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死刑制度反対理由として、「死刑となったこと神格化された人物の例」を調べているのですが、調べても見つけられません。死刑となって神格化された人物または、それに関する文献を教えていただけないでしょうか?皆様の知恵をお貸しください

A 回答 (7件)

神格化するもしないも個人の主観


現に、宅間を神と崇めてる人もいますよね

死刑を廃止すると殺人が減ります
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死刑かどうかはともかく、信念を貫いたために殉難した者は、殉難しなかった場合に比べて偉く感じられる、という一般的な傾向はあると思います。



キリスト(架刑)、イソップ(崖から突き落とし)、ガリレイ(査問)、ゲバラ(斬首)、明智光秀(刺殺)などの英雄たちは、殉難したからこそ、伝説になったのでしょう。

さて、ご質問のように、死刑に反対する論拠としては、処刑された人が後世どのように崇められるか、よりも、むしろ自分たちの自意識として刑死をどう感じるか、のほうが重要です。

よく、死刑になりたい、と口走る刑事被告人がいますよね。
あれは、なにか「殉難だ」みたいなヒロイックな自己陶酔に浸っていることが多いと考えられます。
言い換えれば、刑死という可能性は、そういう病的な陶酔に道を開いている、ということです。

どうも人間心理として、「華と散る」刑死や戦死はカッコイイが、生け捕りにされて一生を独房で暮らす終身刑は、カッコ悪くてとても陶酔の対象にはならないようです。

この辺りは、私よりも専門の心理学者の先生方のほうがお詳しいのでは?
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『死刑になることによって犯罪者が神格化される場合がある』という論拠に対する反論として、下のような例が考えられます。

もしこれを論拠として賛成派との議論をするなら、これらの反論に対する再批判も考慮しておいた方がいいと思います。
 ちなみに(1)は神格化をそれなりに問題視する立場からの反論、(2)・(3)は神格化など重要ではないという立場からの反論です。いずれも神格化論にとっては致命的な反論になると思いますので再批判は必須になります。

(1)神格化されるかどうかは死刑制度を廃止することの論拠にはなりえない。
 死刑による神格化は単純に『死刑の刑罰としての価値の減少』でしかなく、必要であれば別の刑罰を追加して死刑と併用すればいいだけのことであって、死刑を廃止しなければならないという根拠にはならない。死刑存置論は必ずしも絶対的終身刑などの新しい刑罰を導入することまでも否定するものではない。

(2)神格化されることと刑罰は別問題である。
 死刑は死刑囚を死亡させることを内容とするものであって、死刑によって死刑囚が社会的にどのような評価を受けるかということは刑法の関知するべき問題ではなく、むしろ社会学や倫理学などの問題である。
 そもそも死刑囚を神格化し、あるいは死刑によって神となるなどと信じることは、思想・良心の絶対的自由を宣言する憲法が当然に予定しており、かつ許容しているところである。したがって犯罪者を神格化することが事実上不可能になるような刑罰や制度はむしろ違憲であり許されない。

(3)極めて特異な例を問題とすることは適当ではない。
 法律は社会的合意を基礎として成立しているものであるから、あらゆる場合に適合する法律を作ることは不可能である。1億人以上の国民全員に絶対的に共通する思想・価値を見つけ出すことは不可能であり、そして不可能なことを期待することがそもそも誤りである。
 ときに死刑によって犯罪者が神格化されることがあったとしても、それはきわめて希少な例外事例であるから一般予防の効果は十分に期待できるということの否定にはならない。

※死刑問題で極めて特異な例を死刑反対の論拠としている著名な例として『死刑による自殺を目的として凶悪犯罪を起こす人が増える可能性がある』という主張がありますが、上記と同様の反論が可能です。


 なお、趣旨と少し離れますが菊池寛の作品に『ある抗議書』という短編があります。内容は『ある殺人犯が死刑となるが、犯人は獄中で宗教に帰依し罪を悔いたため、死後は天国に行くことが許された。一方被害者とその遺族は犯人を恨みながら死んだため、ことごとく地獄に落ちた。正義はいったいどこにあるのか』というものです。法律ではなく純粋に宗教の問題だと言ってしまえばそれまでですが、ひとつの考え方として一度読んでみるといいかもしれません。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。ディベートをするにあたり、大変参考になります!やはり神格化は反論を考慮すると死刑廃止の根拠としては弱いようですね;;しかし、死刑賛成派の反論に対し、適切な回答を述べることができるようmethuserahさんの意見を参考に検討していきたいと思います。また、参考文献を教えていただき、ありがとうございます。これを機に、死刑制度についても学び、考えたいので、「ある抗議書」は読んでみたいと思います。

お礼日時:2008/05/20 18:46

失礼ですが、死刑制度反対理由として、「死刑となって神格化された人物の例」を調ると言うのはあまり意味があると思えません。

 No.1の方の回答キリストを始めとして、殉教者はほとんど神格化されているでしょう。 また、殉教者とは言えませんがジャンヌ・ダルクなんかも神格化されていますね。 いまでも中国や北朝鮮では、同じような人権抑圧目的で処刑されている人たちもいるでしょうが、少なくともそういった殉教者などは、現在の日本における死刑制度とは全く無縁の理由で処刑されており、凶悪刑事犯を対象とした現代日本の死刑制度反対の根拠にはならないでしょう。  
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。確かに調べていても死刑制度と神格化との関連性を明確に表現している文章は見つけられませんでした。死刑制度に反対する理由としては適当でないかもしれません。ご指摘を参考にし、反対理由を検討しなおしたいと思います。

お礼日時:2008/05/19 12:12

凶悪犯罪を犯した一般の死刑囚は神格化されません。

麻原あたりは信者からはされるかもしれませんが・・・
東京裁判で絞首刑にあった東条英機元首相などは一部の人からは神格化されているでしょう。広田弘毅元首相は小説「落日燃ゆ」のヒーローになり、かなり神格化されていると思います。あと山下奉文や本間雅晴などの将軍も神格化されています。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき、ありがとうございました!
凶悪犯罪者は神格化はされないんですね。とても参考になりました!
他に挙げていただいた人も早速調べてみたいと思います。

お礼日時:2008/05/19 09:33

関羽雲長とかでしょうか?


死刑制度反対の理由になるとは思えませんが・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。さっそく調べてみます!

お礼日時:2008/05/19 09:30

死刑になって神格化された最も有名な人物は、キリスト でしょう。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かにキリストほど神格化されている人はいないですね。参考になりました!

お礼日時:2008/05/19 09:29

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