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ちょっと地学の授業の中で気になったのですが、地震の際に外国で使われているMSK震度階が日本で使われないのはなぜですか?

A 回答 (1件)

気象庁の震度階の起源は1884年の「地震報告心得」で,これは日本の震災に合わせた世界でも最も早い震度階の1つです.ほぼ同時期にイタリアなどでロッシ・フォレル震度階が考案されていますが,震度階の表現がヨーロッパの生活に合わせていたり,また震度が小さいところが細かく,大きな震度が大ざっぱに分類されていたため,日本では使われませんでした.気象庁震度階は1898年には震度階を6つに分けるように決められ,その後1949年に福井地震の被害を見て震度7が追加されました.



改正メルカリ震度階,MSK震度階はロッシ・フォレル震度階を改良したものですが,それぞれ成立が1931年,1964年で,現在とほぼ同じものになった1898年気象庁震度階より後です.震度階はもともと体感や被害状況から決められていたため,ローカルな生活環境などを反映したもののほうがよいですし,同じ基準の震度階で観測を行うことが記録の継続性の面からもよいということもあります.つまり,より昔から,同じ基準で,より日本に適した震度階を使ってきているから,わざわざ変えるメリットがないということでしょう.
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この回答へのお礼

参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/11/18 14:21

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