とっておきの手土産を教えて

日本語を勉強中の中国人です。ビジネス日本語についてお伺いします。「お忙しくていらっしゃるご様子でした」の「お忙しくていらっしゃる」は何でしょうか。ネットで調べてみましたが、形容詞の尊敬語らしいです。
http://ameblo.jp/comkeigo/entry-11425465086.html

上記サイトの言っている通りでしょうか。実際使いますか。「お忙しいご様子でした」と「お忙しくていらっしゃるご様子でした」のニュアンスはどのように違うのでしょうか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

「お忙しくていらっしゃる」は「忙しい」を尊敬語にしたものです。


http://ameblo.jp/comkeigo/entry-11425465086.html
 のサイトのとおりと言ってよいでしょう。↑のサイトは基本的に信頼できます。

「お忙しいご様子でした」と「お忙しくていらっしゃるご様子でした」
 意味はほぼ同じですが、敬度が違います。
 前者は通常の敬語表現でしょう。
 後者は非常に敬度が高い敬語表現です。
 後者は「間違い」ではありませんが、ビジネス敬語としては過剰気味でしょう。
 ビジネス敬語なら前者で十分です。

 ちなみに後者のような敬語を二重敬語と考えることには疑問があります。通常、二重敬語とはそういうものではないからです。
 ビジネス敬語としては過剰気味ですが、こういう言葉づかいをする人もいると思います。
 詳しくは下記をご参照ください。このリンクなら読めますよね。
【よくある誤用35──敬語編5 二重敬語〈2〉 ご挨拶に伺わせていただきます ご挨拶にお伺いさせていただきます】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133591
 以下は一部の抜粋(重言)。

1)ご挨拶に伺わせていただきます。
2)ご挨拶にお伺いさせていただきます。

 相当クドい敬語で個人的には使いませんが、どちらも「間違い」ではありません。
 1)は二重敬語にもなっていません。「訪問する+もらう」をそれぞれ謙譲語の「伺わせて+いただく」にした「敬語連結」の形です。「ご挨拶」がついても、末尾が丁寧語の「~ます」になっても、二重敬語ではありません。
 2)の「お伺いする」は「伺う」を「お~する」の形にしているので二重敬語です。しかし、この形は文化庁が許容しています。三重敬語とも言えそうな「お伺いいたす」「お伺い申し上げる」さえも許容しています。↑の「敬語編4」をご参照ください。
 過剰敬語に関して、名著として知られる『敬語再入門』は下記のように書いています。著者は「敬語の指針」を作成した(主要)メンバーのひとりです。

================引用開始
このように、各語がそれぞれ敬語になり、それをつなげただけのものは、二重敬語と呼ぶべきものではありません。実際、「お読みになっていらっしゃる」は正しい敬語です。「お嬢様はお手紙をお書きになっていらっしゃる」も、四つの別の敬語をつなげただけで、四重敬語などとは言いません。この文も、多少くどくはありますが、問題のない敬語で、言葉の丁寧な人なら、この程度の敬語は使います。(P.148)
================引用終了

 「言葉の丁寧な人なら、この程度の敬語」は使うそうなので、「過剰敬語」などと言ってはいけないのかもしれません。


「二重敬語」に関して詳しくは下記をご参照ください。
【よくある誤用34──敬語編4 二重敬語】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372
 以下は一部の抜粋(重言)。
●「二重敬語」の定義/許容されている二重敬語
「敬語の指針」p.30から=====引用開始
(2)「二重敬語」とその適否
 一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という。例えば,「お読みになられる」は,「読む」を「お読みになる」と尊敬語にした上で,更に尊敬語の「......れる」を加えたもので,二重敬語である。
 「二重敬語」は,一般に適切ではないとされている。ただし,語によっては,習慣として定着しているものもある。
【習慣として定着している二重敬語の例】
・(尊敬語)お召し上がりになる,お見えになる
・(謙譲語I)お伺いする,お伺いいたす,お伺い申し上げる
================引用終了
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。貴重なご意見は大変参考になりました。二重敬語についてもとてもいい勉強になりました。今回のサイトなら読めました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/07/25 21:31

「お綺麗ですね」


「お忙しそうですね」「お忙しいみたいですね」

は「お」を形容詞の前につけたり「~みたい(そう)」の前に付いているのは自然なのですが、

「お忙しいご様子でした」は、「お」と「ご」が二重敬語で不自然、

「お忙しくていらっしゃるご様子でした」は、「お」「いらっしゃる」「ご」で三重敬語でもっと不自然、

だと思います。
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2014/07/25 21:25

日本人同士の日常会話ではこのような表現は使いません。



「回りくどい言い方をするほど丁寧」だとの解釈が稀に見られますが、日本語としてそのような表現方法は正しいとは必ずしも言えません。

日本人の汚い気質として、皮肉の文化があります。相手を必要以上に丁寧に敬うことによって、本意では蔑んでいることを言外に伝えるのです。この観点から解釈すると、「お忙しくていらっしゃるご様子でした」という回りくどい表現は、「大して忙しくも無いはずなのに汗水垂らして動いていた。仕事の処理能力が低いのだ。」という侮蔑を暗に含んだ表現とも捉えられかねません。

そのような蔑む意図を持たない場合には、「お忙しいご様子でした」という端的な表現を用いるほうがベターです。「ご多忙のようでした」などの表現でも良いです。

貴方の質問文の中に不自然な表現はありません。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2014/07/25 21:24

「お忙しくていらっしゃる」は使ったことがありませんね。


質問文に特に不自然な点はないと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。あまり使い道はないのですね。大変参考になりました。

お礼日時:2014/07/25 21:18

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