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理性行動について、
<「理性行動」とは思考結果に基づいて選択されるものである。>
<知識を身に付けることで「情動行動に対する理性行動の比率」が高くなる。>
<理性行動というのは未来の結果を予測して選択される計画行動である。>
上記の旨を論じた文献について、「どの本に載っていたか?」を思い出せず困っております。
(哲学系の文献だったかもしれません…。)

どなたか、ご教示頂けるとたいへん有難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

多分違うと思いますが著書「三つの脳の進化」



理性、情動、本能に関して記してあります。
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この回答へのお礼

早々にご回答下さり、ありがとうございます。
脳科学系の本は踏み入った事がありませんでした。
「三つの脳の進化」ですね、参考にさせて頂きます。
ご教示感謝いたします。

お礼日時:2008/04/24 22:50

こんにちは。


たいへん申し上げにくいのですが、恐らくそれは私がこのカテに投稿したものではないかと思います。
もし何か他の出版物ということでありますならばそれは偶然の一致ということになりますが、書いた本人としましては果たしてその可能性はまずないと考え、一応お知らせすることにしたしだいであります。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3783979.html

他にも似たような回答を幾つも書いておりますが、これらの言い回しは上記URL「回答No.5」では全て文中に使用しており、文章表現の癖までがまるで書き写したようにそっくりです。そして、これは間違いなく日頃から私がこのサイトで回答に用いております自前の説明文でありまして、特に何らかの文献から引用したものではございません。
本をたくさんお読みになるのでしたらごっちゃになってしまったのではないでしょうか。もしそうだとしますならば心ならずもたいへんお騒がせを致しましたが、取り敢えずデタラメは書いておりませんので、念のためざっと内容をご確認下さい。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答を下さり、ありがとうございます。
ご投稿の内容を拝読いたしました。
ruehas様の提示されたものと酷似していますし、しかも、リアルタイムで読んでいる事と思います。

さて、以下、ruehas様のご回答に対し、失礼な物言いになるやも知れず恐縮しております。申し訳ございません。

質問に載せました内容ですが、
現在、レポートを作成するにあたり、「経験知」をキーワードに哲学・心理学系の文献から「ワード」に書き溜める作業をしています。
この提示した文章だけ、本のタイトルの打ち込みをしていないので、
もしかしたら、ruehas様のご回答文を加工したものかもしれません。

以下、「ワード」に記した文章をそのままに写します。

  「理性行動」とは思考結果に基づいて選択されるものを指します。
  ですから、知識を身に付けるならばその分だけ「情動行動に対する
  理性行動の比率」が高くなります。この理性行動といいますのは
  未来の結果を予測して選択される計画行動であります。

何かを見ながら、そのまま写した記憶があり、また、
手元の本に脳化学系のものはありません。

私の思い違いでしょうか…。

ruehas様の知識に圧倒されております。
お勧めの本などをご紹介頂ければ幸甚に思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/24 23:25

こんにちは。


#2です。
半信半疑、私も気になっておりましたので、早速のご返信ありがとうございます。

質問者さんのご事情は良く分かりました。レポート作成のための資料集めということですね。それでしたらこのようなものを題材になさるのは私としましても大賛成です。世の中にどんどん広めて下さい。但し、そのために質問者さんがお知りになりたかったのは、果たしてこれが「学術的な書籍からの出典であるかどうか」ということなんですね。
出典の所在には腑に落ちないところもおありかと思いますが、これに就きましてはどうぞご安心下さい。このような解釈は#1さんがご紹介して下さいました書籍「三つの脳の進化」の著者である「ポール・D・マックリーン」が論じました「脳の三位一体説」が根拠となっており、この仮説は現在「脳科学の主流」としてきちんと支持されています。
この「脳の三位一体説(三位一体モデル)」といいますのは近年の解剖学、及び生理学的知見を基に組み上げられたものでありますから、これ自体は学術的根拠としてそのままレポートに引用することが可能です。但し、これはきちんと申し上げておかなければなりませんが、「これ以降に展開された論説」といいますのはまだそれほど広く受け入れられているというわけではありません。
ですから、脳科学のレポートであるならば何の問題もないのですが、それが「哲学」もしくは「心理学」ということでありますならば、
「理性行動とは計画行動である」
いきなりこれでは読まされる方もびっくりしてしまうと思います。
もちろん、視点が「経験知」ということでありますからそのまま引用されると決まったわけではないのでしょうが、もしこのような解釈を持ち込むとしますならば、それにはやはり事前に根回しが必要です。ならば、私自身も堂々と公表しております以上それなりに責任もありますので、余計なお世話になるかも知れませんが、ここで二、三のアドバイスをさせて頂きたく思います。
済みません、ちょっと長くなるかも知れません。

何故「まだ広く受け入れられていない」とまで断言できるのか、これには理由があります。
これまで「理性行動」や「情動行動」といったものは単なる「概念」でしかありませんでした。ところが近年になり、従来の古典心理学と現在の脳科学の間に大きな「解釈の開き」が生まれてしまいました。これには磁気測定装置やコンピュータ解析技術など他にも様々な事情はありますが、その最大の原因と言いますならば、それはポール・D・マックリーン博士の「脳の三位一体説」なんです。そして、現在「脳科学者」と呼ばれる先生方のほとんどがこの学説を支持しています。
「脳の三位一体説(三位一体モデル)」といいますのは、
我々高等動物の脳はその進化の過程で、
「反応脳(生命中枢)」
「情動脳(大脳辺縁系)」
「理性脳(大脳皮質)」
この三系統に機能分化したというのが骨子です。
これまで「理性行動」や「情動行動」が概念であったのは、それは結果論的な「性質分類」であったということです。ところが、この「三位一体説」ではこれらを性質による分類ではなく、解剖学的事実に基づく「構造分類」として扱うことになります。
では、この最も顕著な例としましては、例えば「意識という概念」、これは我々の脳の生理学的構造と一致しませんので脳科学ではその存在が否定されることになります。もちろん、現在心理学ではこのような考え方は受け入れられていませんし、哲学であるならばそれを研究するのが本業です。
私はこの事態を相当の混乱と考えています。何故かと言いますと、これであの心理学者・フロイトがこけるんです。

