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標準活性汚泥法での運転で返送汚泥濃度を安定させるには、返送率の増減で安定させるのがよいのか、またほかによい方法はありますか?余剰汚泥引抜量を一定にして返送率の増減のみで返送汚泥濃度の調整を行った場合、MLSSは上昇すると思うのですがどうでしょうか?

A 回答 (1件)

今ひとつお悩みの核心がよくわからないのですが、返送汚泥濃度を安定させたい目的は、余剰汚泥の凝集や脱水を安定させたいからですか?また「返送率の増減でMLSSが上昇」とは、何処のMLSSで、何故そうなるとお考えなのですか?



基礎的な話をしますと、沈殿槽から流失するSS(浮遊物質)を無視すれば、原水と共に曝気槽から沈殿槽へ入ってゆく汚泥の量(MLSS×流量)と、返送汚泥や余剰汚泥として沈殿槽から出てゆく汚泥の量(同じ)とは必ず一致しなければなりませんから、返送汚泥濃度が変動する要因は、(1)原水流量の変動、(2)返送汚泥流量の変動、の何れかしか無いわけです。

返送汚泥の流量は、余剰汚泥の引き抜きを含めてポンプの回転数で固定されますから、その汚泥濃度の変動要因は曝気槽から沈殿槽への流量変動以外には無いことになります。先ずはこれを抑えることが基本ではないでしょうか。

曝気槽から沈殿槽へは越流で自然流下させるのが普通でしょうから、最後は曝気槽への流入量をできるだけ一定にすることに尽きると思います。返送汚泥の流量をMLSS計や沈殿槽に付けた流量計などを見てインバータで調節するのは不可能とは言いませんが、時定数の長い難しい制御になると思いますのでお勧めはできないですね。
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