アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

おーいお茶のペットボトルを何気に見てみると新俳句大賞の俳句がいくつか載っており、その中のひとつに”日本が破産する日のチューリップ”とありました。とても印象深い俳句で気に入っているのですがどう考えても意味が分からず気になって仕方ありません。夜中まで気になっています。おーいお茶のページを見てみましたが解釈は書いてないみたいで余計悶々しています。74歳の方の俳句なので日本の破産、は単純に金融事情を指してる気がしますがその後は、チューリップが破産する様がその花開く感じに似ているのか破産した日もチューリップは咲いている、という意味なのか(でもなぜチューリップ?)位しか思いつきません。ご本人に聞いてみたいのですがネット見ているかも分かりませんので誰か納得いく解釈をぜひ教えて下さい。

A 回答 (5件)

この句は第十八回新俳句大賞の佳作特別賞で、一昨年11月から昨年2月までに募集されたものなので、最近起きているチューリップが切り取られる事件との関係は考えられません。


公式サイトを見ても作者のコメントがあるのは各部門大賞以上だけで、応募要項にも句の意図を添えるようには書かれていないので、審査員さえこの句の絶対的な解釈は不可能なようですが・・・

この句を書いた方が住む富山県は、日本でもチューリップの栽培が盛んで、県花もチューリップとされています。
ここから考えると、以下のような解釈ができるかと思います。

●「日本政府が破産するその日、チューリップが咲き誇り平穏に見える我が故郷の富山県にも、その影響は及ぶのだろうか」と、“日本”という大きなものと身近な故郷という小さな範囲を比べ、思いを巡らせている。
●「日本が破産しようとも、自分の足下にある自然のチューリップは我関せずと咲き誇るだろう」と、人間と自然の営みの違いを思い、感慨にふけっている。
 (漢詩の「国破れて山河在り 城春にして草木深し」と同じような感じですね)
もちろんチューリップの咲く様子が破産した様を思わせるという、rider1127さんの解釈も可能です。

ただ、もうひとつ私の考えとしてですが、これはダダイズムにも通じる句だと考えます。
“日本”“破産”という大きなもの・難解な世界のもの・無味乾燥なもの・一筋縄ではいかないものと、“チューリップ”という小さなもの・誰でも美しさがわかりやすいもの・華やかな色彩を持つもの・わずかな力で手折れるはかないものとを同一の句に入れることで、視点のダイナミックな展開を見せ意味性の平準化(ある意味では混乱)を起こさせる、この点にこの句の魅力があるように思います。
“チューリップ”の語を用いたのもポイントです。
たとえば「日本が破産する日の寒椿」などとしてしまうと文字の見た目の落差が少なくなり、また「ああ、花がポロッと落ちる様子を例えたのか」と解釈しやすく小さくまとまった句になってしまいます。
「日本が破産する日のヒヤシンス」とすると、逆に意味がわからなくなり過ぎます。
つまり、この句は解釈を意図的に難しくすることで、単語の持つ印象を際立たせたとも考えられるのです。

多くの人が知っていて、同じようなイメージを持っていて、しかも音数や字面も句に合う花を選んでくるのは、けっこうな手練です。
rider1127さんもチューリップをいろいろな花(もちろん花以外でもいいですが)に入れ換えて考えてみると、この句のある一面が見えてくるのではないかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いい説明ありがとうございました!
自分なりには、日本が破産するかもしれない身近に起こりうる可能性を考えた時にもこの故郷のチューリップ畑はいつまでもどんな時も美しく咲き誇って欲しい、とのただ素直な思いに未だ見たことない美しいチューリップ畑(ハウステンボスのみあり)が浮かんできました。
俳句には詳しくないので専門家的な話も勉強になりました。ありがとうございます^^

また皆さん本当に色々な発想があって興味深くて嬉しかったです、(うちの母もパチンコ言ってました)すっきりさせてもらえてどうもありがとうございました。

お礼日時:2008/05/24 01:27

皆さん、スゴイなあ・・・そういうこともあるのね、皆さん文学的・・・と関心しつつ


平凡な主婦の私は

「日本が破産する日なのに、こんなにも多くの人が『パチンコ』をしている・・・」

と思いました。
パチンコの開く所のことを「チューリップ」って言いませんでしたっけ?(最近は言わない?って行ったことないので・・)

「パチンコ」をしている・・・お気楽な人が多いなあ・・・って意味かと思いました。
    • good
    • 0

こんばんは。



長いこと俳句をやっておりますが、「難解句」は本人にしかわからなことが多いものです。
芭蕉の「五月雨をあつめてはやし最上川」なんてわかりやすくていいですよね。こう言うのを名句というのです。
もしかしたら、前橋かどこかの商店街で「チューリップの花」が切り取られれる事件がありましたよね。
日本が破産するの意味の中に、日本にいる罪深い人物がいるのかもしれません。チューリップを切り取る、罪深い者がいると知った日が日本の破産の日と、言葉に屈折をつけたのかもしれません。あまり品格のある句ではないような気がいたします。なんて失礼ですね。ごめんなさい。
    • good
    • 0

最近、街かどのチューリップやその他の花が


切り散らされている事件がありました。

日本人の心がすたれた→日本ももう終わりだ

という意味で、「日本が破産する」といいたかったの
ではないでしょうか?
    • good
    • 0

かつてオランダで発生したチューリップバブルと


日本のバブル経済をかけているのでは?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!