アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

いま、ジュゼッペ・テラーニについて調べています。
コルビュジェなど他の建築家から影響を受けているらしいのですが、
作品と作品との具体的な類似点などを教えていただけませんか?
例えば、テラーニの○○とコルビュジェの××が似ている、などのように。

A 回答 (1件)

 建築分野は門外漢ですし、テラーニの作品はあまり沢山は知りませんが、何方も回答されていない様なので。



 一応工学分野の研究で食ってる者で、建築は『感性工学』或いは『設計美学』、更には『概念工学』(という言葉が一般的かどうか判りませんが)分野の研究の一環として捉えています。
 っと言うワケで、回答はあまり具体的ではありませんし、建築工学の正規の教育を受けたヒトからしますと、笑っちゃう様な解釈かも知れませんが・・・(と最初から逃げ腰・・・)

※テラーニはコルビュジェの作品の写真や図面を横に貼りながら設計をしたと言われているほどコルビュジェを尊敬していた様ですが、自分の印象としては、尊敬していたが故に『逆』かな?と。
 コルビュジェ建築の説明には、ピロティ(大地との決別?)が受け入れられていますが、テラーニの方は(自分が、テラーニの作品としてあまり高い建造物を知らないからなのかもしれませんが)大地との結びつき、というか『地面と地下』或いは『連続する大地』といった感じの『各階同等の重さを持った』階層を感じます。

※一方、コルビュジェが唱えた、例の『5原則』のうち幾つかは、テラーニは忠実に再現している様にも見えます。自由な平面、水平連続窓といった構成は、テラーニにも一脈通じるところでしょう。

※コルビュジェ提唱というと、も一つ、『ドミノシステム』。
 テラーニは、幾つかの作品で『ドミノシステム』を視覚的に表現している様に見えます。
 『ドミノシステム』は構造力学に関する話なので、実際にテラーニの建造物を観察すれば(自分にも)すぐに判るのではないかと思いますが(残念ながら、今のところ自分にはそのチャンスはありません)、写真で見る限り実際の構造も『ドミノシステム』をトレースしている様に見える作品が幾つかあります。

※個人的な趣味を言ってしまうと・・・空間を『切り裂いて』突然現れるコルビュジェより、空間を『切り分ける』テラーニの方がスキです。(テラーニの建造物には、『設計美学』的な安心感を感じます。)

 ところで最後に一つ気になったことが。
 こういった御質問は・・・もしや学校の課題ですか?一応教育者でもある立場からしますと(工科大学で機械工学系の非常勤講師も兼任しています)、いけませんね、こういうところで質問で済ますのは。自力で調べて自分なりの解釈をしなければ意味がありません。
 っと言うワケで、(ちょっとイジワルかもしれませんが)具体的な作品名は除いてみました。コルビュジェとテラーニの建造物の写真を集め横並びにして観察すると、上述致しました件はすぐにお判りになるでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お答えいただきどうもありがとうございます。
回答者さんの意見を踏まえて、作品集などを見てみましたら、私にも共通する部分が見えてきました。自分でももっと調べてみます。

お礼日時:2008/06/19 10:39

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!