No.3ベストアンサー
- 回答日時:
硫酸(AL/K)は私も明礬のことだと思います。
(明礬にはいくつか種類があります。カリ明礬は一番良く使われている明礬です。漬物などにも結構使われているようです。)
ただ石鹸への明礬の添加目的まではわかりません。
pH調整のためかなと思いますが「?」です。
明礬のことだとしても普通の人にはわからない表記です。
メーカに問い合わせてみたらいいのではないでしょうか。ついでに何のために入れてあるのかもたずねてみるといいと思います。
「化学物質無添加、天然成分100%」を売りにするぐらいであればこういう質問に答える姿勢があってもいいと思います。
参考までに「天然成分100%」について
石鹸は自然界には存在しません。
全て人の手で創られたものです。
石鹸の材料は天然油脂です。でも油脂そのものは石鹸ではありませんから何らかの化学変化が必ず必要なのです。別の物質を加える必要があります。
水酸化ナトリウムで油脂を分解します。これで石鹸が出来ます。
(未反応の水酸化ナトリウムが石鹸の中に残っているとアルカリ性が強くなります。反応を完結させるのは結構難しいです。手作り石鹸ではここが1つのハードルです。)
(天然油脂を材料にしていないものが洗剤です。これはJISで使用法が決められているはずです。)
化学物質無添加と言っても水酸化ナトリウムを使っていない石鹸はないのですから注意してください。
ただこれ以外の物質は補助的なものだと言えそうです。
水への溶けやすさや泡立ちのよさ、泡切れのよさ、・・・、色々要件がありそうです。
浴用石鹸と洗濯石鹸では要求される性質に違いがありそうです。pHに対する要求ははっきりと違いがあります。
(合成洗剤の主成分は中性の界面活性剤ですので中性洗剤と呼ばれています。でも衣類の油汚れを落とす働きはアルカリ性でないと出てきませんので炭酸ナトリウムの添加でアルカリ性にしています。中性洗剤は中性ではありません。かなりアルカリ性が強いのです。)
白い衣類の黄ばみの理由が解け切らずに残った石鹸カスだということも言われています。
性質の異なる要求に対応しようと思うと製造工程や加える物質を工夫する必要がでてきます。
添加物はやはり何のための添加かがわかるようにして欲しいということでしょう。
と同時に性質に対する要求を整理しておくことも重要でしょう。「自然にやさしい」ということで使い始めたがやっぱりダメだということで合成洗剤に戻ってしまうという例が結構多いようですから。
ありがとうございます。
メーカーには一度問い合わせてみようと思います。
ある程度の知識がなければ、言いくるめられる事も
考えられるので、今回色々と教えていただけてよかったです。
石けんは自然界には存在しません。
というのは言われてみればそうですよね!
体や自然にもやさしい製品は泡立ちも悪く
使いにくいというのはよくわかります。
便利さを求めるなら、ある程度は添加物も
受入れなければ、生活していくことも難しい
と本当に思います。
色々教えていただいてありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
No.2です。
> アルミニウムといっても、一般によく言われるアルミとはまた別のものなのですよね?
元素としては同じですが、物質としては別、ということになります(ちょっとややこしいですが)。
比較的身近なところでいうと、「鉄さび」と「鉄」、あるいは学生の頃に見たかと思いますが
「硫酸銅」(青いもの:正確には硫酸銅五水和物)と「銅」のような関係、です。
> 確かに何でもとりすぎれば、塩分、糖分などでも害を及ぼす
すみません、数値データを一緒に示すべきでした(汗)
急性毒性の強さを示すための指標として「半数致死量(LD50)」というものがあります:
http://www.wdic.org/w/SCI/LD50
これを、以下のサイトを参考にマウス(ネズミ)での値を比較しますと、
http://ww5.enjoy.ne.jp/~hajime.hunt/ajinomoto.html
(「毒性はどうなんだろうか?」の段)
http://www.nacalai.co.jp/MSDS/01728.pdf
(3ページ目)
みょうばん:6207mg/kg
砂糖:30000mg/kg
食塩:4000mg/kg
酢酸:300mg/kg
(食酢の酸味の成分で5%程度含まれます)
青酸カリ:4mg/kg
フグ毒:0.0085mg/kg
・・・ということですので、この値から判断する限りは、食塩と同程度という
ことになります。
(生物に対する実験の結果で得られるもののため、数値は大雑把に見て
下さい)
但し、これは「経口毒性」、つまり食べた場合のものなので、あくまで参考
程度ということで(汗)
・・・なお、みょうばんには、弱いながら皮膚刺激性もあるようです。
ただ、石鹸の主成分自体、皮膚刺激性があるので、通常どおり使用後に
よく洗い流しさえすれば、問題がないレベルと考えられます。
http://chemical.kao.com/jp/pdf/msds/msds_B000278 …
(3ページ目の【11. 有害性情報】の段の、「皮膚刺激性」の項)
ん~なるほど・・・
なかなか興味深いです。
とりすぎれば、何でも害になるという事を
こうして数値で教えていただけると
納得!といった感じです。
詳しく教えていただいてありがとうございました。
URLも参考になりました!
No.2
- 回答日時:
> 硫酸(AL/K)
これは、「硫酸」ではなくて、いわゆる「みょうばん」だと思います。
みょうばんの別名は「硫酸カリウムアルミニウム」です。
上記の「AL」(正しくはエルは小文字で「Al」)でアルミニウムを、
同じく「K」はカリウムを、それぞれ意味します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7% …
みょうばん(焼きみょうばん)は食品添加物としても認められて
いることから、有害性は低いと考えられます。
(全くないとは言えませんが、いわゆる食塩や砂糖も含め、
何でも量が過ぎれば害は出る、ということで・・・(汗))
この回答への補足
なるほど、この硫酸は、みょうばん なのですね!
硫酸カリウムアルミニウムについては、気になって調べた事が
あります。アルミニウムといっても、一般によく言われるアルミ
とはまた別のものなのですよね?間違っていたらすみません。
食品添加物についても、海外では添加物として認めていないものでも
日本では普通に認められていたりするという事を聞きます。
確かに何でもとりすぎれば、塩分、糖分などでも害を及ぼす、だから
食品添加物でも少量なら大丈夫と言われる方もいらっしゃいますが
その考え方も、嫌いではありません。
この世界で生きていくなら、100%有害なものを体に入れない
という事も無理ですし、生活に便利さなどを求めるならある程度は
仕方の無い事かなと思ってしまう面もあります。
余談ばかりすみません。
回答ありがとうございました。
URLも参考になります(^_^)
No.1
- 回答日時:
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