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日本で工学系の専門書というと、A5サイズでページ数も400に届かない位、価格も5000円以内のものが多いと思います。一方で、同じ分野でも洋書になると一回り大きくなるし、600ページ超で価格も$100以上の本が主流ではないでしょうか。本のサイズの違いはともかくとして、絶対的な記述量が足りないため、和書の専門書には細かい話まで詳細に説明しつつ広い範囲もカバーしている「これ1冊でOK」教科書が不足しているように感じています。

上記は私の専門範囲である情報処理とか通信などでの話ですが、他の専門分野の本でも似たような傾向があるのではないかと想像しています。

和書のマーケットにも600ページ超洋書専門書と同様な内容を求める層が存在するように思うのですが、このような本が日本で少数派なのは何か理由があるのでしょうか?たぶん出版側の事情があると思うのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたらお教えいただけると幸いです。

A 回答 (3件)

岩波文庫などは確か書店が買い取るような形で返本できないようになっていたときいていますが、逆に専門書のようなものは、売れなければ出版社に返本されるようなものになっているみたいです。


そのため専門書は売れる部数しか作れませんが、少部数では製本コストがかかるのではないでしょうか?

そのため、高価な物は売れにくいので、発行部数がある程度見込めるような価格帯がねらわれるのではないかと思います。


>600ページ超洋書専門書と同様な内容を求める層が存在するように思うのですが、

層は存在するでしょうが、和書は基本的に日本人しか読まないでしょう。
英語で書かれた本なら、世界的に引用されると思われますので、同じ層でもその厚さが違います。つまり売れる見込みが全然違います。
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この回答へのお礼

再販制度による違いも影響しているのかもしれませんが、要は英語専門書の読者層と和書専門書の読者層の厚さの違いと言うことに帰結しそうですね。ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/01 08:59

日本には、難しいことをやさしく書くと、評価されない傾向がありますね。

日本の専門家は担当できる範囲が実に狭いし、どうしても肩に力が入って、文章を短く凝縮してしまうから、ページ数も少なくなってしまう。また、狭い分野を深くやっている専門家はいますが、全体を見渡してやさしく解説する人材がいない、そうゆう感じがします。この点、専門分野を本として社会に還元する努力が足りないと思いますね。

洋書は難しいことを実にやさしく、しかも幅広い分野に及んでます。しかも、1冊の分量がすごいあつく、辞書みたいな本もあります。実に感心する本が多いですね。

和書の専門書は部数が出ないのは、日本の社会全体が専門書や難しい分野の本を軽視する風潮があるからだと思います(書店においてあるのがマンガや主婦の本ばかりなのが証拠)。それだから、分厚い本がますます出版しにくくなっているんでしょう。
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この回答へのお礼

著者の側からするとやさしく詳細に記述することが専門家として評価されない、逆に読者側から見ると専門書自体が評価されていない、というご指摘は、なるほどと感じました。
それでも、各分野に数冊づつくらいはわかりやすい「辞書みたいな専門書」があっても良いのに、と思ってしまいます。それに、洋書のこの手の本の場合は、最新の内容を反映させて何度もreviseされるものが多いのに、和書の場合は10年前のまま、みたいなのも不満ですね。
いずれにせよ、参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/06/30 07:02

私も経験が有ります。


電子工学の専門書ですが易しい英語で懇切丁寧に説明してある素晴らしい本でした。

日本では本を書くというと「難しい本」を書かないと著者の沽券にかかわるといった感じがあるのでしょう。
国民性でしょうね。余談ですが最近まで英会話は学問ではなかったわけですから。

あとやっぱり需要が少ないから品揃えも薄くなるのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ご指摘のとおり、懇切丁寧に説明した専門書(大学院生レベル向けになるでしょうか)が日本には少ないなあ、と感じております。
国民性もあるのかもしれませんが、需要が少ないことが大きいのでしょうか?USの理系大学院生という市場は日本のそれよりだいぶ大きそうですし。

お礼日時:2008/06/30 06:54

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