アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

教えて!やWebでも検索しましたが、納得できる解説が
見当たらないためお聞きします。

この頃、以下のような「~てございます」という表現が
とても気になっています。

 ・用意してございます
 ・取り揃えてございます
 ・同封してございます

この場合、「~ております」を使用すると思うのですが、
「~てございます」は敬語として適切でしょうか?
また、5年前にはほとんど耳にしなかったと思いますが、
どのような経緯で発生したのでしょうか?

某路線の「閉め切らさせて頂きます」という車内アナウンスが
耳障りで仕方ないのですが、「~てございます」という表現を
老舗デパートの館内アナウンスで耳にしてしまい、こちらも
とても気になっていることに気づきました。

どなたか、敬語の観点から、または、発生の経緯から、
解説して頂けますか?
どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

追記です。



「ご用意致してございます」なら、質問者様の違和感は少しは減りませんか?

ご用意(丁寧)+致して(するの謙譲)+ございます(「います」「おります」の更に丁寧:※特別丁寧体)となります。

ただ、ちょっと前時代的で重々しいですよね・・。
「致しております」で充分です。
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質問者様の言葉に対する感性は鋭いですネ。



かなりの難問です。
「用意(致)しております」と「用意してございます」では、いずれも用法的には間違いではないですが、いくつか違いが有りますヨ。

ご質問文の例で、主語が「人」の場合には、動詞は「人の動作」となります。
従い、敬語は「する」の謙譲語で「(致)しております。」となります。

「当店にてご用意致しております。」などと言う場合、「(その物品は)当店スタッフが用意している。」と言う様な意味合いの言葉になります。

こちらはスッキリ解決って感じなんですが・・・。
でも一方の「ございます」にしちゃうと、ちょっと主語とか敬語の種類が判りにくくになってしまっています。

もし「物品」が主語の場合は、動詞は「物品の存在」となります。
こちらは「ある」の尊敬語で「ございます」となります。
「〇〇はありますか?」「ハイ。ございます。」なら、「品物がある」とすぐに主語が判りますけどね。

ところが「ご用意して」+「ございます。」と言う場合、やはり主語は「人」なんです。
「用意する」のは人だから。
もし品物が主語だとすれば、「品物が用意されてございます。」と、受け身にならねばならないんですよ。

と言うことは、この「ございます」は、「ある」の尊敬語では無く、「です」「ます」と同じ丁寧表現の敬語です。
この様な「ございます」の用法は、「特別丁寧体」なごと区別する学者も居ます。

誤用とまでは言えませんが、かなりややこしい言い回しであり、敬語は極力簡明に使用する方が好ましいので、質問者様が仰る通り、「用意(致)しております」と言うべきだと考えます。
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大分昔にテレビの人気番組で「兼高かおる世界の旅」と言うのをやっておりました。

彼女の「、、、でございいますのよ」という言葉がなんとも上品で、人気の秘密の一端がこの言葉に在ったと思っております。男女を問わず同世代の友人に聞いてみても、彼女のこの言い回しを皆喜んでいました。すごく上品で良い言葉として受け入れられていた時代も在ったのですね。

近年は敬語ばかりでなく、男女の言葉の違いも含めて、多様であったはずの言葉が、単純な方向に統一されて来ているようです。人類の社会の発展の歴史を見ても、生物の進化を見ても、進歩とは必ず、単純な物から複雑な物へ分岐して、多様性を手に入れる方向に向いて来ました。複雑から単純へ、あるいは多様から統一への方向は、進化の逆、すなわち退化のことです。多様性を認識し、使いこなしつつ、相手の立場も同時に理解し、認めると言うのが進化だと思うのですが、それでは難し過ぎて子供たちに負担をかけてしまうので、敬語を簡略化し、男女言葉を統一しようなどと言う方向に時代が流れているのが現実なようです。なんか、ゆとり教育の精神に似ていますね。
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「ございます」は「あります」をより丁寧にした表現です。

したがって、語法の面から言えば「~て(で)あります」はすべて「~て(で)ございます」に置換えることが可能です。

ただ、おっしゃるように現在は商店等の接客表現でも「~ております」、「~てあります」の方が主流と言えるでしょう。丁寧さの度合いが強い「ございます」は、「おはようございます」や「おめでとうございます」などの慣用表現や改まった場面での挨拶等以外では、昔ほど使われなくなって来ていることは確かですね。今でもよく見かける「数に限りがございますので‥」なども、(多分)意識的に「限りがありますので‥」に変えているケースが目立ちます。

第二次大戦後、「敬語はできるだけ平明・簡素に」との国の方針が打出されました(昭和27年4月14日国語審議会建議 『これからの敬語』)が、以来半世紀余りの間にその目的はかなり実現されていると言えるでしょう。かつては馬鹿丁寧なのが当り前だったデパート、ホテル、飲食店等における接客敬語でさえ、近年は随分シンプルになって来た感があります。したがって比較的若い世代の人の耳には、「~てございます」が妙に新鮮?に響く可能性は高いと思います(もっとも、5年前と今とでは大差はない筈ですが‥)。

ただし、「~てございます」が決して使用禁止になったわけではないので、例えば次のような案内は注意していれば結構見かけます。

「その他、「旅行用品」「コスメ」「クロワッサンの店」等も豊富に取り揃えてございます」
(東急百貨店の例)

「1Fの食堂に共用の冷蔵庫、電子レンジ、 カップめん用のお湯をご用意してございます」
(京王八王子駅前ホテルの例)

「委員御指摘の件は、今研修医が経験すべき到達目標の一つとして緩和ケアを掲げてございます」
(H20/10/15 参議員予算委員会での舛添要一厚生労働大臣の答弁 )
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・用意してございます


 ・取り揃えてございます
 ・同封してございます

これらはすべて「にてあり」の型の文です。
辞書によれば「にてあり」は「である」の語源ということになっております。
一方、
「ございます」=ござります=あります=ある+ます=
be動詞+ます

あなたが言う
<「~ております」を使用すると思う>
との論点は、
昨日ここの誰かの質問に詳しく回答したので検索よりもpgdnで
探して読んでくださればわかりますが、
「ひと」と「もの」に対する「ある、いる、おる」の使い分けに
地域差およびそれを背景とする個人差が出るということであって、
すべてbe動詞=copulaであります。

つまり、あなたが言う
「この場合、「~ております」を使用すると思う」
は、あなたの育った地方(西日本ですね)に影響された感じ方ということであります。
東と西ではヒトに対してはそれぞれ「いる」と「おる」を使います。
「て」に続ける場合は母音が落ちてして、それぞれ「してる」「しとる」となります。
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こんにちは。



まず、「ございます」は「ある」の丁寧語です。

ですから、
・用意してある
・取り揃えてある
・同封してある
が正しい日本語であるかが、一つの焦点となります。

・用意している
・取り揃えている
・同封している
という、普通の表現もありますからね。
これらを謙譲語にすれば、ご質問文にある「~ております」の表現になります。


辞書によれば、「~てある」は、動作・作用の結果が持続していることを表します。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

ですから、
・用意してある
・取り揃えてある
・同封してある
は、全部、正しい日本語として合格です。

ということは、「ある」を丁寧語にした
・用意してございます
・取り揃えてございます
・同封してございます
も正しいということになります。



>>>5年前にはほとんど耳にしなかったと思いますが、

それは、たまたまだと思いますよ。
私は数十年前から、そのような表現を時々聞いています。
非常に丁寧な表現が好まれる状況で、よく使われます。
たとえば、冠婚葬祭の宴席などでです。


以上、ご参考になりましたら。
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