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取引先の会社が資金不足で小切手を落とせないとの依頼があり、取引も長いので今回だけは依頼返却してあげようと思うのですが、依頼返却の方法がわかりません。何か特別な方法でもあるのですか。教えてください。

A 回答 (1件)

まず小切手についてですが、二通りあり


通常の小切手と先付け小切手というのがあります。
通常の小切手はあなたがあなたの通帳と一緒に
窓口に出せばその場であなたの口座に入ります。
ただし、そのときは額面だけで、実際に資金化されるのは
2日ほどかかりますので、小切手の額が通帳に加算された
からといってすぐその場で引き出すことはできません。
2日ほどすると相手の口座から引き落とされ
実際にあなたの口座に入金されます。

次に、先付け小切手ですが、これは信用だけが頼りで
今日が9月20日だとして、相手はすぐお金がないから
10月1日落ちの日付で頼むよといってあなたに渡します。

実はこれはあくまでもあなたの好意にかかっています。
あなたが約束を破り、強引に資金化してくれ!
といえば、銀行はちゃんと資金化してくれます。
しかし、普通は約束を守りだまって銀行に渡しますから
銀行も何もいわれなければ10月1日日付ということでそのまま
10月1日に資金化します。

さてご質問ですが、上記の理由から、小切手の依頼返却というのは
時間的に無理があります。
あなたは銀行から取り戻そうとしているようですが、
先付け小切手でない限りすでに資金化されていることになります。
先付け小切手であれば資金化されるまで時間がありますから
銀行に行って通帳を見せて(通帳には先付けであっても小切手を持っていったときに記帳されてます)この小切手を返却してほしい、といえば
銀行がやってくれます。あなたは窓口で言うだけです。
しかし、最低3日の余裕はほしいです。
1日前にはすでに交換所に回っていますので取り返すことはできません。

そのように、緊急を要する場合にはあなたがその小切手分のお金を
相手の口座に送ってしまうのが一番手っ取り早いです。
つまりあなたのお金でその小切手を落とすわけです。
そうすると相手から見るとあなたの小切手の負担がないことになります。

ところで、話はそうではなくて、あなたが現在その小切手を所持していてその小切手をどうしたものか?という相談でしたら
そのままその小切手を本人に返せばいいだけの話です。
特別な手続きなど一切要りません。

しかし、商売をやっていてやっていて、小切手や手形に待ったをかけるというのは尋常ではありません。

待ってあげるもの結構ですが、必ず、ではどうやって支払うのか、いつ支払うのか確約をとってから待ってあげるようにしましょう。

その業者に飛んでいって、今後の取引(集金も含め)どうするかを相談したほうがいいと思います。

振り出した小切手に待ったをかけるというのはその会社は相当やばいところまで来ています。数ヶ月以内に倒産、自己破産、民事再生等
になる可能性は80パーセント以上です。

売掛金を持っているのはあなただけではありません。
あなたは人がよさそうなので何もしませんが、他の債権者は
その債権をマチキンに譲ったりしてしまいます。
あるいは今回待ってくれと言われたわけはない業者まで
うわさを聞けば危ないと思い、手形をマチキンに持っていったり
取引自体を少なくしたり現金取引にしたりします。

するとその会社の仕事自体がうまく回らなくなります。
商品が入ってこなくなったり、現金取引になって
なおのこと資金が圧迫されたりします。

先ほどの、今もらえないのなら6割でもいいからすぐに現金にしたい
という業者は少なくありません。するとその債権を手形割引屋さんに
売って資金化してしまいます。

するとそのマチキンは脅しをかけて取り立てにいきます。
しかしすぐには払えませんから(待ったをかけるくらいですから)当然金利をつけられてしまいます。すると相手はほほに傷ある人たちですから追い込みをかけられ倒産にいたります。
自己破産なら借金は法的にチャラになり再起もできますが
破産もある程度お金がなくてはできません。中小零細企業なら最低
300万くらいはないと破産手続きが取れません。
取れなければ単なる倒産ですから借金はいつまでたっても
残ります。生き延びるには夜逃げしかありません。
とどのつまり枝振りのいいケヤキでも探すことになってしまいます。

というわけで、待ってあげるのもいいですが、お付き合いが古いなら
的確なアドバイスをあげて、民事再生を進めるなどしたほうがいいと思います。待ってあげるばかりがその会社のためにはなりません。
長い間のよきパートナーとしての取引先なら再起できるよう次の一手をアドバイスしてあげて、さらに長い取引ができるよう勤めるのもあなたの手腕です。
うちは全額債権放棄してもかまわない!だけど再起できるように法的手段を取ったほうがいい!くらいのことを言えば再起したときには
あなたが神様に見えると思いますけど・・。

待ったをかけた場合必ずうわさになります。
うわさになるだけで債権が内輪(取引業者内)にあったのに
それがバラまかれてしまいます。すると収拾がつかなくなり
どこの誰に払っていいかわからなくなります。

やるなら待ったなどかけず(うわさになっちゃいますから)
一気に民事再生などの法的手段に出たほうがいいです。

あなたの問題でしたね、ごめんなさい。
今回待ってあげるのなら、翌月からは現金取引もしくは前払い取引にするのが普通です。同じことをしてたらあなたが必ず痛い目にあいます。
小切手や手形を待ってくれ、というのは長い間の赤字がボディーブローのように利いてきて出た話です。このままではおそらく回復はできないでしょう。

破産申告や民事再生申告でもすれば生き返ることはありますがそうでない限りジリ貧で最後はどっカーンです。
破産もできず夜逃げか首○りです。
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この回答へのお礼

大変くわしく教えてくださって有難う御座いました。先方とよく話しをしてみます。

お礼日時:2008/09/20 21:16

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