準・究極の選択

大変初歩的でお恥かしい質問なんですが・・・

ある小売の店舗に勤めております。(基本的に細かく例外は別にして1品高くても1000円強、平均で数百円です。)
よく店舗で決算時(特に決算棚卸時)に在庫が少ない方がと聞きます。
なので例えばですが、3月決算なら3月末に在庫が少なくなるように逆算して仕入れをするように言われます。
ただ逆に在庫が多い方が資産になって、決算上、良いとも聞きます。
どちらの方がよいものでしょうか?

恥ずかしながら、知識がないので簡単に教えていただけると幸いです。

A 回答 (5件)

商品や製品の在庫について、



(1)会社の資金繰りの観点から、決算時に在庫が少ない方が良いという考えは正しいです。しかし資金繰り上は、決算時に限らず、何時でも在庫が少ない方が良いと言えます。なお会計上、在庫が少ない方が決算が良くなる(利益が出る)とは言えません。従って、期末の在庫を少なくするために仕入を減らしても、利益は出ません。
(2)また、在庫が多い方が資産になって、決算上、良いと言う考えも誤りです。在庫が多ければ資産が増えるのは確かですが、そのことと利益が出るかどうかは無関係です。

次の公式をじっと見つめてください。そうすれば、前記の意味がお分かりになると思います。

商品の仕入販売の場合の一般式:
粗利益(売上総利益)=売上高-売上原価
売上原価=期首商品在庫+期中商品仕入-期末商品在庫
営業利益=粗利益-人件費等諸経費
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適正在庫というのは結構難しい問題です。

小売業ということですが、例えば生鮮食品を扱う商売なら在庫は必要最小限、在庫は限りなく0にするのが望ましいと思います。
他には利益率の問題で、利益の高い商品は在庫は少なく、数多く裁きたいがために利益率の低い商品は在庫を多めにするという考え方もあります。
まあ、業種での平均在庫日数を基準にして適正在庫を計算したらよろしいのではないでしょうか。
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資産が多い方が良いと言う考えは、間違いでは有りませんが、それは


・伝統的な財務分析における数値が良くなるから
・資産は、B/Sの表示額で会社は清算できる
このような考えから導かれております(ですが、手持ち商品が簿価で売れる訳無いですよね)。

一方、10年程前からその様な考えではなく、キャッシュフロー(現金の動静)による考え方が定着してきました。
在庫をすると言う事は、その商品は未だ利益を生んでいない訳です。別の言い方をすれば、現預金は出ていったままなので、手持ち現金が減っています。
手持ち現金が少なければ、どう言う事が起きますか?
売れ筋商品を本当は100個仕入れたいのに、50個しか仕入れる事ができず、利益を得る機会を逃してしまいます。
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値引きや特売狙いを除いて消費者の購買動機にとっては決算なんてあまり関係ないわけで、決算だからって在庫をあまり変動させるのも本末転倒というか余裕のない商売のような。

確かに在庫が減れば棚卸しの手間も単純に減りますが。
在庫切れで客を逃してしまうことも考えないと。

適正在庫って難しくって、低金利時代では現金をただ持ってても意味ないので、すぐに売れるあてがあるのなら仕入れて在庫にしたほうが利益は上がります。かといって死に筋の不良在庫にしたら元も子もないし、あるていどの現金はないと不測の事態に備えられないし。

こういう何を重視するのが良い経営なのか、って時代や言う人によって変わってくるので難しいです。(売り上げだの純資産だの利益率だのキャッシュフローだのバランスシートだの)
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在庫とは商品であり確かに資産です。

しかし、店において置くだけでは何の価値もないのです。つまり、仕入れた商品は、販売してはじめて利益を生み出すわけです。仕入れただけでは現金が減っていくだけです。
その意味では、在庫は少ないほうがよいのです。しかし、在庫なしでは小売店は成り立ちません。従って店の規模(売上)に応じて適正在庫金額を把握しておくことが重要です。その金額に対して、現在の在庫状況を比較し過剰なのか否かを判断していく訳です。
在庫が多いほうが決算上よくなるなんてことはありません。在庫であるより現金であったほうがいいに決まってますよね。
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