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授業で実存主義=現象学+マルクス主義と習った(もしかしたら聞き違いかもしれませんが)のですが、マルクス主義というのがよく分かりません。

結局のところ、実存主義とは何なのでしょうか。

また、実存主義の観点から「私の実存の可能性」を考えよといわれたのですが、さっぱり分かりません。

どなたかアドバイスをお願いします。

A 回答 (4件)

誤解を恐れず、超カンタンに説明します。


実存主義の代表はサルトルですが
この頃の思想はフッサールであろうがマルクスであろうが
基本的に実存主義的なモノの考え方が前提となっています。
では、実存主義とは何か?

今ここに「人間とは何であるか?」という質問があるとします。
どうやって答えますか?

実存主義以前の思想では
人間とは何であるか?を
存在の本質に立ち戻って、あるいは原点に還って
還元的に考えてきました。
曰く「考える葦である」とかね。

ただね、実際は人間だって、ただ存在するだけじゃあ
単なる物体なんだよね。
つまり、合コンとかに参加するとして
参加しても居るだけじゃあ、存在を認めてもらえない
っていうか、何にもならないじゃないですか。
結局、喋ったり、自己アピールをしたり、一発芸をしたりすることで
その人の存在が認められる訳で。

ということで実存主義というのは
基本的に「行動が人間を規定する」という立場をとります。
存在が人間を規定するのではない、行動が人間を規定するのだ
と、いうことです。

マルクスはこのときの「行動」を「労働」に置き換えます。
労働が人間を規定する。
で、当時、労働を規定していたのは「階級」だったわけです。

現象学=フッサールは「行動」を意識レベルで考えます。
意識がどう立ち上がるか?です。

最後に、実存主義で大事なことは「行動」が全て
つまり、常に行動していないと人間ではない。
つまり「止まらない」「留まらない」「常に変化する」
ことが大事であると考えます。

蛇足ですが、実存主義=サルトルは
1960年代にメルロ=ポンティによって過去のモノとして
葬り去られます。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明ありがとうございます。

お礼日時:2002/12/07 18:57

マルクスというのは、よく分かりませんが、サルトルがマルクスかぶれだったから混合してしまっているのでは。


> 実存主義の観点から「私の実存の可能性」
は、誰の実存主義をとるか決めてからにしないと難しいかと思います。
解説書が多そうなニーチェあたりで考えてはどうでしょうか。きれいにまとめられそうなのは古くさいけれどサルトルかしら。
ちなみに私は実存主義とは、自分が存在することが最初の前提としたものと考えています。
理屈なんかともかく、とにかく自分が存在するんだよ、って感じ。そのあとで、どう存在するのって回答がそれぞれ続くわけです。
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この回答へのお礼

実存主義でも人によって違うのですか。難しいですね。
先生は主にサルトルについて話していたのでサルトルの実存主義から考えようと思います。

お礼日時:2002/12/07 19:03
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この回答へのお礼

すごい情報量でどこを読めばいいのやら・・・頑張って捜します。

お礼日時:2002/12/07 18:54

実存主義ってマルクスでしたっけ?



私が昔勉強したのは、「キルケゴール」「ニーチェ」「マルサル」「ヤスパース」「ハイデッガー」「カミュ」「サルトル」たちだったと思います。

「キリスト教的実存主義」とか「無神論的実存主義」とか「ハイデッガー」は実存主義とは言えないとか...そんな内容だったと思います。

ちなみに、現象学は「フッサール」です。

で、ちょっと難しいですが、

「従来の哲学の伝統の否定のうえにたち、従来の合理的な哲学が主観と客観との区別にたって、そのどちらを本源的とするのかを哲学の根本問題としたのを否定し、本来の哲学は主・客の統一をもってはじめねばならず、それを個人的な存在である<実存>にもとめる。つまり主観主義である。この実存は、なんら思考によりとらえられるのではなく、かえって思考によっては実存は失われてしまい、ただ体験のみが実存の姿を明らかにする。つまり非合理主義である。それによると、実存の存在の仕方は<不安>ということにあり、不安は、孤独、頼りなさ、はかなさ、投げだされていることを体験させる。こうして不安は外的実在を自己にあたえ、これと交渉させることになる。そこから、実存は自己の可能性を実現していくものとしてあらわれてくる」ということです。(哲学辞典より)

先生からの課題は上記のことを少し理解したり勉強したりした後で、先生に聞いたほうがいいですね。やはり授業内容がよくわからないので、いい加減に答えられないです。
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この回答へのお礼

やっぱりマルクスは聞き違いだったのかもしれません。
「サルトル」・「ニーチェ」は聞いたことがありましたが、他にもたくさんいるんですね。
勉強になりました。

お礼日時:2002/12/07 18:53

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