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先物取引の基本的質問です。
粗糖の倍率は50倍です。
取引に係る全商品の建玉をその日の帳入値段により計算した結果、値洗い損益金の合計額(以下「値洗損益金通算額」といいます。)が損計算とり、その値洗損益金通算額がその取引に係る取引本証拠金基準額の合計の50%を超える計算上の損が発生した場合、お客様が取引を継続しようするのであれば、すでに預託している取引証拠金の担保力を補強するための証拠金を追加して預託しなければなりません。この新たに預託する証拠金のことを「取引追証拠金」(追証)といいます。この追証の額は、値洗損益金通算額がその取引に係る取引本証拠金基準額の合計額を超えない場合、取引本証拠金基準額の50%以上値洗い損の範囲内の額で、また、値洗損益金通算額が取引本証拠金基準額の合計額を超えた場合、取引本証拠金基準額の合計額の50%の整数倍以上値洗損益金通算額の範囲内で商品取引員が定めた額となります。
この記述は

4万円の証拠金から200万円の粗糖を購入し、その価格が150万円まで下落した場合100万円の追証が必要になるということでよろしいのでしょうか。

A 回答 (1件)

 おはようございます。



 総額で考えてもトン当たりの単価で考えても同じなのですが、通常は単価で考えるのでこれを用います。また現在東京粗糖の証拠金は1枚(取引1単位=50トン)当たり75000円ですから、やはり現実に即してこの数字を用います。
 証拠金75000を出して、粗糖を1枚、4000円で買いました。

 商品先物取引では証拠金の半額以上の損失が出ると追証になります。ですから、
75000÷2÷50(トン)=750
になります。750円下がって、3250になると証拠金を追加しないと強制決済処分になります。
 この場合追証は本証拠金の半額が通常ですから、追証が1回分だけなら、37500円を入れます。これで証拠金は合計で112500入れたことになりますね。もう一度計算します。
112500÷2÷50=1125
これでトン当たり2875円までは追証が再度掛かることはありません(ただし実際の取引は10円単位なので、2870円が限度になります)。
 品目によっては相場が加熱しているとの判断から、証拠金が増額されることもありますが、基本的な考え方は大体以上です。

 さて、質問文の「の追証の額は、値洗損益金通算額がその取引に係る取引本証拠金基準額の合計額を超えない場合、取引本証拠金基準額の50%以上値洗い損の範囲内の額で」の部分です。これは要するに値洗いがマイナスになったら、本証拠金の半額を越えていなくてもすぐにその分を埋めろ、という意味ですね。
 しかし実際にはこんな厳しい方針で運営している先物会社はおそらく無いと思います。私はこれまでに5社と取引をしたことになりますが、このようなことを言われたことはありません。ただし私は金しかやっていませんから、例えば農産品だと対応が異なるのかもしれません。しかし通常なら半額を越してしまわなければ何も言ってきません(インターネット取引では自己責任と言うことで連絡をしてこないのが通常です)。
 粗糖の場合倍率が低いのと、あまり値動きが無いので、この3ヵ月で追証が掛かるような事件は起きていないようですね。農産品は一番最初にほぼ騙された格好で損をしたため、二度と近寄っていませんが、中には割合安全なものもあるらしいことが今回判りました。
http://www.tge.or.jp/japanese/price/pri_sel_01.s …
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この回答へのお礼

なるほど、勉強になりました。きちんと理解して取引に望みたいと思います。
お礼になるか分かりませんが、粗糖が現在割安ではないかと僕は考えています。短期売買は性に合わないので商品取引はこれっきりにしたいと思っています。他の穀物の高騰、バイオエタノール需要、中国の砂糖需要の状況を米農務省のデータや図書館、インターネットで資料を集めた結果、高い確率で今後砂糖が高騰するであろうという予測をたてました。何かの役に立てば幸いです。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/10 21:33

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