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今、高校1年生でこの問題についていまいち理解できません。
なぜ突然ロシアとグルジアが交戦をしなければならなかったのでしょうか?
ロシアがオリンピック開幕を狙ってグルジアとの間に割り込んだ形になりました。
オリンピックと重なったことにより報道があまりされないのでなおさら分かりにくいです。(それを狙ってのことなんでしょうが・・・)

なぜロシアはグルジアの間に割り込んだのでしょうか?

チェチェンとはまるっきり内容が違うようなので高校生に分かるように是非説明して頂けませんか?

また、ロシアが勝つのは目に見えてますがどのくらいながびきそうですか?
せめて停戦になることを願います。

A 回答 (6件)

簡単なまとめ


  1.グルジアはソ連崩壊に際して独立した国。
  2.その際に現在の南オセチアはグルジア領として組み込まれた。
  3.近年のグルジアは露骨な親欧米路線で、EUやNATOへの加入を求めている。
  4.南オセチア自治州の住民はロシア復帰を望んでいる。
  5.ロシア「民族自決の理屈を出すなら、南オセチアはロシアに復帰すべきだ」
  6.欧米「そんな主張は認められない。グルジアの領土保全を支持する」
  7.ロシアはグルジア政府要人を暗殺したり、ガス価格を大幅値上げしたりして牽制。
  8.現在南オセチアは自治州として半独立状態。ロシア国内には北オセチア自治州が存在。
  9.ついにグルジアが暴発。ロシアが全力で反撃。
  10. ロシアの攻撃にグルジア悲鳴、停戦をもちかけ←いまここ
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この回答へのお礼

なるほど、すごく分かりやすかったです。
じゃあ報道されるように一方的にロシアが悪いわけではないですよね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/11 10:49

まずは、グルジアは旧ソ連の国だということを理解しておいてください。


ソ連崩壊後に、独立した国なんですね。
その上で、世界地図でグルジアの位置を確認してみてください。

この地域には、石油や天然ガスなど膨大な地下資源が眠っています。
特に、カスピ海油田はこの地域の紛争の火種となっています。
その中で、旧ソ連圏として影響力を行使したいロシアと、ロシアの影響を極力排除して安く手に入れたい欧米とが、駆け引きをしています。
そこに、民族的に独立したいグルジア・カザフスタン・トルクメニスタン・アゼルバイジャンなどが欧米に歩みよる形となっています。
ロシアは、欧米に渡すまいと軍事力で圧力をかけてる形です。

具体的な形としては、カスピ海から東地中海にパイプラインをどのように引くかで駆け引きを繰り広げています。
欧米はロシアを通らない形での「BTCパイプライン」構想を推し進めており、グルジアなどの国もこの構想に乗っかっています。(それと引き替えに、ロシアからの独立維持を支援してもらう)
一方、ロシアは自国内を通るルートの開発を要求しています。

実は、チェチェンも同じ構図の中に組み込まれています。
というより、あの地域はほとんど地下資源を巡る欧米とロシアの駆け引きと、そこに民族的独立を求める国や人々が複雑に絡み合っているのです。
南オセチアとグルジアの民族抗争が直接引き金になっていますが、そんなのは国際社会からすれば些細な事なのです。
重要なのは、カスピ海の地下資源をいかに安く効率よく手に入れたり、売ったりするかです。
その動きに日本も、無関係ではありませんよ。
BTCパイプライン構想には、日本も参加し出資してますから。

http://www.inpex.co.jp/business/project/caspian. …
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この回答へのお礼

なんだか結局1番おかしい国はアメリカなんですね。
かなり腹が立ちます。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/11 10:52

「南オセチア共和国」(国際社会では未承認国家であるため、「」をつけています)は、


グルジア国内にある自治州で、グルジアからの独立を求めています。

端的に言えば、南オセチア側は民族自決、グルジア側は主権尊重、領土保全を求めている、
といったところでしょうか。
ロシアは南オセチア自治州を支配下に置いて、新たな外交カードを手に入れようとしているともいえます。

南オセチア、アブハジアが存続できているのは、ロシアのおかげです。


ロシア vs グルジアの前に、南オセチア VS グルジア という、
対立構造があります。
この対立が武力を伴った紛争にエスカレートします。

ここで、南オセチアとグルジアの対立の仲介に入ったのがロシアなんですが、
この仲介のとき、ロシアはグルジアに対していろんな条件をつきつけて停戦仲介をしました。

本来、南オセチア共和国はグルジアの主権が及ぶはずですが、
現在では完全に独立国の様相を呈しています。
ロシアがバックについているので、下手に手出しをできませんから、
グルジアにしてみれば面白くないですよね。

現在では改善されているみたいですが、
過去、グルジアはエネルギーのほとんどをロシアに頼っていた時代があります。
特に電力分野では、グルジア国内にはほぼ供給をストップしていたときにも、
ロシアと近い南オセチア区域には供給されていたということもあります。

