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池田理代子「エロイカ」というナポレオンを扱った漫画のなかで、
「エリザはトスカナ公国を、カロリーヌの夫ミュラー元帥はベルク大公国を、ポーリーヌはクアスタッラ公国を(治める)云々」の記述がありました。
ベルク大公国は知らなかったのですが、どうもデュッセルドルフのあたりみたいです(そう?)。クアスタッラ公国、をネットで調べてもノーヒットでした。これはイタリアにあるんですか?イタリアのどのあたりでしょうか?

A 回答 (3件)

グアスターラ(Guastalla)は、マントヴァとパルマの中間、


ポー河畔にある都市です。普通の地図にも載ってます。
これは独立国家ではなくて、イタリア王国のなかの名目上の公国です。
もともとはパルマ公国とプラセンティア公国の領土の一部で、
ブルボン=パルマ公との国替えで1803年にエストリア王国ができたときに
正式にフランス領になっていましたが、
1806年にナポレオンはポーリーヌ・ボルゲーゼ夫妻にこの公爵位を与えています。
当時のグアスターラは人口が3000人程度の田舎町だったので、
ポーリーヌはナポレオンの薦めもあって、領土をイタリア王国(国王はナポレオン本人)に譲り、
代わりに40万フランの固定給を得ることにして、
称号だけを名乗ることにしました。

ベルクは、もともとは公国で由緒ある領邦でしたが、ファルツ選帝候の所領になってからは、
いわゆる断絶と継承のごたごたでバイエルンの手に渡り、
ナポレオンのおかげでバイエルンが王国の昇格したときに、
返礼としてナポレオンに譲渡されたいくつかの領地のひとつです。
一般に、隣接するクレーヴ大公国と併せて、
ベルク・クレーヴ大公国と呼ぶことが多いです。
ナポレオンはこの土地を義弟ミュラに与えましたが、
野心家のカロリーヌはこれを不服しとして、後にナポリ王国に転出します。
ベルク・クレーヴ大公国はその後はルイの次男ナポレオン=ルイ(ナポレオン三世の実兄)に与えられますが、
後にはフランス併合されます。

ポーリーヌの旦那のボルゲーゼ大公は、ローマ教皇領のなかの大公位で、
ちなみにいうと、ナポレオンの弟のリシュアンもローマでカニーノ大公になっており、
ボナパルト家にはローマとゆかりがあるひとがこのつながりでその後は多くなります。
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質問のことは知らなかったが、調べてみました。



トスカーナ大公国 もとのフィレンツェ共和国

ベルク大公国 ベルク候の領地にナポレオンが作った傀儡国家(首都は質問通り)、ナポレオンは占領地に義弟(妹の夫)などを立てた。のちにはプロイセン領

グアスタッラ (Guastalla)公はローマです。父がナポレオン支持者だったので義兄に(傀儡だが)もらった。妻の浮気に悩んだが離婚しなかった(大きなアフリカ人奴隷に抱かれて侍女踏みつけて入浴する妻ではね(^^)) ローマ教皇の後見人してナポレオンに愚か者と呼ばれた。
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イタリアですね。



ポリーヌ・ボナパルトで検索し、
夫が、カミッロ・ボルゲーゼ侯爵である事がわかりますから、
カミッロ・ボルゲーゼ侯爵でさらに検索すると、
グアスタッラ公 がでてきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A2% …

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A2% …
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