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あるサイトでのあるコメント内での文章だったのですが、
「こちらに説明が載っているので一度読まれてください」

この「読まれてください」は敬語表現だと思うのですが、正しいのでしょうか?
何故か違和感を覚えます。でもなぜそう思うのか説明もできません。
これが、「ご一読ください」や「目をお通しください」なら気にかからないのですが。
どなたか分かる方いらっしゃったら教えてください。

A 回答 (8件)

類似の質問を、過去に目にしました。


 結論だけを書くと、「読まれてください」は敬語としてはおすすめできません。
 ただ、その理由をちゃんと説明するのはかなりの難題です。

「読む」→ 「読まれる」「書く」→ 「書かれる」
 とするのはレル敬語などと呼ばれる形です。用途も広くて使いやすいのですが、敬度が低いうえに、いろいろ問題があるようです。
 まず、「受身」「可能」などと誤解されやすいなどの欠点があります。
 ご質問のように「〜ください」と組み合わせにくいのも欠点の気がします。
「読まれていただきたい」(※「いただく」は謙譲語)
「読まれてほしい」
 など、補助動詞との相性が悪いのかもしれません。
「読んでください(敬度が低い)」「お読みください」「お読みになってください」あたりがフツーでしょう。
 詳しくは下記をご参照ください。

【「参加されてください」は正しい日本語ですか?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10005483.html

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No.9

回答者: 1311tobi 回答日時:2017/10/19 22:16
結論から書きます。
「参加なさってください」
「参加してください」
 どちらもフツーの敬語です。
「参加されてください」は間違いと言ってよいでしょう。ただ、その理由を書くのは難問です。
 おそらく、「慣習」とか「そういう言い方はしないから」としか言えません。
「二重敬語だから」というのは何かの勘違いです。もし「参加されてください」が二重敬語なら、「(ご)参加なさってください」も、「ご参加ください」も軒並み二重敬語になります。
 これらは「敬語連結」と呼ばれるもので、「二重敬語」ではありません。
 詳しくは下記をご参照ください。
よくある誤用34──敬語編4 二重敬語  「二重敬語」の定義/許容されている二重敬語…「二重敬語」と間違えられやすい「敬語連結」…「二重敬語」と間違えられやすい「お/ご〜いたす」
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12282001284.html

 詳しくは下記をご参照ください。
【「参加されてください」の是非】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12321043639.html

 さて、まず尊敬語の基本のおさらい。尊敬語の主な「一般形」には下記のものがある。
【敬語の基本資料】敬語の心得/敬語の基本/尊敬語/謙譲語……etc.
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12281119438.html
===========引用開始
●尊敬語  『敬語再入門』P.44〜参照
1)お/ご〜になる(ナル敬語)
2)お/ご〜なさる
3)〜なさる
4)〜(ら)れる(レル敬語)
 ※「お/ご〜される」は現段階では誤用。
 このほか、「〜ください」なども尊敬語(の命令形)。
===========引用終了

 敬度で考えると、下記くらいだろう。詳しくは『敬語再入門』をご確認ください。
  1) = 2) > 3) >>> 4)

 質問は、動詞が「参加する」で、「〜ください」をつけている。
「〜ください」の部分を「〜くださいませ」「〜くださいませんか」「〜くださいますようお願い申し上げます」etc.……にかえれば、ほぼ敬度が上がっていき、まだまだ考えられる。キリがないのでパス。

1)’ご参加になってください
2)’ご参加なさってください
3)’参加なさってください
4)’参加されてください
 このほかに、下記がある。
5)’ご参加ください  
 これは「1)’ご参加になってください」の縮約形と考えるべきものらしい。1)’はややクドいせいか、5)’のほうが一般的に使われる。
 1)’〜5)’はどれもよさそうだが、「4)’参加されてください」とは言わない。理由は……言葉の神様に訊いてください。おのあたりは「慣習」としか言いようがない。
 こういう話になると、「二重敬語だから」と主張する人がいる。もし4)’が「二重敬語」なら1)’〜5)’がすべて「二重敬語」になって、敬語の体系がグチャグチャになる(笑)。

 一般に「レル敬語」はいちばん簡単に使えて、制約も少ないとされる。ただし、敬度が低い。
 敬語の初級者は「レル敬語」を使う傾向があるらしい。個人的にはそれでいいと思う。初級者向けの「レル敬語」を使い、それに慣れたら「ナル敬語」を使えばいい。
 このあたりは「レル敬語」の制約なのかもしれない。
「ご参加されていただきたい」(※「いただく」は謙譲語)
「ご参加されてほしい」
 etc.……全部Xだろう。補助動詞との相性が悪いのかもしれない。これは発見だった。今後の課題にしたい。とりあえずは、「慣習」と言うしかない。

 ちょっと余談。「レル敬語」の欠点のひとつに「受身」と間違えられることがあげられる。
 たとえば「先生が食べられた」と書くと、「先生が猛獣に食べられてしまった」と勘違いされる……などの主張を聞く。「可能にもとれる」という人もいるようだ。
「文脈でわかるだろう」とか言ってはいけない。たしかにそのとおりとも言えるのだから。
「ナル敬語」を使って「お食べになる」と言えば、こういう誤解をされる心配はない。
 さらに敬語が使える人だと「食べる」の「特定形」を使って「召し上がる」と言う。「特定形」が自在に使えれば、もう一歩で上級者だろう。当方はとてもそんなことはできない(泣)。
(略)

