No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No.2です。
なんだか変な話が入っているように思えるので一言。固定資産税の課税標準である「価格」は「適正な時価をいう。」(地方税法第341条第1項第五号)とされています。すなわち客観的な評価による価額であって、圧縮記帳のように企業の内部事情で会計的に調整された金額ではありません。例え会計制度で圧縮記帳が認められたとしても、固定資産税の課税標準が「適正な時価」とされている限り、圧縮記帳後の金額とされる余地はないでしょう。
自腹で買おうと補助金で買おうとその資産の価値は一緒です。固定資産税が所有資産の価値に対する課税である以上、同じものを購入したら同じ固定資産税がかかるのが道理でしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/11/30 13:38
なるほど、課税する側の立場から見れば、補助金を使おうが使わまいが価値は一緒ですもんね。
とても分かりやすい説明に感謝いたします!
No.5
- 回答日時:
No.3の者です。
詳細なフォローに感謝いたします。No.3の最後の段落で述べた内容に関して追加コメントをすれば、固定資産税計算が企業会計原則に基づくものだとしたら、前述のとおり圧縮記帳も認められてしかるべきと考えられます。しかし、そのようには定められていないため、地方税法に圧縮記帳と同様の取扱いを認めるその他の規定が存在しない以上、そのような取扱いは認められないといえます。
説明内容は異なりますが、結論は一緒です。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/11/30 13:41
確かに根拠を探すあまり、「規定がないからできない」という逆の発想が抜け落ちていたように思います。
盲点でした。ありがとうございます!
No.3
- 回答日時:
横からすみません。
根拠条文をざっと挙げてみると、まず法人税法では、減価償却資産の取得価額につき法人税法施行令54条で定められ、圧縮記帳につく法人税法42条以下(および令54条3項)で認められています。
他方、固定資産税上の取扱いについては、固定資産税に係る固定資産の評価につき地方税法388条以下で定められているところ、ここでは法人税法上認められている圧縮記帳と同等の取扱いが定められていません。
すなわち、「法律上の根拠規定が無いため、固定資産税計算において圧縮記帳は認められない」という結論になります。
なお、企業会計原則の解釈では圧縮記帳が認められているかと思いますので(『圧縮記帳に関する査上の取扱い』参照)、固定資産税計算が企業会計原則に基づくものだとしたら、圧縮記帳も認められてしかるべきと考えられます。
No.2
- 回答日時:
>ですが法令的な根拠はあるのでしょうか?
圧縮記帳は法人税の特例であって、固定資産税にはそのような特例がないからです。法令的な根拠がないから固定資産税では圧縮は認められないということです。
No.1
- 回答日時:
圧縮記帳を誤って捉えられているように思います。
資産の減価償却については、本来は企業会計原則に基づき取得価額を計上するものです。
これに対し、補助金等を受けていると初年度の法人税が大きくなることから圧縮記帳により税負担を繰り延べするというのは、法人税法における(企業会計原則に対する)特例的な規定です。
また繰り延べであって、法人税負担総額を軽減するものではありません。
一方固定資産税の根拠は地方税法ですが、固定資産税は補助金を受けて取得した資産であっても初年度の税額が大きくなることはありませんから、特例的な規定も必要ありません。
つまり企業会計原則によることになります。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 簿記検定・漢字検定・秘書検定 簿記→圧縮記帳について 1 2022/09/12 22:19
- 固定資産税・不動産取得税 一括償却 20万円未満のものを買った時 2 2022/12/13 09:12
- 固定資産税・不動産取得税 一括償却 20万円未満のものを買った時 3 2022/12/12 18:43
- 財務・会計・経理 減価償却が終わった資産について 物によって償却期間があり、その期間が終わったものについて売却した場合 5 2022/03/28 09:56
- 固定資産税・不動産取得税 中古マンションの土地・建物割合について 1 2022/06/02 15:06
- 固定資産税・不動産取得税 私は30代の独身です 決して自慢ではないです 【年収】 農業収入60万円 不動産収入3476万円 雑 9 2022/05/30 23:25
- ビジネスマナー・ビジネス文書 会社所有の車を個人に無償で 4 2022/08/11 09:03
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
10万円以下の物を複数買い10万...
-
屋外簡易トイレの勘定科目…
-
ポータブル電源の法定耐用年数
-
開発許可申請費用は固定資産取...
-
重機アタッチメントの償却資産...
-
鳥害ネットは固定資産ですか?
-
固定資産で残存価額0円でも除却...
-
事務所の待ち受けスペースのマ...
-
償却資産 部分除却について
-
行方不明となった資産の処理方法
-
換気扇1個当たり25万円の経理処理
-
石碑の耐用年数
-
簿外資産の仕訳
-
リース車輌の期間満了車を購入...
-
LAN取替工事の勘定科目について
-
廃棄資産の一部流用について
-
船舶のワイヤーロープは修繕費...
-
備品と消耗品の区別について
-
資産価格と同額の補助金で取得...
-
セットで使う資産の処理方法
おすすめ情報