dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

日本の、終戦直後辺りの町の様子を詳しく知りたいのですが、写真や静画だけではわかりにくいところがあり、作家の手で端的に描写された作品に触れたいと思っています。
1945年、終戦直後から、朝鮮戦争の前くらいまでとか、比重は終戦直後なんですが、できる限り端的に描かれているものがあったら、お教え願います。

A 回答 (2件)

浅学のため、ぴたっと思い当る小説がありません。


現実の社会の劇変が、激しすぎて、小説で描ききれない。また、皆が体感したので、わざわざ小説にする意味が無かったのか?と思います。

戦争中は言論統制があり、それと同じレベルで、作家も戦争に協力したから、
敗戦によって、そんな既成作家は抹殺された。(蓮田善明・保田與重郎ら?と思います。戦後もてはやされた亀井勝一郎も)
敗戦直後の大家といえば、浮世ばなれした谷崎・川端で、焼け跡の廃墟をリアルに描くとは思えず、
これも一因だと思います。

三島由紀夫は若くして世に出、大蔵省に勤務した頃の、混乱したモラルを「鍵のかかる部屋」に書いています。(のちの「鏡子の家」の原型です)だが『町の様子を詳しく・・・』とは言えない。
野間宏・武田泰淳、もっと後の作家なら、遠藤周作・吉行淳之介etc.が小説・随筆を書いていないか?と思いますが、
私の好みの作家ではないので、お役に立てません。

けさの日経「半歩遅れの読書術」で、
沖縄特攻した大和の司令長官、伊藤整・海軍中将の子息が、戦時中の日記を紹介されています。ご参考までに、転記します。
「夢声戦争日記」、山田風太郎「戦中派不戦日記」、「青野季吉日記」、「古川ロッパ昭和日記」、荷風「罹災日録」、清澤洌「暗黒日記」、内田百閒「東京焼盡」(中公文庫)

そうですね、百閒・荷風なら、短編で当時を活写していそうですね。
どなたか詳しい方、お願いします
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
僕は野坂さんや安岡さんの小説が好きなので、当時の社会の様子も関係しているのかと思い、より当時の情景にフォーカスしたものはあるかなと思って探していました。「easy_all」さんの挙げてくださった本も読んでいきたいです。ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/17 10:57

「肉体の門」という戦後すぐの闇市や娼婦の世界を描いた小説があります。

武田泰淳だったと思います。
ご参考まで。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
探してみます。

お礼日時:2009/01/05 11:18

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!