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No.12

回答者: 1311tobi 回答日時:2017/10/24 21:47
No.9でコメントした者です。
 別件で調べものをして、4年近く前に、同様のテーマで書いていることを発見しました。
 何も覚えてないってのはちょっとヤバい傾向かも(泣)。
 ちょっと言葉足らずのところがったので、先ほど補足しました。
 趣旨はほぼ同じですが、下記のほうが少し詳しい気がします。ご参考までに。

【~されてください ~なさってください】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2901. …

 以下は一部の抜粋(重言)。

 問題は「~されてください」。「される」の部分を受身と考えるなら、やや特殊な形ではあってもアリだろう。
「噓とわかっても騙されて(やって)ください」
「あえて殴られて(やって)ください」
 ここで考えたいのは、受身ではなく、敬意を表わす「される」と「ください」の組み合わせ。
 感覚的には「~されてください」には強い異和感がある。しかし、これがなぜダメかを論理的に説明するのはけっこうむずかしい。
(略)
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この回答へのお礼

以前の回答も載せていただきありがとうございます。
違和感を覚えたのは自分だけではないみたいですね。受け身などと紛らわしい上に敬度も低いのであれば、やはり避けた方が良い表現なのかもしれないですね。

お礼日時:2021/07/16 02:47

尊敬語としてもっとも敬意の度合いが高いのは、



「お~になる」
という形。
次が、
「お~くださる」
で、
「~れる(~られる)」
の敬度はあまり高いとは言えません。

・お読みください。
・お読みになってください。

など敬意の度合いの高い表現が可能であるのに、わざわざ下位の

・読まれてください。

という表現を使うのは、最大級の尊敬を示す気はないが、とりあえず敬意を示す必要があると話者が考えている可能性があります。
聞き手からすると、それを察知して違和感へとつながる場合も多いかと。

また、ご存知のように、助動詞「れる」は、尊敬の他に受身・可能・自発という用法を持っています。
紛らわしいという意味で違和感が生じることも多いでしょう。

因みに、
・ご覧ください。
・ご覧になってください。
のような表現も可能。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
紛らわしい上に敬意を表す度合いが低いのでは、避けた方が良い表現ですね。

お礼日時:2021/07/16 02:45

受け身表現だからです。


受け身、という感覚を持つのは生命体だけです・
読まれる、のは何、本や書かれた文字。無生物ですね、ありえない表現です、違和感どころではありません。
>「ご一読ください」や「目をお通しください」
受け身表現ではありませんね
おっと、敬語表現のつもりなんですか、見てくれだけでの理解で使ってしまっただけでしょう。
お読みになってくださいで十分、どうしてもなら、お読みなされて・・・、
れる、られるについては文法では、自発、受け身、可能、と説明されるのが圧倒的です
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
無生物だから、その理由は考えつきませんでした。だから違和感を覚えた…のかもしれないですね。

お礼日時:2021/07/15 18:32

発信元が中国か何かなら


よくあることです
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読まれる≒お読みになるなので


文法上は何も問題ありませんが、受け取った側が違和感を持つ時点で
敬語としては避けるべき表現です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
受け取る側にもよる、これも言語の難しいところですね。

お礼日時:2021/07/15 18:29

「お読みください」を「読まれてください」言っても間違いではないし、理解出来ない事はないが、「れる」が尊敬の助動詞だから。

ただ、普通のの使い方ではないだけ。
 れる・られる→受身・尊敬・可能・自発の助動詞。まず、受身の助動詞は他にないので、最優先。可能の場合は「可能動詞」を使う。(可能動詞がない場合は「ことが出来る」とする)尊敬の場合は、別の尊敬表現を使う。
「お読みになる。」「お読みください。」
「自発」の場合が一番難しい。もっとも、現代語では自発表現の対象になる語は限られている。自発らしい語は限定的なもの。
現代語では、「見える」「聞こえる」。あるいは、論文の最後に出てくる、「と思われる」。「泣けた、泣けた、こらえきれずに泣けたっけ」(可能動詞の形を借りた自発表現)
 機会があれば、くわしく、述べてみたい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
れる・られるには多くの意味が含まれるから、できるだけ他の表現を使うように心がけた方が混乱を避けることが出来るのでしょうね。

お礼日時:2021/07/15 18:28

単なる打ち間違いの可能性もあるのだから ゴチャゴチャ 言わない事

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間違いです。



読まれて、と受動態の活用を使う場合の敬語表現は、

先生が本を読まれた。
先生が本を読まれる。

のように、助動詞とセットで言い切ってしまいます。


下さい、とセットで使う場合は、読んで下さい、のように○○して下さい、○○させて下さい、という風に使います。


最近は日本語が乱れて、敬語っぽい表現を使って文法を無視したような言い回しが増えてきたので、非常に残念な事です。文法を無視した敬語は、実は敬意を表現できていないという事に、気づいていない。敬語つかってんだから良いじゃん、みたいな上っ面だけの表現になってしまっている。
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この回答へのお礼

説明ありがとうございます。

‟敬語つかってんだから良いじゃん、みたいな上っ面だけの表現になってしまっている”

そう思ってうわべで敬語を使っている人は少なからずいるでしょうね。自分も気を付けたいところです。

お礼日時:2021/07/15 18:24

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