イラク戦争の後、シーア派が勢力を強めるであろうことは予想されていたのですか？

イラク戦争の後、シーア派が勢力を強めるであろうことはアメリカでは予想されていましたか？あるいは予想外のことだったのでしょうか？

No.1 回答者： t87300 回答日時： 2008/12/03 20:06

おそらく予想外の出来事だと思いますよ。

アメリカは物事を簡単に考えすぎますから。

No.2 回答者： lvmhyamzn 回答日時： 2008/12/03 21:44

予想していましたよ。

フセイン政権は少数派のスンニ派で多数派のシーア派を支配していたのだから、
フセイン政権を妥当すれば誰もがシーア派の政権ができると思っていました。

No.3 ベストアンサー 回答者： cse_ri2 回答日時： 2008/12/03 23:34

イラク戦争の１０年前、湾岸戦争のときから予想していました。

クウェートに侵攻したイラク軍を迎え撃ったのは、パパ・ブッシュ率いるアメリカ軍。
イラク戦争と同様、最新兵器を駆使してイラク軍をコテンパテンに打ち破り、イラク軍をクウェートから叩き出しました。

イラクのフセイン（当時も大統領）が窮地に追い詰められるのを見たイラク国内のシーア派各部族は、フセイン政権から弾圧されていたこともあり、各地で武装蜂起します。
もし、アメリカ軍が退却したイラク軍を追撃していれば、イラク軍は壊滅し、武装蜂起したシーア派がイラクの政権を握ったことでしょう。

しかし、パパ・ブッシュはフセインを追い詰めませんでした。
イラクのシーア派が政権をとった後、隣国のイランと手を組むことを恐れたからです。
逃げ延びたフセインは、湾岸戦争に投入しなかった虎の子の精鋭部隊を使って、武装蜂起したシーア派部族を攻撃し、鎮圧に成功します。

パパ・ブッシュは、独裁者フセインの方がイラクのシーア派政権よりマシだと考えたのです。
息子のブッシュは父親と逆の判断をしますが、それが正しかったかどうかは、後世の歴史家の判断にゆだねます。