以前このサイトで「フロイトの学説は現在では適用できない」と発言しましたら、やはりそれなりの反発がありました。かつて古典心理学を勉強しているために未だにそれを盲信している専門家さんもおられますし、フロイトの名前を出しただけで回答を鵜呑みにしてしまう質問者さんが後を絶ちません(もちろん、それを臨床治療に応用したフロイトの業績はたいへん偉大なものです)。
インター・ネットの意見交換であればこのようなことは日常茶飯事です。ですが、新しい考え方を取り入れるということは、質問者さんは提出レポートでこれをおやりになるということです。果たして、必要な準備は決して怠ってはなりません。
このためには、何故「理性」や「情動」といったものにそのような解釈が適切であるかを質問者さんご自信が理解をなさる必要があります。ところが、現在の心理学の教科書ではこの辺りがまだほとんど書き換えられてはいません。私が敢えて「古典心理学」という言い回しを用いるのはこのためです。そこで、まず書籍を探すならば「現代心理学」というのがひとつのキーワードになると思います。そして、ここならば少なからず三位一体説以降の解釈も取り入れられているはずです。
では、これを脳科学で探そうと致しますと、全体像・概論を纏めたものを入手するのが未だ極めて困難です。ならば、#1さんご推奨のマックリーン著「三つの脳の進化」は要チェックということになります。また、参考URL「回答No.7」で二冊ほど紹介してあります。たいした本ではありませんが、「最新の情報が手に入る」という点ではお勧めです。

「子供の成長は情動行動に対する理性行動の比率として現れる」
これは従来の心理学でも研究されていたことですから特に差し障りはありません。そして、国語辞典には「理性とは情動に捕らわれない判断である」と明記されています。
では、一般の認識といいますのは何処まで冷静なのでしょうか。
理性というのは即ち道徳だというイメージを持つひともいるでしょうし、かつて哲学には「それは人間に与えられた能力である」と解釈された時代もありました。因みに私は生物学の信望者でありますから、このような人間至上主義はあまり好みではないです。
このような事情から、いきなり理性行動ではなく、最初の頃は専ら「計画行動」という言葉を使っておりました。ですが、これは正直にお話ししておかなければなりませんが、それを「理性行動と同義」としましたのは私の「個人的な決断」であったと記憶しています。このため、そのような記述は恐らく他の文献にはないのではないかと判断をしたしだいであります。

それを「計画行動」と定義しましたのは、我々の脳の構造上「本能行動」と「情動行動」では未来の結果を予測することができないからです。ならば、三位一体説に基づくならば、それが可能であるのは「大脳皮質の理性行動」だけということになります。
では、哺乳動物であります以上、イヌやネコでも大脳皮質による計画行動が可能です。ならば、それは理性行動なのですから、果たしてイヌやネコにも情動と対峙する「理性」があるということになります。
何故ワンちゃんには「おあずけ」ができるのでしょうか。それは、主人の言うこと聞けばご飯がもらえという未来の結果を予測することができるからです。そして、それを「理性」とするのは、その生理学的構造が人間と変わらないからです。
こんなことを大声で言いましたら多くのひとが笑い出しますが、これは十分に展開の可能な解釈です。また、大脳辺縁系が発達していますので、そこでは情動反応が発生し、喜怒哀楽の判定が下されます。イヌやネコにも「我々人間と全く同じ構造の感情」があります。大半のひとが首を傾げますが、これが「脳の三位一体説」から導き出される結果であります。

このように、脳科学の知見を用いるということは、それは従来とは異なる解釈を扱うということです。
学術レポートなのですから、別に世の中の風潮に配慮する必要は何処にもありません。ですが、残念ながら現時点では笑われないという保証もないんです。根回しが必要です。参考URLをご覧頂いたと思いますが、私が何故あれほどまでくどくどと説明をしなければならないかが何となくお分かり頂けますでしょうか。「理性」「情動」「意識」、脳の勉強を始めて三年ほどになりますが、何れひとつを摂りましても、私の経験上、今現在に最も科学的かつ冷静な解釈を行っているのは脳科学です。そして、それが社会にとって著しく斬新なものとなるのは、現在がその発展途上における急速な過渡期であるからです。我々は遅れを摂るわけにはゆきません。
従来の心理学の知見を展開するだけでもレポートは通るでしょう。ですが、質問者さんがより深く探求をなさりたいということでありますならば、私はその姿勢に賛同します。レポート、がんばって下さい。
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この回答へのお礼

お返事が遅くなり、申し訳ございません。
内容をしっかりと読んでから、と考え、御礼がおくれました。

私のような者に対し、真摯なご対応を頂き感激しております。

私が試みようとしているレポートに「計画行動」を取り入れることの大変さを、ruehas様のご返信で痛感いたしました。
仰るとおり、経験知に関し、ご回答頂いた内容を盛り込む事に、
実際私自身も困惑を覚えます。
ゆえに、それをレポートにまとめるとなると、難渋することは容易に想像できます。

ruehas様のご回答を参考にし、改めて何が言いたいのか、
熟考を重ねてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/29 11:20

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