アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

税効果の注記の税率差異の注記について質問があります。
前期までは欠損金がなかったのですが、当期において欠損金が発生しました。税前利益は少額の利益を計上していますが、税務上は欠損金が発生したので、均等割りのみ計上しています。当該欠損については税効果を認識します。
この場合における税率差異の注記ですが、どのようになるのでしょうか。
欠損金が発生したことにより、当然に所得はマイナスであり、税前利益に対応する税金は発生していません。この分は税率差異にどのように反映するのでしょうか。欠損金額は当然に、税前利益に加減算をした結果算出されますが、どの段階の数値の税前利益に対する割合を算出すればいいでしょうか。
結果として生じた欠損金については税効果を見ていますので、税率差異には関係ないと思うのですが
よろしくお願いいたします

A 回答 (1件)

繰越欠損金に対する繰延税金資産のほか、税効果対象に過年度より全て繰延税金資産/負債を認識しているのであれば、ご記載の条件だと税率差異は均等割だけになると思います。


税引前利益があって、繰越欠損金が発生する場合は例えば以下のような状況と思いますので、これを例にとって説明します。
税引前利益100、過年度加算留保認容減算200、繰越欠損金100、均等割10、実効税率40%
(貴社では過年度より全ての項目の繰延税金資産を計上していたと仮定)
税引前利益      100
法人税等(均等割) △10
法人税等調整額   △40(繰欠100×40%-過年度200×40%)
当期純利益    50
※:税率差異は均等割部分の10%(10÷100)のみ。
※:税率差異は、税引前利益に対する税率(表面税率)と実効税率との差です。

以上のウラを返せば、貴社で過年度に税効果対象のうち繰延税金資産/負債を計上していなかったものがあれば、税率差異が必ず発生します。有価証券報告書の注記では、これらは【評価性引当額】【評価性引当額の増減】【未認識税務利益の利用】とか記載されています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
例示していただいたものを見るとおっしゃるとおりになっていて納得できました。

お礼日時:2008/10/20 08:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!