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不良債権処理に関すて、いろいろ投稿を読ませて頂いてなんとなく理解で来てきたのですが、自己資本比率、つまり、分母(総資産)と分子(自己資本)の内容が分からず、浅い理解に留まってしまっています。
不良債権を処理したり、引当金を積んだりする行為は、自己資本比率(分母と分子)にどのように関係してくるのか教えて下さい。

A 回答 (2件)

問題がある債権に対して引当金>


 この場合の引当金は自己資本内の移動ではありません。自己資本とは資本金や剰余金のことです。貸倒引当金は資産の部に計上される減算(評価)勘定です。たとえば、決算をして現金残高1000万円、当期利益500万円と一応決算書を作成しました。まだ、配当していませんのでこの当期利益は自己資本の一部分です。念のため、1000万円を確かめると一番上と一番下のみが本物であとは白紙とわかりました。この場合、現金残高は2万円として、当期利益は当期損失498万円に代わります。資産998万円少なくなれば自己資本が犠牲になります。
不良債権を処理すると言うことは、(その債権については)貸出残高がゼロになるので分母が小さくなるし> 
 会計学では借方の合計と貸方の合計は一致します。ある資産がゼロになれば貸方の自己資本がそれだけ減少します。担保を売っても回収する金額が貸した金額以下でしたら同じことです。

参考URL:http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Rose/9776/ …
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 総資産=負債+自己資本


ですので、不良債権処理や貸倒れ引当金を積みますと、総資産が減少します(今まで資産だったものがなくなるから)。一方、負債は変化しませんので、その分だけ自己資本が減少します。結局、総資産、自己資産対等額が減少しますので、自己資産を総資産で除した自己資本比率は減少することになります。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。
辞書で調べると、「貸出残高や有価証券など、銀行が保有する総資産に対して、資本金や引当金などの内部資金が占める比率のことです。不良債権や有価証券の含み損の処理のために内部資金を使えば比率が下がる」とあります。
とすると、剰余金(自己資本)の中から、ある回収に問題がある債権に対して引当金(自己資本)を増額したとすると、会計上そのお金の名称が変っただけで(自己資本→自己資本へ移動)自己資本比率は変らないのでしょうか?また、不良債権を処理すると言うことは、(その債権については)貸出残高がゼロになるので分母が小さくなるし、担保を売って現金化すれば自己資本が多くなる。良いことだらけのように思えてしまうのですが、銀行にとっては、貸したお金をあきらめる(損金)わけですので、良いわけありませんよね。何か、その辺のからくりが会計上のからみもあって、良く分からないのです。

補足日時:2003/01/24 20:15
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