たくさん他にもあるんですが、
ロシアのグルジアワイン輸入停止(グルジアワインの輸出額の半数以上はロシアだった!)とか、
ロシアからのグルジア人に対するビザが下りないため、
ロシアに出稼ぎができなくなった(グルジア国内は失業が深刻、ロシアも大して変わらない気もしますが)、
など、経済的にもロシアとグルジアの間にはフラストレーションが溜まりそうなことが
いっぱいあるんですね。


あんまり日本では取り上げられない地域ですよね。
「コーカサス」または「カフカース」をキーワードに、もうちょっと掘り下げてみると面白いかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど、やっぱり領土問題オと言えば領土問題なんですね。
詳しく回答ありがとうございました。
ちなみに以前ロシアでも失業率は深刻でしたが現在はそうでもないようですよ。
参考になりました。

お礼日時:2008/08/10 10:48

今回の戦闘は、グルジア国内にあります南オセチア自治州にグルジア軍が侵攻したことにはじまります。


南オセチア自治州は、チェチェン人(カフカス系 イスラム教徒)に圧迫されたオセット人(イラン系キリスト教)が、同じキリスト教徒の多いグルジア(カフカス系キリスト教徒)国内に逃げ込んで定住した人達です。
北に残った人々は、ロシア軍を呼び込み、チェチェンを撃退します。
(これがロシアとチェチェンの対立につながります)

ソ連崩壊後、グルジアでは民族意識が高まり、グルジア国内の南オセチア自治州とアブハジア自治共和国(カフカス系イスラム教徒)の廃止を決め、1990年自治権剥奪をきめ、軍を派遣しオセット人の追い出しにかかります。
それに対して南オセチアでは、ロシアに支援を求め、グルジア軍を撃退します。
アブハジアは、グルジア軍の侵攻を受けてそれまで同盟していたチェチェンと手を切り、ロシアの支援を受けてグルジア軍を撃退します。

アブハジアと南オセチアは、国内にロシア軍を駐留させてグルジアの再度の侵攻に対処します。
一方のグルジアは、EUやアメリカに接近し、ロシアを牽制します。

そんな中でおきたのが、コソボの独立です。
コソボ独立により、アブハジアと南オセチアでは、グルジアからの独立の動きが活発になります。
それをロシアが支持を表明していました。

今回のグルジア軍の南オセチア侵攻は、そんな動きに対する牽制でした。
グルジア軍の侵攻に対して、ロシア軍が反撃に出たのが今回の事件です。
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この回答へのお礼

やっぱり裏ではいろいろあるものですね。
詳しくご説明いただきありがとうございました。
参考になりました。

お礼日時:2008/08/10 10:49

グルジアはオスマントルコの領土でトルコ系の人達が多く住んでいます。

ところが露土戦争でロシアがこのグルジアを含め、広大な地域の割譲を受けました。ところがソ連の崩壊によりシュワルナゼ元副首相が大統領になって独立を果しました。しかしロシア帝国、ソ連と続いた200年以上の年月の間にロシア系の人達が多く移り住んで来たのは自然の成り行きで、特にロシアとの国境に近い地帯はむしろロシア人の方が多くなっていたのです。ですからこの人達は当然ロシアを自分の国だと思っているわけですから、グルジアを離れてロシアに帰属したいと思うのが当然ですよね。それから、ロシアにとっても彼等の地方が自分の領土になるのは大歓迎ですから陰に陽にその運度を助けるのは自然の成り行きです。世界中の国境ではこのような問題が常に起きているのですよ。日本の竹島問題や北方領土問題は些細な問題なのです。
 チェチェンの場合はこの反対でトルコ系の人達がロシアから分離独立したがっているのです。
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この回答へのお礼

そういうことですか・・・
じゃあ、ロシアはたんに歓迎しているんですよね。
何で「報復を」なんて言うのでしょうか?
「グルジアによる南オセチア浄化」に対して「報復を」と言ってるようですが、そんな事実はあるのでしょうか?
アメリカがイラクと戦争をしたときとよく似ていますね。
実は裏ではまったく別問題があったりして・・・

それにしても南オセチアなんて小さな国、ロシアには何で必要なのかわかりません。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/09 21:10

新聞やニュースを見たのか?高校生だからといって言い訳ができる問題でもないぞ



グルジアという元ソ連の一部の国の南オセチア自治州という所がグルジアから分離独立を求めていたのですよ、それを指示支援しているのがロシア
グルジアはそれに反対で両者の戦闘になったという訳です

ロシアとしてもあの辺(元ソ連)がさらにロシアより遠ざかる事をどうしても避けたいというわけです、ロシア側としても元々は自国だったので独立させてロシア寄りの政権を建てさせロシア側に引き込みたいのです
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この回答へのお礼

言い訳はしていませんが・・・

ロシアの思惑が分からないのです。
グルジアと交戦することにより、確かに南オセチア自治州を分離させ、ロシアよりの政権を立てさせることができるかもしれませんが、グルジアやその他の国を遠ざけることになるのは目に見えてます。

グルジアが自治州を独立させたくないのは分かるのですが、
グルジアよりも小さなバカげた政権を立てさせてロシアに何の特があるのか?
戦争をすることによって失ったもののほうが多くなるはずですし、
なぜ政権を立てさせたいのかが分からないのです。

ご説明いただいたところまではある程度理解できています。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/09 19:51

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