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非調質合金鋼について英語で説明する際には
どのように表現すれば良いかおわかりでしょうか?
焼き入れ焼き戻しを省くのを伝えればいいだけだと思われますか?
私自身非調質合金鋼については把握しきれておりませんが
御教示お願い致します。

A 回答 (1件)

こんばんは。



>非調質合金鋼
非調質鋼のことでしょうね。
一般に「Microalloyed Steel」で良いはずです。
microalloyedとは ”マイクロアロイング技術”を元に、極微量の合金元素をが添加されることによって「結晶が微細化された」と言う意味にと考えれば良いと思います。

さて非調質鋼とは、鍛造工程や熱間圧延工程を経ただけで、熱処理による調質(焼き入れ、焼き戻し等)をしなくとも、所定の諸特性を得ることが出来る鋼の事です。製鋼所で鍛造圧延をされたまま、出荷時点で既に機械的強度を獲得している鋼とも言えます。
この為に、普通の機械構造用鋼に極微量(1/10%単位)のバナジウムやチタン等の合金元素を添加することによって、熱処理せずとも所定の機械的強度が出るように設計がなされているんです。
機械構造用鋼のSC鋼で例えれば、S45C調質済み鋼と同等の性能を示す鋼は愛知製鋼のSVd45、大同特殊鋼の大同特殊鋼MM45等になります。

非調質鋼は性能的に調質鋼にやや劣るとは言いますが、複雑な形状の物を焼き入れ処理する事によって起きる焼き割れや寸法の変化が無いと言う点、複雑な熱処理が出来ない工場でも所定の強度の物を作れると言う点が長所として揚げられ、今後更に広い分野で活用されるようになると思います。

非調質鋼に関しては、日本語の論文では「マイクロアロイング」で検索するとその原理が解説されているので面白いと思いますよ。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
「マイクロアロイング」でも一度検索してみます。
細かなご説明誠にありがとうございました。

お礼日時:2008/07/02 09:09

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