【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード

入母屋造りは地震に強いのでしょうか? それとも弱いのでしょうか?

明日、テストがあります。入母屋造りの特徴を答えなくてはいけません。ネットで調べても、特徴までみつけれませんでした。

ご存知の方、宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

皆さんが色々と御説明されているので簡単に・・・


一般的な入母屋造りの和風住宅の屋根は、日本瓦・葺き土の重厚な屋根となり屋根の重量が重くなります。
その意味では地震には注意が必要といえるでしょう。ですのでそれに合わせて骨組みも重厚な造りになります。

そのような和風住宅では開口部(サッシ窓や扉・襖など)も大きく取ることが多いので、注意が必要になります。
開口の多い、いわゆる「田の字」の家などは地震時、中柱(中くらいの太さの柱)の仕口の掻き込みの部分がやられてしまう場合があり、NO.2の回答者さんがおっしゃるように、やはり全体的な構造材の重厚さが重要になってきます。(当然その分コストもかかることになります)

屋根自体の丈夫さでは寄棟が一番丈夫ですね。四方に庇(入母屋も同)ができますし、造形的に優れているともいえます。下部に隅木が入る入母屋も切妻屋根よりは丈夫です。
隅木が入る分、造作も建て方も通常は切妻より手間もかかりますね。
軒も化粧になる場合がほとんどで、コスト・手間がとてもかかります。

日本では一般的に入母屋・寄棟の方が切妻よりも格式が上に捉えられているのではないかと思います。
特に入母屋造りはどこから見ても風格があるので、格式的には日本人の感覚では上に見られているのではないでしょうか。

それとNO.1の回答者さんがおっしゃるように雨漏りには弱いです。
屋根に限らず、複雑な造形は水の浸入を招きやすいという事です。

ですがこの質問に気付いたのが遅かったので、皆さんの回答の前にすでにテストは終わっているのかな?
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この回答へのお礼

回答頂き、ありがとうございます。
テストは・・・・翌日だったので、間に合いませんでしたが、その問題は出ませんでした。
先生にも、「強い!」「弱い!」と、一概に判断できなかったのかもしれませんね。

でも、勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/02 09:57

 こんにちは。



<入母屋造りは地震に強いのでしょうか? それとも弱いのでしょうか?>
 基本的にどのような屋根の形状でも、内部の構造が問題となると思います。

 問題は、テストとして「入母屋が地震に強いか、弱いか」を問う質問自体が勘違いや問題を引き起こすと思います。

 入母屋は屋根の材料(大桁から上)が他の形状(寄席棟/切妻)より多く太い材木を使います。
 瓦も役物が(他の形状と比べたとき)非常に多く、結果屋根が重くなって家全体の重心が上方に移ってしまいます。

 上記の状態の場合に、他の形状の屋根と同じような構造を大桁から下を作ってしまえば、地震の時他の形状の屋根よりも早く(少ないゆれで)倒壊します。
 入母屋は、下の部分は通常よりは筋交いを含む構造材を補強しておく必要があるので、その様に施工され、大桁に入る「柱のホゾ」も太く長くします。

 そのため化粧造りと言われる工法は、基本的に鴨居、敷居などは大きな角材を使用して柱に差してあります。
 大桁(尺5寸前後)鴨居(尺5寸前後)敷居(8寸前後)、柱は大黒柱(尺5寸前後)睨み柱(尺前後)前のよく見える柱(檜6寸前後)見えなくなる部分の柱(檜4寸前後)土台(巾5寸前後)。きりがありません。これらの構造材が、地震の時揺れを吸収します(揺れて傾く家全体を元の位置に戻してしまいます)。

 このように屋根が重く複雑になった場合、下の支えている部分の構造と材料の強度を上げておく必要があり、それを怠った場合、ご質問者さんのご質問の、件のテストでの質問には「地震に弱い」となり、屋根の状態に合わせて下の構造を含む強度を上げて、それなりの措置をとれば「地震に弱いとは一概に言えない」と言う答えになると思います。

 屋根の形状は、寄棟が一番安定した形状で、寄棟に「うだつ」という「煙出し」が左右に付いた形状がスタートになり、その「うだつ」の大きさをどんどん大きくしていけば、やがて入母屋と呼ばれる屋根の形状に行き着き、更に大きくしていけば切妻屋根になって行きます。
 その様な視点に立てば、屋根の形状には様々な呼び名が存在しますが、「基本的に同じ」なのです。
 貝殻の「巻貝」と「二枚貝」が同じと同様のことです。

 蛇足ですが、諺の「うだつが上がった」は、「やぎり」の関西の呼び名である「うだつ」を塞いで、そこから雨風が進入するのを防ぐのですが、「その様な事が出来るようになった」を「うだつが上がった」(出来るような地位、身分になった)と言います。
 
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この回答へのお礼

こんにちは。
専門家でいらっしゃるとのことで、難しい言葉が多かったですが、参考になりました。諺も勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/02 10:06

形状が複雑になるので重くなります。

ので不利になるかと思います。
風圧力の算定では、切妻より見付面積は小さいので優位になるかと・・・、寄棟よりは不利です。
入母屋は、切妻と違って四方に庇ができます。
切妻のように、小屋裏の換気が容易にできます。
一番台風などでの雨漏りがしやすいです。
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この回答へのお礼

早速回答いただいたようで、ありがとうございました。
テストは終ってしまったので、こちらに来ることもなく、お返事が送れてしまって、すみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/02 10:08

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