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 ロイターの日銀短観に関する記事です。
 交易利得と実質貿易収支を交換し合う、ということの意味が良く分かりません。
 分かる方がいたら、教えて下さい。
 よろしくお願いします。

 ロイターの記事↓

 交易条件の悪化による海外への所得流出はあるが「一次産品価格の上昇と表裏をなしつつ増大したグローバル需要を、日本経済は実質貿易(純輸出)や利子・配当等(海外からの所得の純受取)の形でしっかりと取り込んでおり、対外取引全体でみた所得はむしろいく分増加している」として「こうした交易利得と実質貿易収支を交換し合う好循環は、過去数年間、日本に限らず、世界的な規模でおおむね実現されており、これが国際商品市況の上昇と世界経済の高成長をこれまで両立させてきた基本構造であったと考えることができる」と解説。

A 回答 (1件)

例えばこんなことを言っていると考えてください。



交易条件の悪化:
原油(一次産品)の輸入価格の上昇の分だけ、輸出品の価格を上昇させることができないので、同じ貿易量では損をする。(=所得が国外へ流出する)

実質貿易収支の増加:
原油高で稼いでいる中東諸国などへの輸出案件が増加する(純輸出の増加)ことや、
産油国である米国向けのファンドへ投資したお金の利子・配当が増加する(海外からの所得の純受取の増加)を足すと、
所得が増加している。

ということです。
つまり買う原料費は高くなり、売る商品は安くなったのだけれども、
買ってくれる量が多くなったので収支はよくなったという解釈。
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この回答へのお礼

 回答、ありがとうございます。

 最後の一文が、簡潔、明瞭で非常に分かりやすかったです。

お礼日時:2008/05/06 21:52

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