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原油価格の高騰に世界中が困惑しています。 WTI原油先物価格が新記録突破と毎日同じようなニュースが続いています。

もしこのまま上がり続けて、もし200ドルを超えるような事態になれば、一体この世界はどんな情況になると思われますか?

例えば日本国内だけを考えても、燃料費の高騰が原因で食料や生活物資を始めとして全ての物価が上がり続け、もはや国民生活を維持する事が困難な状態になるのでしょうか?

例えば、WTIに流れる膨大なファンド資金に対して何らかの規制が掛けられるようになるでしょうか?

例えば、船舶や航空機、それに自動車に使用されているような化石燃料を一切使用しない新しいエンジンが、政府の強い後押しであっという間に開発されるようになるでしょうか?

それとも、各国政府が多少は原油高対策を実施する事はあっても、結局は値下がるのをジッと待つだけになるのでしょうか?

1バレルが200ドルというのは結構精神的にこたえると思います。 どんな世界になると予想されるでしょうか?

A 回答 (3件)

 江戸時代の油は1リットル数千円~1万円くらいした(1バレル1万ドル?まあ、今でいうオーガニック菜種油ですから仕方ないですが)ので、生きていけない事はないでしょう。



 まあ、それはそれとして、原油高が200ドル/バレルとなると、全物価が平均すると5~15%くらい上昇する事になると思います。ただ、決して50%とか100%にはならないので、「精神的にはきつい」ものの、生きていけない事はないでしょう。高騰分を食事量の削減にまわせば摂取カロリー分が適正になって丁度いいかもしれません(もっとも適当なカロリー摂取というのは満足感があんまりなくて、ここでも「精神的にはきつい」かもしれませんが)。

 この石油高が続くとなると、自動車では電気自動車の開発が進むと思います。まともに動く電気自動車はすでに開発されてますし、充電の問題も普通のコンセントからすればいいだけの話ですので、電気のほうがトータルで割安になれば一気に普及するかと思います。問題は充電の為の電気の供給で、これを理由にした原子力発電所の増設をめぐって議論が噴出する可能性があります。

 航空機の新型エンジン開発は難しいかな、と思います。ヨーロッパ線の燃油サーチャージは10万以上になる可能性があるので、旅行の場合、時間的には片道は我慢して飛行機に乗るものの、片道は食費込みでも数万円割安になって車窓も楽しめるシベリアに新設された新幹線(貨物輸送を目的とした計画は実際にあるらしい)の三段寝台車を使う(所要3泊4日?)という事になるかもしれません。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、ほとんどの輸送手段は脱石油が可能でしょうが、たしかに航空機の場合は代替エネルギーが今のところ無いですねえ。
遠い将来、ロケットエンジンを利用した航空機が開発されるかも知れませんが、ここ数年、数十年の単位では無理でしょうね。
となると、海外旅行も昔のように「高値の花」に戻る可能性もありますね。

お礼日時:2008/07/04 10:47

おかしな話ですが、問題は原油価格の下落にあるんです。


例えば、1バレル200ドルが確定的であれば、多くの代替エネルギーが実用可能であり、石油は初期費用が極めて高価な一部の機器だけで使用されるという状況になるでしょう。

現在、世界中の多くの企業や機関が多くの費用と労力をかけリサーチをし、石油の適正価格を算出しています。そしてその大多数は現在の価格は異常な高騰であり、適正な価格は1バレル50~70ドル前後であるという解答を出しています。にも関わらずなぜか石油の価格は高騰を続けているという不思議な事態であるのが現在です。

1バレル200ドルと言わなくとも、1バレル80ドル前後で価格が推移するのであれば、多くの代替エネルギーや新しい石油の掘削による増産が可能になります。しかし現在の価格は投機加熱による一時的なものと多くの機関で考えられて来たし、今もそう考えられているため、代替エネルギーのための設備建設や石油増産のための新たな掘削などが極めて限定的にしか行われていないのです。要するに今建設に入ったりそれら代替エネルギーへ投資したりすると、ババをつかむはめになると考えられ続けているのです。
が、こんな状況であるにも関わらずなぜか石油価格は高騰を続けています。
代替エネルギーの設備建設や新たな石油の掘削には、計画がはじめられてから実働までに5~10年かかると言われているので、この辺りの時間差を利用した投機などが関わってるのかもしれませんが、実情はよくわかっていないというのが現状のようです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、1バレル50~70ドル前後が適正価格というわけですか。
正確な情報かどうか分かりませんが、ファンド資金が原油市場に与えているのはせいぜい30ドル前後とか聞いた事があります。
つまりファンドが引き上げて元の状態に戻っても、1バレル100ドル超になるという事ですね。
その原因は、中国、インドの需要増加に加え、産出国の政情が不安定という要因が挙げられていました。
政情不安定については分かりませんが、中国やインドなど途上国の需要増加はとどまる事は無いのではないでしょうか。 逆にモータリゼーションの普及に伴い、今より増加するように思います。
となると、思い切って脱石油関連の建設や開発をどんどん進めてもいいように思うのですが、この辺はある意味でギャンブルになるのかも知れませんね。

お礼日時:2008/07/04 11:03

原油価格1バレル200ドル突破→石油依存からの脱却圧力が加速する→自動車は極力電気で動かす、ガソリン販売は続くが、買う人が少なくなる、長距離輸送への貨物列車活用の増加、5万トン以上の船舶への原子力機関の導入が進む、等々で約20年かかって石油消費量自体は減らすことに成功するが、その20年間を耐え抜いた国とそうでない国との間で格差が生じる。


莫大に膨らんだオイルマネーの行き先や将来性を悲観した投資家が石油から手を引く、石油バブルの崩壊が世界経済を再生不可能なまでの崩落に導く。また増加した原子力発電所や原子力貨物船の安全管理が行き届かず、どこかの国やどこかの海でで大事故が起きる。

世界はますます混沌とする。
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この回答へのお礼

有難うございました。
200ドルを超えると今とは違う世界になるような気がしますね。
化石燃料を使わない自動車ですが、なかなかシェアを増やせないのは、ガソリン価格がまだまだ許容範囲にとどまっているからでしょうね。
200ドル超にも良い面と悪い面の両方があると思います。

中東の政情が不安定と言われて永くなりますが、その根底には原油をめぐる欧米の利権が複雑に絡み合っている事があるように思います。
1バレルが200ドルどころか、300ドル、400ドルにまで高騰すれば、もはや石油に依存する社会に変革が起こって石油需要が極端に落ち込み、そのため欧米も中東から手を引いていき、平和な中東がまた復活する ・・ こんなシナリオも「有り」かなと考えました。

お礼日時:2008/07/04 10:42

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