのが現状です。
絶対にミスを発生させない、考えられる限りの方法で安全を売ろうとしていますが、「しくみ」は完璧であっても、今の職員と言う「人間」が、前例があるだけに100パーセント信用できないのです。

風呂桶にきれいな飲める水をいっぱい溜めて「安全に飲める水」であっても、そこへ「毒」を一滴でも垂らせば、もはや「安全ではない水」のレベルではなく、確実に「危険な水」に変わります。

多くの職員は厳格な方々であっても、一人でもいい加減な考え方の人がいればもうダメです。前例が物語っています。

原発は安全の頂点を目指して作られたものと言うことはよく知っていますが、それだけを基準に賛否を論じて欲しくない。
もっと根底に潜む「人間の心」と言うところから賛否を論じて欲しいと思います。

日本でもチェルノブイリのような事故が起こる可能性は非常に高いと思います。
何度も書きますが、とにかく酷い前例が多く存在している以上、これを否定できる人はいないはずです。日本の前例でも、一歩間違えばチェルノブイリの再来と言う事故もありました。
原発の東側に住んでいる我々にとっては大変重要な事故でした。
「放射線」は目に見えない光であるから余計に不安に思います。
有事の際の非難方法や訓練など一切ないし、知識すら周知されていない状態で、どうして原発なんか賛成できるでしょうか。

私は断固として原発撤廃派です。
必要ではありますが、現時点では人類が安全に扱える代物ではないからです。前例が物語っています。

この回答への補足

確かに、今までに事故隠しや隠蔽が行われてきたのは事実ですし、とても許されることではありません。ですが、だからと言って原子力そのものを否定できるかと言うとそうではないと思います。前例に事故があるならばその原因を解明してもう起きないようにすればいい。

>私は断固として原発撤廃派です。
 必要ではありますが、現時点では人類が安全に扱える代物ではないか らです。前例が物語っています。

では、原子力を撤廃することが果たして現実に出来るのでしょうか?日本だけでも原子力を約3~5割(うろ覚えですいません)を原子力発電にたよっています。これに代わる発電方法が今現在あるのでしょうか。

補足日時:2008/04/14 21:57
    • good
    • 0

何度もすみません。



地中に埋めても、漏れる可能性ということです。
何重もコンクリしてるとは思います。
地震で壊れる可能性は?

シャープでも、太陽光発電など研究はしたほうがいいとは思います。

この回答への補足

NUMO(原子力発電環境整備機構)によると、300m以下の地下奥深くに埋めると地震の影響がないと書いてありましたが。時々、CMでもやってます。

太陽光発電はまだまだ発電量が足りないので原子力に取って代わることは今は出来ないように思えます。

補足日時:2008/04/14 21:51
    • good
    • 0

私は温暖化対策の一部として、次世代エネルギーが実用に入るまでのつなぎとして、現行の原子力発電所の活用は不可欠だと思っています。

もっとも効率のよい温暖化対策は、中国とインドに原発を導入することです。ただし、条件をつけます。(1)技術水準、倫理規範の低い両国に、原発のような危険で高度なものは使ってもらいたくありません。原発を本格導入するにあたっては、技術指導者として日本やアメリカなどが人員を派遣、国際原子力機関(IAEA)とも連携し、発電所のリスク査定措置が適正であるかを確認することを条件とすべきでしょう。これなら、中国にとっても温暖化対策の義務化にむけた慣らし運転になります。また、(2)安易に発電所を増やすだけでなく、電気を遠距離に届かせる際に失われる電力が、国土の広い両国にとっては馬鹿にならない状態であるとおもわれるため、変電設備の近代化やトランスの増設などの対策をとれば、原発1個分くらいの電力は、自然と出てくるような気がします。

放射性廃棄物が多いのは現行のウラン・プルトニウムを用いた発電の特徴で、確かに厄介な問題ではあるのですが、世間には核爆発発電と核融合発電の区別がついていない人が多いような気がします。現行のウラン・プルトニウムによる核分裂は、確かに厄介な放射性物質を多量に出しますが、将来の実用化が可能か研究が進められている核融合発電の場合、厄介な放射性廃棄物の量がはるかに少ないのです。

日本の原発の問題点は、地震の多い国でありながら、対策が万全ではないことです。新たに活断層が次々と見つかるという状況が続いている中、原発の真下に活断層があるくらいのシナリオにあわせ、設備を補強しなければならないと思います。また、電力会社は競争相手が事実上存在しないので、絶対につぶれるわけがないという自負があり、危機意識が弱いのではないかと感じることもあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

つまり、今は原子力を認めざる終えないということでしょうか。私もぶっちゃけ「今」は賛成という感じなのであなたの意見には共感するところが多くとてもよい意見のように感じました。
貴重な御意見、ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 18:23

原子力発電の基本は 『先送り』 です。


仮にタダで無限にエネルギーが手に入る新技術が今すぐ開発されたとしても、
現存する原子炉の解体・放射性廃棄物の処理には数十兆円が掛かります。
カネが掛かるということは、何らかの経済活動があるわけですから
当然CO2も排出されます。原子力発電が無くなった後にも、数百年に渡って
カネとCO2の分割払いを続けるようなものです。

火力発電や自然エネルギー発電では、今のところ容易に処分出来る材料・
燃料が使われていると考えられています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、なかなか良い意見だと思います。先送りという考えは初めて聞きました。ご意見、ありがとうございます。

お礼日時:2008/04/12 16:29

賛成するにしても、処分が問題です。


残放射能の筒?は何十年たたないと消えないと言います。
作るだけでなく、リサイクルも考えて下さい。
また、処分も数年で処理仕切れないと聞きます。

CO2をエネルギ-にするとか。
太陽光発電でも、次期エネルギ-を考えて下さい。
エタノ-ル発電でも。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

確かに放射能は何十年立たないと消えませんが、地中深くに埋めたらなんら問題はないように思えますが。

次期エネルギー・・・今のところでは原子力にとって変えられるほどの発電力はないように思えますが。

お礼日時:2008/04/12 16:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!