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ポリ乳酸は熱に弱い、という話を聞いたことがあります。
しかし、融点は170℃前後と、汎用されているポリプロピレンと大差ないです。
ガラス転移点なども常温以上で、熱に弱い要素が見当たらないのですが…。

ご存知の方、回答お願いします。

A 回答 (1件)

> 熱に弱い要素が見当たらないのですが…。



ポリ乳酸は、構造的にはポリエステル系なので、「加熱+湿度」による加水分解かなと
思いつつ調べてみたのですが・・・確かに加水分解もするようですが、どうやら一般的に
「熱に弱い」と言われているのは、ガラス転移点や融点とは別に、「軟化点」という尺度が
あって、これが低い、ということのようです。

ex)
<軟化点>
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nakacchi/Plastic.htm
 高密度ポリエチレン(HDPE):120℃前後
 低密度ポリエチレン(LDPE):100℃前後
 ポリ塩化ビニル(PVC):70℃
その他、参考(「ポリオレフィン」となっていますが詳細は不明(汗)):
http://www.sumitomo-chem.co.jp/polyolefin/03prod …
(左端の物性項目「熱的性質」の一番上の、「ビカット軟化点」)

一方、肝心のポリ乳酸の「軟化点」が挙げられているサイトを見つけられなかった
のですが、一番下に示したサイトの「耐熱性は60℃程度」というのは、恐らく軟化点を
指しているのではないかと思います。
(以下のサイトによれば、「ポリマーの耐熱性は軟化点で示され,この軟化点は
 材料強度が増すとそれに伴い増加します。」とされていたことから:
http://www.tokyokasei.co.jp/product/materials-ch … )


ポリ乳酸の耐熱性:
http://www.smrj.go.jp/shinrenkei/renraku/kanto/n …
(なお、上記サイトによれば、どうやらポリ乳酸を他の材料とポリマーアロイにするか
 何かで、耐熱性を150℃まで上げたとのことです)
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この回答へのお礼

単純に、耐熱性は融点などが高ければいいと思い込んでいました。
軟化点なるものが存在するのですね。
恥ずかしながら、いままでポリ乳酸について調べてきた中で、初めて聞く言葉です。

軟化点が耐熱性に関係している、という事なら納得がいきます。

色々調べていただいて、本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/09/15 15:50

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