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No.2
- 回答日時:
正岡子規が詠んだ俳句ですね。
まず屁理屈から言うと、アカトンボは空高く飛びません。秋空の下をスイスイと泳ぐように長く飛び続けているのはウスバキトンボで、アカトンボとはまったく違います。アカトンボは、地上に近い下のほうの草むらや低い木立の周りを少し飛ぶだけで、多くの場合は止まっています。スイスイと長く飛んだりはしないんです。なので、アカトンボを筑波の空と結びつけるのには無理があります(ウスバキトンボのことをアカトンボと間違って理解しているのなら分かりますが)。ただし、これは屁理屈で、この俳句を鑑賞するための見かたではありません。
アカトンボは秋の季語です。秋空ではうろこ雲、いわし雲、さば雲を連想しますが、このときは雲「すら」なく澄みわっていたんでしょうね。晴れた秋空は青く澄みきり、アカトンボと対照的な色をなしています。
アカトンボは「夕焼け小焼けのアカトンボ…」とあるように夕方のイメージがありますが、それはウスバキトンボの話です。ホントのアカトンボは日が傾き始める(午後3時には)と草木に止まって就寝(休む)モードに入り、まず飛びません。ここでいう空は朝夕ではない(青空と赤トンボを対比させるため)と思われます。
最後は「…けり」と結んでいますね。「…けり」は詠嘆を表し、深い感動がこもっていることを示しています。
青く澄んだ秋空のもとに、何匹※もの赤とんぼ(正確にはウスバキトンボ)がゆっくりと飛び交っている。はるか向こうを眺めると、筑波山が見え、空には一片の雲さえない。静かな里の秋を感じるなぁ。
※学術的にはトンボも含めて虫などは1頭、2頭と数えます。1匹、2匹ではないんです。
No.1
- 回答日時:
俳句の鑑賞:先ずその句を読んで頭のなかにどんな光景が浮かぶか書いてみて、そして作者は何を感じているかを想像します。
大自然に対する畏敬の念をおぼえ自然賛歌の句。
筑波山を眺める絶景の地に来たところ、赤とんぼが飛んでいる以外に空には一片の雲もなかった。
空の青さと筑波山の雄大な姿を分かりやすい言葉でさらりと詠んで、この地球に生かされていることやまだ命があることを感動している、(当時不治の病だった、結核にかかっていた)子規の姿が見えてくるような気がする。(の解釈は?)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …
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