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「障害者」という言い方について
"handicapped" は好ましくないと書かれている辞書が増えています。
全ての場合において"disabled" を使うのが望ましいのでしょうか。
具体的な使い分けについてもご教示をいただければと思います。

A 回答 (3件)

最近購入したとある古書(Health Writer's Handbook secon edition,Barbara Gastel, MD, Blackwell Publishing,2005)に、理解に誤りがあるかもしれませんが、以下のような説明がありました。

参考になりましたら幸いです。
1)
the disabledなどといわずに、障害を表す言葉の前に、poepleをもってきてpeople with disabilites 、 a woman with diabetesなどと呼ぶか、人の意識は後の言葉に向きやすいので、blind people、stroke survivorsなども許容される。
2)
dsiabilityとhqndicapを混同してはいけない。disabilityとは、walking,hearing,breathing,あるいはlearningなど、ひとつあるいはそれ以上の日常活動に影響が及ぶ状態のことをさしているので、足に麻痺を持った人はdisabilityを持っているが、hadicapを持っているわけでない。しかしながら、その人にとって、階段は、handicapになる可能性がある。
3)
人に障害があるといってもtotally disalbedの人はいない。a person disabledよりは、the person has a disablity(or disabilties)と書く方がよい。その人の状態を伝える方がなおよいと思う。

などなど12項目にわたり、障害者および疾患を患った人についての表現の注意がかいてあります(ただし、現在の書き方でも一部問題が残っているとされてます)。
当事者、第三者が誤解や不愉快な思いをしない表現や感情的な表現はさけた方がよいというようなことなのかなという感想をもちました。

同書には、web上の下記ガイドラインが役に立つと記載されています。
http://www.rtcil.org/products/RTCIL%20publicatio …
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をありがとうございます。
"blind"は決して差別用語ではないと他書にもありました。
お示しの「ガイドライン」は非常に参考になりました。

お礼日時:2008/07/30 11:05

このような「差別語」や「差別語をなくすための代替語」の類は、非ネイティブが論ずべきでなく、ネイティブに十分な説明をしてもらって使わなければなりません。



私の率直な感じでは、handicappedは「重荷を負わされた人」、disabledは「能力欠落者」、challengedは「不便を蒙っている人」であって、まだ、handicappedに未練が残っていますが、こういう自己中心的な感覚は、とても危険なことです。

パリにはInvalide(役立たず)という地下鉄の駅がありますが、これは戦傷者救済のための役所が置かれたことに由来しています。こういう駅名がちゃんと残っていることから、国による言語感覚の違いを感じます。

特にchallengeには気をつけましょう。これは「勇敢に立ち向かう」や「やる気を起こす」の意味を持っていません。「行動を邪魔する」だけです。
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この回答へのお礼

ご意見をありがとうございます。
"Invalides" のことは学生時代に聞いたことがあります。
福祉関連の紹介記事を任されたため、今回の質問に至りました。
「精神」面と「身体」面の使い分けが必要なのか知りたかったのです。
現在、各国出身の知己(約10名)にも質問中です。
数名からの返事では"handicapped" は避けられているようです。
アメリカでも"persons with disabilities "
"disabled persons" と言うようですね。
自分でももう少し調べてみます。

お礼日時:2008/07/24 10:16

「handicapped」と「disabled」は意味も用法も同じで、お察しの通り、昨今は後者を使っておいたほうが無難です。

さらに前向きな表現として「challenged」があります。ご存じでしょうが「(私には)障害がある」が「(I am) handicapped/disabled/challenged」で「障害者」は「the handicapped/disabled/challenged」ですね。

ちなみに、「challenged」には「挑戦」という意味と「大変(だけど、どっちかっていうと、やり甲斐がある)」という意味とがあるので、障害がなくてもたとえば「この練習はシンドかった」などと言いたい場合に「This practice was challening」などと言います。「大変だけど懲りてない」というニュアンスが出ます。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございます。
私の学生時代(約20年前)は一般的に"handicapped"でした。
"disabled"は主に「身体の障害」の場合であると習いました。
"challenged"は気付きませんでした。
手許のLDOCEではAmE,euph(婉曲表現)になっています。
アメリカらしい前向き志向の言い方だと思います。
高校の英語の教科書(UnicornII)でも"challenged"で出ていました。

お礼日時:2008/07/22 22:16

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